住職のつぼやき[管理用]

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「紙芝居」を一本作って、寿命を縮めています

 「恐怖新聞」という漫画が、何十年か前に流行った。
 その日の(オカルティックな)恐怖新聞を読むと、主人公の寿命が何日か縮まってしまう・・というような内容だったか?
 でも、主人公は読み続ける。・・最後はどうなったか知らない。
 さて、紙芝居を一本描くのも(寿命というものが、もしあるならば)、確実に僕も縮めているだろう。
 (・・でも、考えてみれば、どのような仕事でもそのような所はあるかもしれない)
 今、『行基さま』という元祖ボランティアスピリットを持ったようなお坊さんの紙芝居を作っているのだが、これを描くのが、こりゃまた寿命を縮めているような気がする。
 奈良時代の「貧しい庶民の暮らしの絵」と「大仏制作の風景の絵」を想像して描き、クールな風貌をしているが、実は篤い心の主人公を単純に描く。これらをわずか10枚ほどの紙芝居にして、解り易い解説風ストーリーを付けるのだから、しんどい。頭を掻きむしり、寝ながら叫び、考えて描く。
 「じゃあ、作るのを止めたら。」と、言われればそれまでだが、『わかっちゃいるけど、やめられない』のである。
 やはり完成するまで、しばらく寝起きを『行基菩薩』とするか。・・気分転換はこのブログを書く事やなぁ。
 でもやっぱり、作るのは楽しいのです・・。あぁ寿命が。
 

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