住職のつぼやき[管理用]

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往生極楽ライブ!!

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昨日、枚方のくずは駅前にある《px9cafe》というライブハウスにおいて、第8回歳末チャリティコンサート『往生極楽ライブ』が賑やかに行われた。
主催者は友人である僧侶・羽田雅法師である。
羽田師はこのライブの挨拶状において次のように述べている。「・・今年も毎日のように悲しい事件や、凶悪な犯罪が起こっています。・・中略・・私たちは誰一人として、自分ひとりだけでは生きていけないものです。自分の命を守る事も大切ですが、その為に何故、他人を攻撃したり復讐したりするのでしょうか。お互いが一歩でも歩み寄り、理解し合い、認め合う事が何故できないのでしょうか。皆様、本年も今一度、《命》の大切さと《世界平和》について考えてみてください。・・尚、今年の収益金は財団法人日本ユニセフ協会に寄付させていただきます。」と・・。
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さて、このコンサートの内容について簡単に述べたい。
参加バンドは7団体で、全員がアマチュアバンドである。(中にはCDを出しておられるセミプロのような方もおられたが。) 1つのバンドの演奏時間は30分。音楽のジャンルは喧しい(失礼!)ロックあり、ジャズありブルースありの何でもありだ。
そして僕はそこでいったい何をするのか??
それは『ステージのバンドとバンドの入れ替わる10分ほどの空白の時間に3回ほど、仏教法話紙芝居をして時間をつないで観客に説教してほしい』という、なんとも難しい羽田師からのミッションであった。(簡単に言ったら、行った事はないけど、ストリップ劇場の踊りと踊りの合間に演じるショートコントのようなものである。分かり易いたとえやろ!)・・タバコの煙が万延しアルコールで目の据わったお歴々の方々に仏教の話をし、日頃、法話なんて聞いたこともない若者達に会の主旨の大切さを説明した・・つもりである。力不足であったが・・。後ろで、次のバンドのエレキ・ギターが《キーッン!》という音でチューニングをし、前では、観客達の聞いてるか聞いてないのか、よくわからんような眼差しを感じながらも、僕は紙芝居を3回演じた・・。《これはもはや修行だ。》
テーマは『思いやりの大切さ』、『運の善し悪しに執われずに今を生きる』、そして『本当に大切な贈り物って何か?』の3つに話を絞って、強いライトの中、汗を掻きかき無事演じきった。結果はともかく、罵声とビール瓶が飛んでこんで良かったと思う!あーしんどかった。

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