住職のつぼやき

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紙芝居:『新・中将姫』(その3)

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そして家来は、中将姫を自分の妻に頼み、奥深い山の中に内緒で匿ってもらう事にしました。
・・やがて月日は流れて、中将姫は16才になりました。
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一方悪?妻から「中将姫は、良からぬ家来と駆け落ちして居なくなりました」と聞いていた父の豊成は、寂しさを紛らわす為に、山へ狩に出掛ける事が多くなっておりました。
そんなある日、偶然、豊成は狩の途中の山小屋で中将姫と再会したのでした。
「姫!そなたは生きていたのか?!」と、豊成が言うと、中将姫はこれまでのいきさつを全て話しました。
 そして父は娘に謝り、親子は一緒に屋敷に帰る事にしたのでした。
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この知らせに、豊成の妻は驚きました。
「なっ何!中将姫が帰って来ると!?・・もはやこれまで、私は逃げるわ!」と言って、荷物をまとめて屋敷を急いで飛び出したのですが、誤って転び、あの不思議な鏡が割れて、胸に刺さり命を落としてしまいました。
 帰って来た中将姫はそれを見て、命の無常さ、因果の応報を悟りました。
 そして、父の豊成に思いきって告げました。
「お父さま、私は出家して尼になります。そして、仏様に一生使えます!」と。
 そして中将姫は、奈良の當麻寺(たいまでら)で得度し、尼になりました。
この時、中将姫は17才でした。つづく
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(當麻寺)
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(得度をしたと言われる當麻寺内、中の坊)

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