住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「地獄のはなし」 その4

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 閻魔大王は、じっと考えた後、こう言われた。
「・・よろしい。今度だけは見逃してやろう。だが、行いを改めねば、この次こそ『地獄』だぞ!
 ・・まぁ、せっかくココまで来たんじゃ。悪兵衛、地獄がどんな所か見せてやろう! そして〔人の世〕に還り、皆に話してやるが良い。悪い行いを重ねれば、どのような目に合うかということを!」
 そして閻魔大王が、手を挙げたとたん、悪兵衛の目の前に、映画のスクリーンのように〔地獄の世界〕が広がったのであった。
ファイル 589-2.jpg
 閻魔大王「悪兵衛、〔地獄〕は全部で《八つ》の世界に分かれておる。
 罪が重い者ほど、地下深く落ちるのじゃ。
 その地下一階が、《等活地獄》じゃ。
 ここは、人を殺した者はもちろん、面白半分で生き物の命を奪った者が落ちる地獄じゃ。
 ここでは、罪の報いとして、鬼達に金棒で叩かれる。
 又、周りがすべて《敵》に見えてしまい、喧嘩が耐えない世界なのじゃ。
 それでは、下に参りま~す。いかん、いかん、このブログ作者のアホが移ってしもうた。・・下へゆくぞ!
 その下が、《黒縄(こくじょう)地獄》。
 ここは、面白半分に生き物を殺した上に、人の物を盗んだ者が落ちる地獄じゃ!
 その罪によって、鬼達にノコギリで、切り刻まれるんじゃ!
 そして、地下三階が、《衆合地獄》。
 淫らな行いをして、人を悲しませた者が落ちる地獄じゃ。
 ここでは、カミソリの刃の山を、登ったり、降りたりしなければならんのじゃ。 
 まだまだあるが、つづくじゃ」

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