今日、京都(伏見)より、(浄土真宗大谷派の)「伏見別院同朋会」の皆さんが、マイクロバスにて、観念寺に来院下さった。
こちらの皆さまは、以前にもおいで下さった事があり、(少人数ではあるが)今回で二度目の方が多かった。
それで、本日の団体参拝の目的は『聖徳太子の旧跡』を巡るというのが主目的の旅だったそうだ。
うちの寺から、太子町にある『聖徳太子の御廟』が近い為、その帰りに寄って下さったのだ。
ということで、うちでは、今日は『聖徳太子』の紙芝居をさせて頂いた。
さて、実際の御廟をお参りされた後なので、感想はどう思われたか?
それは、いつか又、お会いする機会があったなら、聞いてみよう。
(伏見別院御門徒 水谷隆彦さま お写真有難うございました。合掌)
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伏見別院同朋会の来院
紙芝居:「金子みすゞと仏さま」(その6)
金子みすゞが、女学校を卒業する頃、みすゞの回りの環境が大きく変わります。
その一つは、母の再婚でした。
下関で本屋を営んでいた母の妹が亡くなり、その後妻となったのです。
又、みすゞの兄も結婚して、自宅に嫁が入った為、みすゞも母の後を追うかのように、下関の母の嫁ぎ先(つまり、みすゞの叔父の家)に身を寄せました。
そしてみすゞは、その新天地[下関]で、小さな本屋を任され、そこの店番として働くようになったのでした。
店番をしながら、みすゞは、空き時間に『童話』や『赤い鳥』などの雑誌を多く読み、詩作を深めていったのです。
その中の一つに、『蓮(ハス)と鶏(トリ)』という詩があります。
ご紹介しましょう。
『蓮と鶏』(「金子みすゞ全集・Ⅱ」より)
「泥の中から 蓮が咲く。
それをするのは、蓮じゃない。
卵の中から 鶏(トリ)が出る。
それをするのは、鶏じゃない。
それに私は気がついた。
それも私のせいじゃない。」
つづく