(西行くん)
・・唐突ながら、わが町〔河南町(カナンチョウ)〕のイメージキャラクターは、「西行(サイギョウ)くん」という。
そう、このキャラ、歴史の教科書に出て来たあの有名な歌詠みのお坊さん『西行法師』がモデルである。
この人物が我が町で亡くなられ、お墓(弘川寺)がある。
だから『キャラ』になったらしい。
「他に、何かモデルは無かったのか?」と、言われたらそれまでだが、そう・・らしい。(・・が、お坊さんのキャラって、同業の僕にはちょっと嬉しい。)
大阪府の南東に位置する、人口わずか17000人程の小さな町〔河南町〕は、関西人、いや大阪人に聞いても「その河南町って、いったいどこにあるの?知らんなぁ・・」と言われるぐらいマイナーな町である。(現に、10年前に大阪市内から引っ越して来た僕自身も知らんかった・・(今は、〔笑〕ってられん))
うちの寺から、車でわずか10分程の場所にある『西行法師、終焉の寺〔弘川寺(ヒロカワデラ)〕』。ここは有名な桜の名所であり、春の桜のシーズンには(いやシーズンだけ)、人でごった返す。
『願わくは 花の下にて春死なん そのきららぎの望月の頃』と詠み、その通り、桜のシーズンに亡くなった西行法師。
僕は檀家さん宅のお参りの帰り、よくこのお寺に寄ってお参りをした。・・その内に〔西行法師〕について、色々と調べたくなり「これも何かの縁だ」と、一昨年、このお坊さんについての『紙芝居』を作った。
それでは次回から、この河南町キャラでもある『西行法師』の紙芝居を紹介したいと思います。
(弘川寺内、西行法師の墓)
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