住職のつぼやき

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親鸞聖人のこと・・

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(京都市伏見区日野)
 浄土真宗の開祖『親鸞聖人』は、今からおよそ八百年ほど前、現在の京都市伏見区日野(ひの)の地で、お生まれになった。
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(日野誕生院)
 現在この地に立つと、京都市内とは思えないほど、静寂な空気が漂っている。・・つまり、なんというか、田舎だ。
 であるから、当時はもっと静かで寂しい場所であったのだろう。
 ここで、親鸞聖人は生まれ育った。
 父は、日野一族の藤原有範(ありのり)。
 母は、源氏の血を引く(源義家の孫)吉光女(きっこうじょ)と言われている。(そう、時代は違いますが、あの日野富子も一族です)
 つまり、閑静な環境のエエトコのボンに生まれたのだ。
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(法界寺[日野家菩提寺])
 しかし、時代は源平争乱の時代に入り、親鸞聖人は(政治的な理由があったのか?)幼き頃に出家させられ、比叡山で修行することに・・。
 そして、波乱の生涯を送られることになる。
 しかし、この長閑な日野の地で育てられたときは、きっと自分にそんな波乱の人生の幕開けが来ることなど、夢にも思われなかったであろう。
 そう、この誕生院のすぐ下にある立派な阿弥陀仏の祀られている『法界寺』で、ある時は無邪気な遊び回り、又ある時は祈り、多感な時を過ごされたのだろう。
 この地に立つと、案外、親鸞聖人の(内観的な)思想の柱となったものは、この日野の地で培われたのではないかと、僕はそんな気がする。 
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(境内の蓮池)
 僕も、親鸞聖人と同じ場所に立ち、同じ空気を吸い、同じ道を歩いてみる。・・そして阿弥陀仏に手を合わしてみる。
・・僕の紙芝居づくりは、いつもそんなところから始まるのである。

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