住職のつぼやき[管理用]

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第5回:仏教婦人交流会は「写経会」

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 昨日の「仏教婦人交流会」は、『お正信偈』の写経会を行った。
 「写経会をやって欲しい」という声は、前々からあった。
 ・・が、お寺の椅子にあった長机が無くて、今まで実現できなかった。
 それがようやく揃える事ができて、実現となったのだ。
 今回の写経会は、皆が真剣に、そして静かに実践することができた。
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 そして最後は座談会をしながら、「これを一回きりとは言わず、何度か連続でやってほしい」と声が皆から上がり、いよいよ、本格的に「交流会」が軌道に乗り始めたのであった。

紙芝居:「でんでんむしのかなしみ」(後編)

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こうして、お友達を順々に尋ねていきましたが、どの友達も同じ事を言うのでした。
 それで・・、
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 とうとう、はじめのでんでんむしは気がつきました。
 「悲しみは誰でも持っているのだ。
 私ばかりではないのだ。
 私は私の悲しみを堪えて生かなきゃならない。」
 そう思ったのでした。
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 そして、このでんでんむしは、もう嘆くのをやめたのでありました。
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 おしまい。

(余計なあとがき)
 でんでんむしの絵を(デフォルメして)描くのは難しい。(どうしても昔のテレビの『ウルトラQ』のナメゴンのイメージが強くて・・、でも結果的にナメゴンになってしまったが。〔笑〕)
 ・・それで、僕はブックオフに行って、『ちいさないきもの くらしと飼いかた』という子供向きの図鑑を買って来て、〔でんでんむし〕をそこから写して描いた。・・が、結果的にナメゴンから離れることは出来なかったが。
 実はお参りの途中、本物のでんでん虫を見つけた。しかし、お参りの途中なので、摑まえて持って行く訳にはいかず、帰ってきたらもういなくて、(案外すばしっこい生き物なのかもしれん・・)結局は図鑑からの写生になってしまった。
・・以上が、余計なあとがき(その1)である。
(その2) はじめは、でんでんむしの殻の中の悲しみの絵を、ものすごく具体的に描いていた。(たとえば、仲間どおしの喧嘩とか、仲間の死。又は敵に襲われてる場面とか・・)
 でも妻に、「人によって思い出の中の〔悲しみ色と形〕は違うものであり、喧嘩や恐怖を〔悲しみ〕と捉えない人もいるのではないか?」と言われて、全面描き直した。・・それでこのような色と形の表現になった。
(その3)この話は、仏教説話「子供を亡くしたゴータミー(https://o-demae.net/blog/archives/500.html)」の話に大変よく似ている。おそらく、作者『新美南吉』師のベースに「ゴータミー」の話が頭にあったに違いない。(でないと、20代でこのような話は書けんやろう・・と思うのだ。もちろん南吉師のおいたちは壮絶だが。)
 でも、そんなことはどうでも良い。
 妻にも言われたが、「ゴータミーの話」よりも、「でんでん虫の話」の方が、よりシンプルで普遍性を持つお話となっている。(子供には遥かに解り易い!)
 〔美智子皇后〕が、子供の頃にこのお話をお聞きになって、「深く心に残っているお話」と絶賛されたこの物語。
 『仏教』という一つ教えを越えたこの名作!
 悲しみの共感こそ、今の子供たちに伝えねばならないメッセージがある・・ような気がしてならない。
 だから、僕は今年この作品を持って、子供たちの集まるあちこちの場に行き、お話したいと思っている。 

紙芝居:「でんでんむしのかなしみ」(中編)

 余談ながら、昨日の夕方、早速この出来立てホヤホヤの紙芝居を持って、特養老人ホーム「白寿苑」で初上演してきた。
 すでに、(法話会が終ったらすぐ眠れる体勢の)パジャマ姿で観劇して下さっていた、何人かのお婆ちゃん方から「なんで、でんでん虫の殻に悲しみが仰山詰まっているのか?訳がわからんわ」と言われてしまった。
 僕は「これは〔おとぎ話〕でんがな。ファンタジーなんでっせ。」と説明したが、ファンタジーという言葉の意味から説明せなあかんような状況になったので、適当にちゃっちゃと終らせた。・・・一生懸命に作ったのに落ち込むわ。やっぱりこれは、子供向きの作品かなぁ~。まぁええわ・・それでは続きをどうぞ。
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 すると、そのお友達は「あなたばかりではありません。
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 私の背中にも悲しみは一杯です。」と言いました。
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 「それじゃ、しかたがない」と思って、はじめのでんでんむしは、別のお友達のところへ行く事にしました。
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 そして、「私の背中は悲しみで一杯です」と言いました。
 すると、そのお友達も言いました。
 「あなたばかりではありません。私の背中にも悲しみは一杯です。」と。
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 そこで、はじめのでんでんむしは、又別のお友達の所へ行くことにしました。 つづく

紙芝居:「でんでんむしのかなしみ」(前編)

 以前、この紙芝居についての『つぼやき』は二つ書いた。
 その一つは(https://o-demae.net/blog/archives/928.html)、
 もう一つは(https://o-demae.net/blog/archives/930.html)である。
 だから、改めてこの紙芝居についての僕からのメッセージは書かないことにする。(興味のある方は上を開いて読んでください。・・ただし、一つ目にはあらすじを書いているので、最初に読まない方が良いかもしれない。・・あっ、遅かったかな!・・まぁええか)
 それでは、はじまり、はじまり~
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 あるところに、一匹の『でんでんむし』がありました。
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 或る日、そのでんでんむしは、大変な事に気が付きました。
 「私は今までうっかりしていたけれど・・、
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 私の背中の殻(カラ)の中には、〔悲しみ〕が一杯つまっているではないか。
 この悲しみは、どうしたら良いのだろうか?」と。
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 それで、そのでんでんむしは、お友達のでんでんむしの所へ行って、
 「・・私はもう生きていられません」と言いました。
 するとそのお友達は、
 「えっ、何ですか?」と聞きました。
 「あの~、私は何という不幸せものなんでしょう。私の背中の殻の中には〔悲しみ・哀しみ〕が一杯つまっているんです」と、はじめのでんでんむしが話しました。
 するとそのお友達は・・・、 つづく
 

今年の「新屋英子一座」演劇公演

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 先ほど『クエール企画』のIさんが、(写真の)「ちらし」を持ってお寺に来て下さった。
 これは、今年の五月にお寺に来て下さった「新屋英子」さんの新しい〔演劇公演〕宣伝用のちらしである。
 毎年恒例になっている作・演出/鶉野昭彦師、女優「新屋英子」さんと一般オーディションから選ばれたアマチュアキャストで贈る、一日限りの夢のお芝居である。
 お話を聞くところによると、今年は『鶉野版:眠れる森の美女』というお話らしく、あの有名な物語の続き・・らしい。(さて、どんなお話なのか興味津々だ。・・グリムもびっくり!シェークスピアさえも真っ青になるようなお話らしい。・・どんな話やねん!)
 日時は8月5日という事で、(お昼からの新盆参りが入らなければ)是非、行かせて頂こうと思っている。
 何やら、有名な仏教説話もどきのようなお話も盛り込まれているという事で、これも今から楽しみである。(何でも有りやねんなぁ・・)

 日時:8月5日(日)開演14:00より(全席自由席)
 場所:富田林市桜ケ丘町2-8 すばるホール 2階ホール
 チケット:一般2000円 中学生以下1500円 絶賛発売中・・らしい、お急ぎを!

三谷版:チェーホフの「桜の園」を見て来ました

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 昨日、森之宮ピロティホールで「三谷版 桜の園」(出演:浅丘ルリ子、他)の演劇を見て来た。
 なぜ、喜劇作家:三谷幸喜が「チェーホフ」の作品を演出したのか・・。
 僕は知らなかった・・・、この物語は喜劇やったんや。
 僕はずっと「桜の園」は悲劇の戯曲だと思っていた。(以前、テレビの劇場中継で見たのだ・・、しかし暗く悲しい話であったような記憶があって・・)
 しかし、改めて文庫本から読んでみると、ちゃんとチェーホフは「『桜の園』は喜劇(コメデイ)の戯曲である。」と書いているのだ。
 もっと調べてみると、さらにチェーホフの人生は風変わりであった。
 医学大学を出ながら、演劇作家になり、短編喜劇などを多数書きながら、やがて本格的な文学作品も描き、44才の若さで病で亡くなっている。人生そのものが滑稽やん。
 ・・そうか、だから、三谷幸喜はチェーホフに目をつけたのか。

 こんな、あらすじだ・・。
 20世紀初頭の南ロシアの5月。
 美しく咲いた『桜の園』のある豪邸に、(5年ぶりに)主人公の女当主〔ラネーフスカヤ〕夫人が、フランスから帰って来る。
 思い出に浸る彼女を喜び迎える(一癖ある)屋敷の人々。
 しかし、広大な領地はすでに抵当に入り、まもなく競売に掛けられようとしていた。
 が、財産が底をついているのに、尚浪費を止めることができない女主人。そして彼女を取り巻く滑稽な人々たち。
 落ちぶれてゆく人の悲劇を描きながらも、見ようによったら、それは(愛すべき人間)喜劇。
 「悲劇というものは、(第三者の目線から見れば)それはひょっとすると喜劇なのかもしれない。・・そんなことを(改めて)チェーホフは言いたかったのか?、いや三谷幸喜は言いたかったのか?」と、考えさせられてしまった。 
 そんな作品であった。
 悲劇を大笑いして見ている観客を、(笑えない)僕は冷たい目で眺めていたのだが、その方がよっぽど悲劇かもしれん・・と思った。いや、それは喜劇か?
 
 
 
 
 

「セルモ学習塾」からの出前依頼

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 今日、奈良市より「セルモ学習塾」の塾長さんが、お寺に来られた。
 目的は、今月末に行う「セルモの夏のイベント」の打ち合わせの為である。
 今までいろんな所へ「出前」に行ったが、学習塾は初めてである。
 小学生向けと中学生向けの二回に分けて、「紙芝居」をして欲しいと頼まれた。
 僕も最初は「お受けしようか、しまいか」、少し悩んだのだが、最近、子供たちを中心とした様々な事件や事故が多いと感じていたので、(僕自身の子供たちの心を理解する一つのきっかけにならないかと)思い切ってお受けすることにした。
 さて、僕の紙芝居が「学習塾」でお役に立つかどうかは解らないが、僕自身の勉強のためにも、一度で出前させて頂く。
 その結果は、又このブログで発表させて頂きたいと思う。

勝光寺さまの「定例法座」in2012

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 今、大阪市東住吉区にある「勝光寺」様の〔定例法座〕から帰って来た。
 こちらのお寺様とのご縁は深く、今年で、こちらでの「紙芝居法話」も九回目となった。
 毎年、違うネタの紙芝居をさせて頂いているが、マンネリにならないかだけ、気を使っている。
 それで、今年は「妙好人」の紙芝居を二本させて頂いた。
 こちらの御住職も、ご門徒さんも知識が豊富(インテリの人が多いの)で、どんな話をさせて頂いても、みんな知っておられる話ばかりだ。
 それで、ある意味やりにくく、又ある意味やり易くもある。(毎回、一発勝負だ!)
 だから、本に書いてあることを言わず、僕は僕の感じた想いを語るようにしている。・・その方がうまく通じるのだ。
 こちらの御住職がよく次のように言われる。「人間は感情の動物である。だから、話す方も感情をむき出して喋らなければダメだ。・・でないと、法話など伝わらない。」
 僕もそう思う。
 で、今日も僕が思った事を思ったまま、仏法と照らし合わせてお話してきた。 
 だから、良くも悪くも、なぜかすっきりして帰って来られる。 
 ありがたいことだ。西先生、いつもほんまに有難うございます。合掌
 

滋賀県「泉慶寺(せんきょうじ)」住職夫妻の来院

 昨日の夕方、滋賀県高島市今津町から「泉慶寺」住職夫妻が、来院された。(アポなしやったからびっくりしたわ。・・たいていダラしない僕は、檀家さん宅のお参りや出前から帰って来たら、すててこ一丁とシャツ一枚で寺の中をうろついているのたが(笑い)、うまい事この日は短パンとTシャツを着ていたので助かった。・・でもこの服装も考えてみたら失礼やったなぁ。すんません・・合掌。)
 さて、こちらの御住職さん夫妻は、今日、大阪市内で何か別件の用事があったそうで、そのついでに寄って下さったということだ。
 なぜ、寄ってくださったかというと、こちらのお寺さんも「紙芝居」を(婦人会を中心に)上演されているそうで、「ご縁のある〔同朋観光〕さんから、僕の噂を聞いてやって来ました。」と言われた。(D・B:ゆうすけさん、いつも有難う。・・でもどんな噂やねん?〔笑〕)
 さてさて、こちらのお寺で上演している紙芝居の演目は「おはつ紙芝居」といって、こちらのお寺にお墓がある〔おはつ〕さんという女性を主役にした物語なのだそうだ。
 住職さんにお話を伺っていると、ぼくの紙芝居装置よりも遥かに手の込んだものみたいだ。(音響装置もあり、又配役も多人数で演じられるらしい。・・ううっ凄いなぁ。・・でも、多人数は多人数の大変さがあるやろし、それはやった者しか解らんのやろなぁ・・。)
 で、そんな紙芝居製作や上演などの話に花が咲き、楽しい一時を過すことが出来た。ありがとうございます。
 そして、今回(うちの寺の偵察?を兼ねた〔笑〕)住職夫妻のご来院のもう一つの目的が、今年の秋に計画されているという、こちらのお寺の婦人会の皆さんの、うちの寺での(研修旅行としての)日取りの打ち合わせもあった。(まだ未定だが。)
 ・・もちろんその研修ツアーの目的は、僕の紙芝居見学もあるのだろうが、話の勢いから「おはつ紙芝居」も、うちで上演してくださるということになった。(まだ正式には決まっていないので、婦人部と相談した上でという事だ。)
 「おもろいやんけ。・・それって紙芝居バトル?・・おうおう、受けて立ちましょう。まぁ、僕の方が負けるに決まってるけど。良い刺激になりそう・・。」
 まあ、バトルと言わずに、お互い刺激し合って、技術を深めればと思います。実現できたらええなぁ・・。合掌
 

富田林市:嬉(うれし)町「ふれあい祭」への出前

ファイル 935-1.jpg(嬉地区老人集会所)
 最初に、地区の会長さんからお電話いただいた時・・、 
「私たちは〔嬉(うれし)〕です。・・あの嬉です。・・、富田林市嬉町に住んでます。」と、言われて初めてその町の名前を知った。(「何がそんなに嬉しいのかな?」とマジで思ったで。〔笑〕)
 隣町でも、まだ知らない〔町名〕があるのだ。(それにしても、楽しそうな町名だ。一発で覚えた。・・町名の由来は、昔、和歌山からこちらに来られた、一人のお姫様の名前から付いたとの事だ。・・こんど調べてみよう。)
 今日、その町の〔ふれあい祭〕という、(福祉委員さんが主催する)お年寄りと子供たちの交流会に呼んで頂いて「紙芝居講話」をして来た。
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 なんせ、子供たちは元気一杯だ。
 男の子も女の子も汗だくで、会場内を大きな声を出し走り回っていた。(でも、ちゃんとお年寄りの前では、静かに行動していたので、エライと思った)
 始まる前、「さて、おっちゃんの仕事は何でしょうか?」といったら、「紙芝居屋さんっ!」と子どもたちに言われ、ちょっと嬉しく、又ちょっと悲しくもなった。(僧侶の衣を着てても、そう言われたから・・。)
 もう、紙芝居イベントを副業にしようかなぁ・・。ああっ、もうなってるか。(笑)

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