
「さぁて、そろそろこの村でのわしらの仕事は終わりのようじゃのう。‥結局、幸福というのは手にすると、わしらの仕事は無くなるものじゃからなぁ‥。これでええのじゃ。」と布袋和尚はつぶやいた。
「さぁ、次はどこへ行って、何をしようかのう?」と布袋様が言うと、
毘沙門天が、「そうじゃ、弁財天の夫の龍神様が、大きな宝船を作ったらしいぞ!‥それに皆で乗って、旅するのはどうかのう。」と言った。
「それが良い!それが良い!まだまだこの世界には貧しい国や難儀な事が多い国が多いらしいからのう‥。よし、皆で出航じゃ!」
と言う事に決まり、七人の福の神は次なる国へと旅立ったという事です。めでたし、めでたし。おしまい
[あとがき]
*この『七人の福の神』の話は、黒沢明監督の『七人の侍』を観ていて思いついたものです。。
僕はこの映画が大好きなのです。
この紙芝居を作るにあたってはもう一度見直しました。が、七福神の話にするのはやはり無理があったなと思います。でも好きなんです、リメイクもどきにしたかったんです。この映画のストーリー。悩み苦しむ百姓たちに武士のような正しさと優しさを持つ神さま達が手を貸す。・・志村喬さんは心優しい布袋和尚役のリーダーに、三船敏郎さんは毘沙門天役にしたくてたまりませんでした。
‥ところで以前から、七福神の話は紙芝居にしようと思っていたのですが、ストーリーをどうするかまで思いつきませんでした。
今、このブログを読み直しても、やはり、おかしな七福神紹介話になっている。‥恥ずかしい次第です。このお話、僕の乏しい頭ではこのへんが限界です。(笑)
最後に、宝船に乗った七福神はラストに『中近東ホルムズ海峡に向かいましたとさ』で終わろうとしましたが、生々しいのでやめました。









