住職のつぼやき[管理用]

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「ナムアミダブツ」と「ナムミョーホウレンゲキョー」のステキな出会い

ファイル 388-1.jpg(お寺から見る南アルプス)
 おとといの10月4日、信州:長野県駒ヶ根市にある〔日蓮宗:大法寺〕様の『御会式(オエシキ)』という〔日蓮様のご法事〕に、『紙芝居法話』に呼ばれて行って来た。
ファイル 388-2.jpg(大法寺様)
 こちらの駒ヶ根市という町は、『養命酒』の工場のある処で有名で(帰りに工場見学につれてってもらった)、又、南アルプスと中央アルプスの両方が同時に見れるという、自然豊かで日本でもっとも贅沢な場所とも云われている。(パンフレットに書いてあった)
 ちなみに「南アルプス天然水」しか知らなかった僕は、実際の山々を見てたいへん感動した・・。
ファイル 388-3.jpg(藤塚ご住職と僕)
 それで、何故?『ナムアミダブツ』の宗派の僕が、『ナムミョーホウレンゲキョー』のお寺に、「法話」に行く事になったかというと、こちらの御住職が以前、僕が『鎌倉』のお寺で「紙芝居法話」をやっているとこを偶然見て下さり、「面白そうな奴だ。こいつを一度呼ぼう!」と思われたのがキッカケらしい。(出会いというのは不思議なものだ・・)
 もちろん『法話』自体は、通仏教(超・宗派)でして欲しいと頼まれ、『紙芝居』も「どんな宗教でもOK!」な、『くもの糸』などの昔話を中心にさせて頂いた。
ファイル 388-4.jpg(法話会の様子)
 そしてまずお話は、「僕の宗教は〔ナムアミダブツ〕です。・・でも、今日はまず、皆さんと同じように「ナムミョーホウレンゲキョー」と称えてから、ちっちゃい声で「ナム・アミダ・ブツ」と言いました。・・でも、良いですよね。後ろに全宗派の源《お釈迦様》がおられるのですものねー。ちゃんと、日蓮様にも『ゴメンちゃい』と謝っておきましたので・・。」といったら、会場は爆笑して下さったので、後はスムーズにお話できた。
ファイル 388-5.jpg(日蓮様のご本尊に手を合わす僕)
 又、『法要』にも参加せて頂き、「ああっ、『日蓮宗』の法要ってこうなんだ・・」と、初体験に手惑いながらも、大変勉強になった。
 本当に気さくで〔自然体〕という言葉がピッタリの御住職さんと、親切な檀信徒の皆さんの優しい《仏心》につつまれ、僕自身も、自然体でお話ができたような気がした。
 そして、『まず、普遍的な仏さま在りき! 宗派の違いって、そんなの関係ねぇ・・(ちょっと古い)』と、改めて確信し、高速バスで居眠りしながら帰って来たのであったとさ。 めでたし、めでたし・・。

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