テレビで、『加齢臭』についての話題が流れていた。
僕は、横でパクパクご飯を食べてる妻に、「僕って『加齢臭』するか?」と、聞いた。
すると妻は、「ううん、せえへんよ。・・どっちかというと、いつも『お線香』の匂いがしてる。・・『線香臭』やね」と、言いよる。
その答えに、素直に喜べぬ僕であった・・。
ナムアミダブツ、合掌
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加齢臭
「朗読活劇」って何?
昨日、お寺の「役員会」が終ってから、車を飛ばして、奈良の薬師寺まで行き、『違いのわかる男』大沢たかお氏の一人芝居?〔朗読活劇:一期一会『義経』〕を見て来た。
(奈良:薬師寺。女性ファンが一杯)
「その〔朗読活劇〕って、一体何だろう?」
行く前から、よく解らなかったのだが、見ていて初めて解った。
このお芝居?は、(大沢たかお氏が)本を「朗読」しながら始まり、途中、突然席を立ち上がって、(自分が本の主人公となり)お芝居を始める。・・また、効果音とて、(津軽三味線の)吉田兄弟が、要所要所で、場を盛り上げるような、三味線や太鼓を鳴り響かせ、また、シンセサイザーの音やライトが舞台を照らしながら、舞の女優さんが、突然現れ、ご本尊の前で(効果的に)踊り狂うのである。
(舞台は本堂の前)
・・そして、又、突然、義経に成り切った大沢たかお氏が、自分に戻り、又「朗読」をはじめ、物語は大団円を迎えるというものだ。
自分で書いていても、うまく説明できない。・・が、とにかく、舞台セット無しの(お寺自体が舞台)、朗読・お芝居なのである。
(『いつか、自分のお寺でもやってみたい!』と思った。無理やろけど・・。いつか『違いのわかる坊主』になるぞ! 〔笑い〕)
野外で(お芝居を)やっている為、(途中、近鉄電車の走る音や、風が吹き木々が軋む音、ムクドリの鳴き声を聞きながら)二時間のお芝居は(途中休憩を挟み)進んだ。・・が、長時間のお芝居で、パイプ椅子だった為、お尻が痛くもなった。
まぁ、こんなんであった・・。
・・面白かったのは、お芝居が終り、出演者が、お客さんに向かって挨拶されるのだが、その時、「薬師寺」の執事長も「平城遷都1300年祭記念」の宣伝とご挨拶をされたのだが、・・その時、大沢たかお氏や、その他の出演者に、薬師寺の〔お守り〕をプレゼントされた。
出演者たちは、皆喜んで、その〔お守り〕をもらっておられたが
・・、その帰り、
本堂前で、その同じ〔お守り〕を、そこのお坊さんたちが、「大沢たかおさんが、貰われた同じ〔お守り〕ですよ~。500円でお授けいたしま~す」と言って、商売をされている。
それを聞き、大沢たかおファンの女性たちは、それは見逃せないグッズだと、皆、押し合って買っている。
僕はそれを見て、「こうでなくちゃいかん!」と思った。
僕は『違いのわかる』この「薬師寺」の商売のうまさに、心から感動したのであった。
坊さんと老人
先ほど、〔特養老人ホームあんり〕の『お話会』へ行って来た。
こちらは、毎月10人ほどの少人数制で、介護が軽度の方を対象に、この会を開いている。
ここは、うちの寺の近くなので、檀家さん宅へのお参りの途中に「ちょっと一杯」の感じで、寄らせてもらってお話に行っている。
ちょっと行くのが遅れても、待っておられるような、おられんような微妙な空気なので、毎回こちらも気楽だ。
さて今日は、『王様と老人』という〔日本の姥捨て山伝説〕の元になった紙芝居とお話をした。
「紙芝居」が始まる前から、ソファーにもたれ、ずうっと眠っておられた一人のご婦人がおられて、途中、なんかの拍子に目を覚まされた。
・・目覚めたら、目の前に〔坊さん〕が居て、「紙芝居」をしていたので、びっくりされたのであろう。 ムクッと起きて、「○×☆■!・・」と、わけのわからん事を演説し始めた。
するとすかさず、後ろのお婆ちゃんが、「あんた、ウルサイ!聞こえへんやないの!・・誰か、このお婆を、どっかへ捨ててきて!」と、叫ばれた。
・・・「お婆ちゃん、ご老人を捨ててくるのは、この紙芝居の中だけの話や・・」と、そのタイムリーな罵声に、一人苦笑しながら、僕は「紙芝居」を読み続けたのであった。
喫茶店を拝むOさん
先ほど、「特養老人ホーム 甍(いらか)」さんに行って来た。
そう、今日は月例〔講話クラブ〕の日なのだ。
僕の車が「甍」の駐車場に入った時、ひとり車椅子のOさん(女性)が、玄関からどこかへ出て行かれる所に、出くわした。
『・・どこへ行かれるのだろうか?』と、じっと見ていると、施設横の〔喫茶店〕に向かっているようで、『コーヒーでも飲みに行かれるのか?』と思って見ていると、突然、まだ閉まっていた喫茶店の玄関前で止まると、『パンッ、パンッ』と手を打ち、ゴニョゴニョと何か、声を出して拝み始められたではないか。
『喫茶店を、神社かお寺か何かと、勘違いされて拝んではるんや』と、僕は車から降りて、Oさんの所へ向かった。
そして、「Oさん、何を拝んではるのですか?」と、後ろから聞くと、驚かれ、こっちを向いて一言。「・・あぁっ、御住職。私、今日も『早く(あの世から)お迎えが来て欲しいのです』と、拝んでおりました」と言われた。
「そうですか。Oさん、今から〔講話クラブ〕が始まりますよ。
取り合えず、一緒に中でお話しませんか?」と言うと、「はい、わかりました」と言われ、玄関まで一緒に向かったのだが、玄関前で、突然Oさんは「御住職、私は、まだやる事がありますので、ここからは別行動でお願いします」と言って、今度は駐車場の方に向かって行ってしまわれた。
ちょっと(迷子になってしまわれないか、車にぶつからないかと)心配になって見ていたら、ぐるっと駐車場を一周されると、こちらに帰って来られた。
「用事は終りましたか?」と聞くと、「はいっ」と良い返事で、今度はご一緒に中に入った。
僕は、受付の介護職員さんに「Oさんの事、わかってはりますよね?」と聞くと、「はい、見てます。これは、Oさんの日課ですから。」と答えが帰って来た。
・・そうなんや、喫茶店を、『礼拝所』として、毎日拝まれるのは、Oさんの日課なんや。・・これは尊重せなあかんなぁ・・と思い(喫茶店の意向は無視するとして、)「今度、喫茶店の玄関前に、『賽銭箱』の設置と、『いい日、旅立ち』と書かれた昔のJRの京都寺院の仏像のポスターでも、貼らしてもらうというのはどうでしょうか?」と、僕は無責任に提案したら、「それも良いですねぇ、頼んでみましょか」と返された。
・・まぁ、それは冗談として、マジで、施設の庭に(外で拝める)何か『お地蔵さん』の石像のようなモノを、持ってこようかと真剣に考えたのであった。
人間ドック
昨日、生れて初めて「人間ドック」なるのに行った。
今まで、町の「町民健診」には行っていたのだが、大病院の〔(脳検査セットを含む)総合健康診断〕は、行ったことがなかったのだ。(僕も歳なので、一遍〔脳ドック〕なるものを受診しておきたかった)
・・朝早くから、病院に入り、専用のパジャマに着替え、待合室で待機しながら、〔体重測定〕・〔血圧〕・〔尿検査〕・〔脳(MRI)検査〕・〔胃の検査〕などを、半日掛けて、じっくり受診した。
町の「健康診断」とは違って、すべてが親切丁寧で、時間を掛けてゆっくり診察してくださるので、こっちもリラックスしながら受けることができた。(そら、高い費用を払っているのだから、当然ではあろうが・・)
一度経験してみたかった、あの『MRI検査』の検査機器のトンネルの中は、とにかくうるさかった。・・剣道の防具のようなモノで頭を固定し、ヘッドホンを付け、寝ながらトンネルの中に入っていくのだが、『ガーッガーッ・・、ビービー、ガシャン、ガシャン』と、機械の動く音とカメラ撮影の音がして、あの中は、明るく騒がしく窮屈で、15分も入っていたら息苦しくなる。又、目をつぶっていて下さいと言われるのも苦痛だった。あぁ、こんな感じなのかと雰囲気は掴めたが・・。
又、苦痛といえば、『胃のレントゲン』検査もしんどかった。
「いつもより、多めに回っております~」と、いう感じで、何度も何度も、戸板がギッコンバッコンして、胃の中のいちご味バリウムが、何度も逆流しかけた。(僕は戸板に乗りながら、サンダーバード2号の出発スタイルである、戸板に乗って、宙返りしながら、2号の操縦席まで、滑り台のように進んでいく「バージル」操縦士のしんどさがちょっとわかったような気がした。・・解る人しかワカラン喩えでした。)
・・話が長くなったが、まぁ、総合的には検査結果、僕は健康らしい。・・が、ただ「血圧」が高い(遺伝的なものらしい)と言われたので、これから、塩分を控えることと、毎日、適度な運動をするようにと注意された。
これから「紙芝居」を作り続ける為にも、健康には気をつけねば・・・。もう、人生後半やもんなぁ・・。
四度めの「ゆおびか」

昨日、大阪市内にある『グループホームゆおびか』さんへ、四度めの訪問をさせて頂いた。
以前にも書いたと思うのだが、こちらには、現在103歳の入居女性の方がいらっしゃって、昨日も、そのお元気なお姿を見せてくださった。・・そのお方、こちらを見て、ニコッと微笑んで下さったので、『あぁ、覚えていて下さっているのだ』と、僕も非常に嬉しかった。
(紙芝居型『飛び出す仏壇』)
昨日は、最初に〔仏壇〕のお話をした。
すると一人のお婆さんが、「私の部屋にもありましゅ~」とおっしゃられ、それを聞いた職員が、すばやく走って、そのお部屋の中から、仏壇前の『おりん』を持って来てくださった。
その素早い対応に乗って、こちらもそれを使い『チン、チン』鳴らして、お参りの雰囲気を味わって頂いた。
やはり、生の音は良い!・・皆さんのお顔が、俄然、厳粛な表情に変わってゆくのだから・・。
(〔食器乾燥機〕が、生活の匂いを出してステキ!)
その後、『道成寺物語』という紙芝居をさせて頂き、「安珍と清姫」の恋愛物語を通して、《愛》についてお話させて頂いた。
もう一度いう・・、《愛》についてお話させて頂いた。・・ご老人のグループホームで・・。(103歳の方も含む。〔笑〕)
・・以前、老人ホームで同じ話をさせて頂いた時、ひとりのお婆ちゃんから、「もう、愛は卒業や~」と言われて、ちょっと怯んだのだが、僕の云わんとする《愛》は、《人間愛》の事なので、おそらく卒業はない思う。おそらく、あちらの世界に行くまで・・。それで、けっこう、あちこちの老人ホームで、この紙芝居をさせて頂いているのだ。
でも、やはり《愛》って、恋愛を想像させてしまうのだろうか?
まぁ、良い。・・そんな愛について、付け足し説明までさせて頂いてたら、30分間のお話時間が、60分もしゃべり続けて、おやつの時間に割り込んでしまった。(すみません。又、しゃべり過ぎました)
でも、皆さん、じっと座って聞いて居て下さり、こちらもホンマ、やり易かったです。 ・・『ゆおびか』のみなさん、それじゃ次回まで、お元気で!
「親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要」と『手のぬくもり』
昨日、富田林市すばるホールにて、浄土真宗本願寺派 大阪教区石川南組(私が所属するお寺の組)が主催する、「親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要」が、盛大に行われた。
晴天にも恵まれ、約460名の門信徒の方々が、ご来場下さり、第一部の「お勤め」、そして第二部の(あの「さて、みなぁさん~」のタレント)浜村純氏による「基調講演」と、千宣(ちせん)社中の皆さんによる『親鸞音頭』の「アトラクション」が行われ、皆さん、法要とお話と歌と踊りで、お腹が一杯になられたような気がする。
僕も『法要』に出勤した為、その時の写真はないのだが、カメラマンの方が、幾枚か撮っていて下さっていたので、又、機会があれば、このブログで発表したいと思う。
さて、この法要、題名の如く、年忌一年前の『お待ち受け法要』なので、本番は来年の『京都:西本願寺』が舞台となる。
・・今からお参りさせて頂くのが、楽しみのような、緊張するような、微妙な気分だ。
まぁ、それはエエとして、最後に個人的に印象に残った話を一つ。
「さて、みなぁさん~」の浜村純氏の、元気一杯のお話が終わり、最後に感謝の気持ちとして、一人のお寺の坊守さん(奥様)が、浜村さんに〔花束〕の贈呈をされた。
その時、浜村さんは、お礼に坊守さんに、握手をされたのだが、僕はその時、『浜村さんの手は、冷たいのか、あったかいのか?』が気になって、帰り直接、坊守さんに聞いてみたら、「どちらかと言うと、冷たかった・・」そうだ。
あのご高齢(失礼!)で、あんな勢いでしゃべり続けて、一体体温はどうなっているのかが、気になったのでお聞きしたのだが、「案外、冷たい手なんだ」と、確認できた。
「それが、どうした!」と言われれば、返す言葉はないのだが、
そんな事が、常に気になる男なのです、・・僕は。
そのついでに、坊守さんに「よく漫画である、スターと握手した子供が、『やったー!私、絶対この手を一生、洗わないわ!』という気持ちにはなりませんでしたか?」と聞いたら、「なりませんでした」と、あっさり言われたので、『そら、そうやろ』と、自分自身、なんとしょうもないことを尋ねてしもうたんやと、ちょっと後悔した。
『大法要』の準備と後始末のしんどさよりも、浜村純氏の手のぬくもりの方が、気になる僕って、やっぱり変な坊主なのかもしれんと、改めて思った、昨日の『お待ち受け法要』でした。 合掌
今日の失敗
「おはようございま~す。カンネン寺でーす。お参りさせて頂きま~す。」
と、今日、ご門徒さん宅に入って行くと、家の中から、奥さんが驚いたようなお顔で・・、
「院主さん、今日は〔お参りの日〕と違いますよ~。」
「えぇっ」と僕。
「・・そうでした。今日はお隣のお家の〔お参り〕でした。・・すみません、間違えましたー。」
そう、今日はお昼前に〔お葬式〕がひとつ入った為、その準備の事ばかり考えて、肝心の今日の〔月参り〕の御宅を間違えてしまったのだ。
「いかん、いかん。しっかりせな・・」と、ブツブツ一人ごとを言って家を出る僕に、そこの家の室内犬〔チワワ〕だけが、後ろから「キャン、キャン、キャキャン!(訳:しっかりせんかい!ホンマ大丈夫かいな?さっさと行けよ!)」と、しかりつけてくださったワン。
セルフ接待
「こんにちは~、カンネン寺ですー。お参りさせて頂きま~す。」
と、今日、ご門徒さん宅に入って行くと、裏庭から奥さんの声が・・。
「院主さ~ん。今、ナスビの出荷の仕分けで、手が離せませんねん。・・用意してありますから、仏さん、拝んどって下さいなぁ~。頼みますわー。」
「はーい」と僕。
さっさと家の中に上がり、ご仏壇前まで行くと、座布団の横に『お布施』の袋とともに、お盆に載った〔インスタントコーヒーの瓶〕・〔コーヒーカップ〕・〔ポット〕・〔スジャータ〕・〔スプーン〕・〔プチケーキ三つ〕が置いてある。(砂糖は無かった)
『これは、「読経が済んだら〔セルフ〕で作って飲んで頂戴よ。」ということやな』と、その通りさせて頂いた。
そう、農家の忙しい時期は、ご一緒にお参りされる事など、まず少ないのです。・・そんなもんだ。
読経後、ポットからお湯を注いで、ひとりコーヒーを作る僕の姿を、横で猫だけがじっと見ていた。
西本願寺(日曜講演会)への出前
(西本願寺:総会所)
おとといの日曜、京都:西本願寺へ、「お寺の出前」が、「お寺へ出前」に、行って来た。
・・ぶっちゃけて言うと、昨年の春も、こちらの本願寺様の〔日曜講演会〕に呼んで頂いた。
その時、このような(本山にお招き頂けるような)機会は、(僕のような変わり者には・・)生涯、二度と無いだろうと、悔いの無いようしゃべりまくって来たのだが、どういう訳か、又、お呼びいただけるという幸運が舞い込んだのだ。
・・が、しかし、今回も『二度ある事は、三度ある』などと、甘く考えず、聴聞者の方が、僕の〔しゃべるスピード〕と、〔内容の複雑怪奇さ〕に、ついて来れようが来れまいが、『完全燃焼!フルスロットル!』で、「紙芝居」を四本挿入し、約一時間の講演時間を、しゃべりまくった。(どうせ僕は、早口の関西人じゃい!)
聞かれた御門徒の皆様は、目を丸くされたか、もしくは、耳を3D化?されたかもしれないが、僕は予定していた内容は、みんなしゃべれたので、自己満足はできた。(なんという我儘勝手な坊主やろ〔笑〕)
よっしゃー、これでエエ!・・今日のところは、このへんにしといたる!(へな、へな、へな~、全身の力が抜けた音)
(お婆ちゃん、写真撮るからちょっとどいてぇな・・)

