住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「新・三尺三寸の箸」(前編)

 さて、久々に「紙芝居」を載せるとしよう。
 この作品は、僕が入院中にベットの中で、スケッチブックに描いたものだ。
 だから、何も見ないで頭の中だけで想像して描いた作品なので、どうしても絵が雑だ。
・・ただ、前からリメイクしたかった作品なので、思い入れもある。
 では、僕の『入院三部作』の内の第一作目を見て頂きましょう。はじまり、はじまりー
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 一尺とは、30.3センチ。
 一寸とは、3.03センチ。
 つまり、三尺三寸とは、99.99センチ。・・つまり、約一メートルのお箸のことである。
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 昔むかし、あるところに、信心深い若者が、ひとり住んでいました。
 この若者には、一つの願いがありました。
(若者)「・・一度で良いから、極楽と地獄がどんな風に違うのか?見てみたいものだ・・。」と、思っていました。
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 そんなある晩、夢の中に、仏様が現われました。
(仏さま)「お前の願いをかなえてやろう!」
 そう言って、地獄・極楽めぐりの旅へと、連れ出したのです。
(仏さま)「さぁ、まずは地獄じゃ!」
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(仏さま)「・・ほら、見えてきたぞ。あそこが地獄じゃ。
(若者)「仏さま、なっなんか気味悪いところですねえ・・。」
(仏さま)「そうじゃのう・・。それでは、地獄の[食堂]へいってみようかのぉ。ふぉーっ、ふぉふぉふぉふぉ!いかん、喪黒福○みたいになってきたわい!」
(若者)「ゲッゲッ」
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(仏さま)「さぁ、着いたぞ。・・地獄食堂に。それじゃ中をそおっと、覗いてみようかのぉ。」
(若者)「あっ仏さま。地獄の住人たちが、入ってきました!・・それにしても、地獄にも、あんなご馳走があるんですねえ・・。」 つづく

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