今からおよそ、200年ほど前の江戸時代のお話。
日本一優れた[望遠鏡]を作り、日本初の天体観望(かんぼう)会を開いた一人が、今からお話します、大阪は泉州(今の貝塚市)出身の岩橋善兵衛(いわはし・ぜんべえ)です。
彼はメガネ職人からスタートし、独自の研究でやがて科学技術者の一人となりました。
それでは、たぐいまれな科学技術者、岩橋善兵衛さんの生涯を紙芝居で見ていきましょう。はじまり、はじまりー。
善兵衛さんは海沿いの町、貝塚脇浜新町で生まれました。
実家は魚屋で、次男坊に生まれた善兵衛さんは、長男が親の後を継ぐため、自分はもう一つの副業である(メガネレンズ)磨きの仕事をしておりました。
そう、江戸時代にすでにメガネはあったのです。
そしてこの頃、大阪でもガラス細工を加工する仕事が盛んだったそうです。
善兵衛さんは、小さい頃から手先が器用で、この仕事が得意でした。
一日の仕事が終われば、善兵衛さんは外に出て、夜空を毎日眺めていました。
善兵衛さんは星を見るのが大好きだったのです。
「ああ、このメガネガラスを重ねたら、星が大きく見えるなぁ!今夜は月が綺麗が良く見えるぞ。・・でも、本当に月にはウサギがいるのかなぁ。・・月に行く事は出来ないけれど、このガラスを重ね工夫すれば、月の表面は見えるかもしれないぞ!」と、善兵衛さんは妄想にふけながら夜空を眺めておりました。つづく
(岩橋善兵衛像・貝塚市[善兵衛ランド]より)
[管理用]
記事一覧
※画像をクリックすると拡大されます。
紙芝居:『星に願いを~岩橋善兵衛ものがたり』(その1)
春季彼岸法要、準備中
明日は、観念寺の『春季彼岸法要』の日である。
コロナの感染防止対策をしっかりとやって、只今法要の準備をしている。
そういえば、二階本堂で大きな法要をするのは一年ぶり・・。
去年からずっと、一階のホールでテレビ画面を通して、皆さんとお勤めをして来た。
いよいよ、本格的に(読経時間は短くしてだが、)開始する。
紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その4 最終回)
紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その3)
紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その2)
紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その1)
泉州『犬鳴山義犬伝説』の舞台地を訪ねて
今、制作中の紙芝居の一つ『犬鳴山(いぬなきやま)義犬伝説』の舞台地に、取材の為に[大阪府泉佐野市]の『犬鳴山』まで行って来た。
ここは、山深い修験道の修行地でもある。又、現在は『日本遺産』の一つになっている。
(義犬の墓前で、ゆるキャラ『イヌナキン』を持って写真撮影)
話は単純なもので、昔一人の猟師が犬を連れてこちらの山に入った。
獲物を見つけるが犬が鳴いた為に取り逃がす。
怒った猟師は刀で犬の首を刎ねる。
首は飛び、猟師の命をひそかに狙っていた大蛇にかみついて命を終える。そして大蛇も死ぬ。
猟師は自分の命を救わんとしていた犬に気づいて後悔し、自分は出家する。・・と言う話である。
その後、この山は話を聞いた天皇の令によって「犬鳴山」になったという。
そして、今でもその義犬のお墓は大事に祀られている。
その義犬のお墓参りをして来たのだ。
今でも、泉佐野市は義犬の話を大事にして、町のゆるキャラに『イヌナキン』を任命し?・・泉佐野市の平和と繁栄の為に働いているという話である。(ゆるキャラ『イヌナキン』人形買いました)
(猟師が出家したというお寺『七宝龍(しっぽうりゅう)寺』)
近々、紙芝居は公開します!わぉーーん!