住職のつぼやき[管理用]

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四度めの「ゆおびか」

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 昨日、大阪市内にある『グループホームゆおびか』さんへ、四度めの訪問をさせて頂いた。
 以前にも書いたと思うのだが、こちらには、現在103歳の入居女性の方がいらっしゃって、昨日も、そのお元気なお姿を見せてくださった。・・そのお方、こちらを見て、ニコッと微笑んで下さったので、『あぁ、覚えていて下さっているのだ』と、僕も非常に嬉しかった。
ファイル 509-2.jpg(紙芝居型『飛び出す仏壇』)
 昨日は、最初に〔仏壇〕のお話をした。
 すると一人のお婆さんが、「私の部屋にもありましゅ~」とおっしゃられ、それを聞いた職員が、すばやく走って、そのお部屋の中から、仏壇前の『おりん』を持って来てくださった。
 その素早い対応に乗って、こちらもそれを使い『チン、チン』鳴らして、お参りの雰囲気を味わって頂いた。
 やはり、生の音は良い!・・皆さんのお顔が、俄然、厳粛な表情に変わってゆくのだから・・。
ファイル 509-3.jpg
(〔食器乾燥機〕が、生活の匂いを出してステキ!)
 その後、『道成寺物語』という紙芝居をさせて頂き、「安珍と清姫」の恋愛物語を通して、《愛》についてお話させて頂いた。
 もう一度いう・・、《愛》についてお話させて頂いた。・・ご老人のグループホームで・・。(103歳の方も含む。〔笑〕)
 ・・以前、老人ホームで同じ話をさせて頂いた時、ひとりのお婆ちゃんから、「もう、愛は卒業や~」と言われて、ちょっと怯んだのだが、僕の云わんとする《愛》は、《人間愛》の事なので、おそらく卒業はない思う。おそらく、あちらの世界に行くまで・・。それで、けっこう、あちこちの老人ホームで、この紙芝居をさせて頂いているのだ。
 でも、やはり《愛》って、恋愛を想像させてしまうのだろうか?
 まぁ、良い。・・そんな愛について、付け足し説明までさせて頂いてたら、30分間のお話時間が、60分もしゃべり続けて、おやつの時間に割り込んでしまった。(すみません。又、しゃべり過ぎました)
 でも、皆さん、じっと座って聞いて居て下さり、こちらもホンマ、やり易かったです。 ・・『ゆおびか』のみなさん、それじゃ次回まで、お元気で!

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