住職のつぼやき[管理用]

記事一覧

※画像をクリックすると拡大されます。

ポッキーの死

 本日、午後二時五分、番犬ポッキーが死んだ。
 十三年の命であった。
 僕ら家族が、町からこちらの〔寺〕に引っ越して来て、捨て犬ポッキーはすぐにやって来た。(慣れない田舎生活の寂しさから、息子が飼いたいと言いだしたので・・。)
 だから、こちらでの生活はずっと一緒だった。
 最後は僕が看取った。
 体が震え、そして硬直し、少し暴れて、ポッキーは死んだ。
 眼を見開き、荒い呼吸をするのは、父の臨終前の姿と同じだった。 人も犬も死にゆく姿は、とても似ていると思った。
 見ていて肩に力が入った。
 先ほど、息子と一緒にお線香を焚いて読経した。
 ダンボールに入れて、お花を一杯飾ってやった。
 しばらく、悲しみが続くだろう。
 明日、役場に持っていって、手続きし焼いてもらう。合掌

上に戻る