住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「カルピスを発明した僧侶 ~三島海雲伝~」 (その5:最終回)

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  昭和三十七年。
 〔海雲〕は全財産を投じて、『三島海雲記念財団』を設立します。
 この時、海雲は「私が今日あるのは、先輩、友人、さらに国民大衆の方々のカルピスに対する惜しみないご声援によるところのものです。 
 従って私の得た財産は、ひとり三島海雲のものではありません。
 あげて、社会にお返しすべきものです。
 その方法として、財団を設立することにしました。
 この財団で、良識ある分野で研究する人達に助成し、その結果、人類福祉に寄与したいのです。」と、述べました。
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 三島海雲は、昭和四十九年、九十六歳で往生を遂げます。
 その晩年まで、健康食品や健康法の研究に余念のなかった海雲ですが、その一方、「私は私欲を忘れ、公益の為に、広野に撒かれた〔一粒の麦〕になりたい。」と言い続けました。
 
 現在、海雲の生誕地である大阪:箕面の〔教学寺〕の境内には、〔海雲〕翁の偉業を示す石碑が、粛々と建っています。 おしまい
ファイル 814-3.jpg(特別付録:石碑オブジェ)

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