住職のつぼやき[管理用]

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善いと思ってお話しても、良くないことがあるのです

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 善いと思ってお話しても、良くないことがあるのですね・・。
 昨日の『特養白寿苑』での法話会のことです。
 新作紙芝居「カルピスを発明した僧侶」のお話を披露した後、あるご婦人に言われました。
 「私にとってカルピスは毒なんです。」と。
 「えっ?!」と僕。
 「私、とってもカルピスが好きで、牛乳と混ぜて飲むのが好きだったんだけど、今、糖尿病なの。・・だから、飲みたくても飲めないの。残念ですが・・。だから毒なのです」と言われました。
 自分では、健康についてのお話をしたつもりだったのが、返ってこの人にはつらい思いをさせてしまったようです。
 『自分は正しいことを言っている、つもり』の姿勢。
 これは、考えものですね。反省。
 (カルピスって、五倍ぐらいに薄めても糖尿の人にはあかんのやろか? いや、六倍、八倍、十倍に薄めては?・・でもそれじゃ、おいしくなさそう。)
 

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