住職のつぼやき

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紙芝居:「妙好人 大和の清九郎(前編)」その1

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 妙好人というのは、この苦悩に満ちた人間世界で、仏さまの本願を信じ喜ぶ[念仏者]をいいます。
 江戸時代中頃、奈良(大和[やまと]の国)に生まれた『大和の清九郎(せいくろう)』もその一人です。
 清九郎は無学ながら、信心が篤く、毎月、地元の奈良から京都の本願寺へ、仏様にお供えする[仏飯]を炊くための[薪]を担いで、十八里(72キロ)の道を歩いて通ったそうです。
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(因光寺境内に立つ清九郎像)
 ・・しかし、そんな清九郎も、若い頃は手の付けられない程の放蕩無頼の極道者でありました。
 このお話は、そんな清九郎が[仏の清九郎]と呼ばれるまでに至る物語です。
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 清九郎は、江戸時代(延宝六年)、(今の奈良県)高市郡、矢田村に生まれました。
 幼い頃に父を亡くし、信心の篤い母親に育てられた清九郎は、七歳の時、家計を助ける為に、下市(しもいち)町の呉服屋に丁稚奉公に出ます。
 清九郎は、何より親孝行な子供で、貧しい母親に一生懸命、仕送りをして家計を助けていたのです。 つづく

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