住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「恵信尼様の夢」(前編)

恵信尼さまの夢 〜『恵信尼消息』より
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「私は恵信尼(えしんに)と申します。
はい、親鸞聖人の妻でございます。
えっ、自分の夫を『聖者の人』と呼ぶのはおかしいと?ホッホッホッ‥。それもそうですね。しかしながら、私は我が夫を観音様の化身だと思っていたのですよ。
だから、こう呼ばせて頂きたいのです。
それでは、今日はその訳をお話しさせて頂きましょう。‥それは私達夫婦が、関東(今の茨城県)に居た時の事でした。はじまり、はじまり〜。
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私はある晩、不思議な夢を見たのです。
それはこんな夢でした。
場所はどこかは分かりません。‥夢ですから。
くらやみの中、私は一人立って居ました。
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その目の前に、立派なお堂が見えました。
正面には大きな鳥居らしきものが立って居ました。
その鳥居の横木の所に、仏様の絵が二体掛かっていました。
よく見ると、それはお二人共、光輝く菩薩様でした。
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その一体の菩薩様は『勢至(せいし)菩薩』様でした。
そのお身体は光輝き、お顔はどなたかに似ておられるな?と思っていたら‥!そう、このお方は夫親鸞さまの師匠、『法然(ほうねん)様』にそっくりなのです。
‥そして、もうご一体のお方は、なんと?!
 後編につづく
 

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