住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居『袋中上人と沖縄民謡エイサー』(その4)

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こうして、袋中(たいちゅう)上人は説明されたニャー。
「‥たとえば、苦しい事や悲しい事が起こった時、ナムアミダブツと念仏を称えると、阿弥陀(アミダ)仏という仏様が助けに来て下さるのです。
すべて、阿弥陀仏にお任せするのです。
ご先祖様も私たちもすべて助けて下さいます。
その為の修行などは何一つ入りません。
‥その有り難い阿弥陀仏に我々は感謝して、喜びや悲しみもすべて身体全体で表現して、仏様やご先祖様の為に、踊る事が良い事だと私は思っております。
‥このように・・、」と言って、袋中上人は王様達の前で、ご自分の故郷で行なっていた[(ジャンガラという)念仏踊り]を太鼓を出され叩き、舞い始めたのだニャー。
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その念仏踊りを見られ、日頃から悩みの多かった王様は救われたような気がされたんだニャー。
そしていつの間にか、ご自分も踊っておられた。
やがて、それを見られた妻や家来たちも、踊りに参加されたんだニャー。
本当にみんな楽しそうだった。
もちろん、僕も踊ったニャー。
その時。誰かが『みんな集まれ!』という意味の掛け声『エイサー!』と声を掛けたり、『よいしょ!』や『それっ!』というお囃子の意味の『イヤーサーサー!』と声を上げたりして、大変盛り上がった。
これが後の『沖縄民謡エイサー』になっていくのだニャー!‥知らんけどニャー。いや、そういう説が多いのだニャー。
そして、王様は袋中上人の心の弟子になられ、和尚人の為に[桂林(けいりん)寺]というお寺を建てられたんだニャー。つづく

紙芝居『袋中上人と沖縄民謡エイサー』(その3)

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「おい、クロ。寝てばかりじゃダメだぞ。もう陸地に着いたぞ!」
「ハァ〜イ、えっ⁈もう明国に着いたのですか?」
「そんな顔するなよ。違うよ。ここは琉球国(沖縄)だよ。・・残念ながら、明国には入れなかったんだよ。」
「えっ⁈どうして?」
「それはね、かつて我国は、豊臣秀吉公が朝鮮・明国と戦争をした為に、彼の国は怖がってまだ我が国の船を明の港に入れてくれなかったんだよ。・・本当に残念だよ。」
「じゃあ、これからどうするニャ?諦めて我が国に帰るかニャ‥。」
「うーん、どうしようかと迷っているんだ?‥だが、これも考えてみれば、仏様のお導きかもしれない。一つ琉球国で仏様の教えを説いてみようかなと?‥今そう思っているんだ。」
こうして、袋中さまはご縁を頼り琉球国の王さま(尚寧王(しょうねいおう)に拝謁する事が出来たんだよ。
そして、琉球国の王様の居られる首里城に案内されたのさぁ。ゴロニャーゴ。凄いニャ!
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王様は言われたニャー。
「袋中上人とやら、我はこの国の王.[尚寧]じゃ。よく、広大な海を越えて参った。
明国に行けなかったのは残念じゃが、どうじゃ、わしに仏教という教えをわかりやすく教えてくれぬか?‥そもそも、仏教とはどのような教えなのじゃ。この国でも役に立つのか?‥和尚の知る、仏教を教えてくれんか。」
「‥はい、わかりました王様。私が学んだ『念仏』という仏様の教えをお話し致しましょう。」つづくにゃ。

紙芝居『袋中上人と沖縄民謡エイサー』(その2)

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あ〜又、袋中さまのブツブツ一人事が始まったにゃ。
「あ〜ぁ、やっぱり(中国の)明(みん)に直接行って見なけりゃ詳しい仏教の教えはわからない・・。行ってみたいな〜、明の国へ!・・よし、もう我慢できない。お寺の仲間には内緒でこっそり出かけよう!クロ、お前も行くかい?」
「かってん、承知ニャー!』
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・・という訳で、袋中さまと一番弟子の黒ネコの僕は、お寺の仲間達には内緒で、南国行きの貿易船に乗せてもらい『明国』に向かって出発した。
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ところで、どうしてネコの僕も船に乗る事が出来たのかって?それは、船には食べ物を食い荒らすネズミたちがよく居たからさ。
僕はそんなネズミを見つけて退治する仕事があったので、船乗りたちには昔から大事にされてきたのさ。
僕は船の守り神だね。
袋中さまも、さぞや鼻が高かったろう。オッホン!
つづく

紙芝居『袋中上人と沖縄民謡エイサー』(その1)

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ニャ〜オ!皆さん、こんにちは。
僕は招き猫のクロと言いますニャー。
僕の飼い主は[袋中(たいちゅう)上人]という偉いお坊さまだニャー。
このお坊さまは戦国時代の終わり頃に、東北地方の福島で生まれたんだニャー。
袋中さまは幼い頃、おじさんのお寺でお坊さまになって一生懸命に仏教の勉強をされたんだ。
そしてやがて不思議なご縁で琉球国(今の沖縄県)に渡り、そこの王様と出会い、仏教の『踊り念仏』を教えられる事になったんだ。
やがてそれが沖縄民謡[エイサー]踊りのルーツになってゆくのだニャー。
それではその袋中上人と沖縄王国とのお話の始まりはじまりだニャー。つづく

『袋中(たいちゅう)上人』の紙芝居が完成しました

『袋中上人と沖縄民謡エイサー』の紙芝居がようやく完成しました。
二ヶ月程掛かったかな?!
実際に沖縄にも行き、民謡エイサー踊りも見学し、エイサーCDも買い、黒招き猫の右手の上がった人形も京都の稲荷大社参道に探しに行き買いました。(お金と時間が掛かった!エイサーCDと黒猫のタンゴを唄いながら描きました。(笑))
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これは、江戸時代初期の物語です。
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東北の僧侶「袋中上人」が、沖縄に渡りそこで、念仏の教えと踊りを伝授して、それが沖縄民謡に変わっていったお話です。
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(実際に買った招き猫)
黒い招き猫も大事な役回りで登場します。
もうすぐ、アップします。よろしくお願いします。

『出雲の阿国』のお芝居を観てきました

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以前、『歌舞伎のはじまり』という紙芝居を作ったが、実際の阿国の踊りをどうしても見たいと思っていた。
そんな時、京都劇場で『前進座』が阿国歌舞伎のお芝居を公演されるというチラシをもらい、この機会を逃してなるものか!と思い切って観て来ました。
良い席で観れました!
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恋人[名古屋山三]が、出てくる場面はカットされていたのは残念であったが、有吉佐和子さんの原作はほぼ使われていたので楽しく拝見させていただきました。
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阿国の踊りも、想像通りで面白かったです。

明けましておめでとうございます

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(観念寺本堂 阿弥陀如来像)
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。合掌

沖縄旅行

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沖縄に行って来ました。
琉球王国の歴史や沖縄民謡(エイサー)の取材も兼ねてです。
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沖縄民謡のエイサーのルーツは、本土のお坊さん(袋中上人)が持ち込んだ[踊り念仏(先祖供養の為)]が始まりだそうです。
お念仏は、ここにも関係があるのですね。
激しくて、どこか悲しい踊りでした。
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‥勉強させてもらいました。
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沖縄のお墓はとにかく大きい!
お墓は女性の子宮を意味するものだそうです。
ここから生まれ、ここに還るのだそうです。
‥そういう意味があったのですね。
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(紙芝居『袋中上人と沖縄民謡エイサー』未完成)

商人から僧侶へ‥、そして紙芝居師も兼ねて

僕は、小売酒屋の三代目に生まれた。
大学は、仏教の学校であったが、卒業後は後を継いで商人になった。
が、ご縁あって僧侶になり、そしてお寺の住職になった。
その後、仏教法話の一つの方法として、紙芝居を作り出し、気がつけば、お寺やご縁ある場所で演じる紙芝居師になっていた。
紙芝居を演じた場所は、老人施設、震災仮設住宅、ホスピス、病院。看護師研修会、新入社員研修会。子供施設、お寺、キリスト教会、葬儀場、演芸場、保育所。小、中、高等学校、学者塾、地域老人会、地域婦人会、あいりん地区、商店街の店先、動物愛護団体‥エトセトラetc。
どの場所もボンさんの法衣で演じ、受けた場所もあるが、罵声を喰らった場所もある。
作った紙芝居も、仏教の話からキリスト教の話、神道の話。日本昔話から西洋の話まで、面白い話から悲しい話まで、236本(令和6年の段階で)。
‥これも、ご縁。いや御法縁。ボンさんらしくないと言われようが‥悔いはない。いや、紙芝居師をさせて頂いている時は楽しくてたまらん‥です。
これからも、ご縁をもらえれば、時間の許す限り出前させて頂きます。これからも紙芝居法話をよろしくお願い致します。合掌

紙芝居『歌舞伎のはじまり』(その5 最終回)

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阿国から始まった芸風は、庶民文化の中で、街中の[チンドン屋さん]へとも、変わっていったのです。
‥楽しく賑やかになり、現代に至っています。
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今、日本を代表する文化となった歌舞伎。
それは、今から400年前の阿国という一人の女性から始まりました。
彼女の喜びや悲しみの踊り舞いが、やがて今日の日本伝統文化[かぶく]=歌舞伎という派手な衣装を身につけたお芝居となり、人間国宝を生み出すようになったのでした。 おしまい
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(前進座お芝居『出雲の阿国』より)

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