おととい、高槻市総合市民交流センターで、『宇宙の約束』というハリウッドSF超大作映画・・(嘘です。純日本ドキュメンタリー映画)の上映会があって、その会の主催者〔渥美覚〕さんに頼まれ、映画上映の前の『ショート講演』(つまり「前座」)に行って来た。
(渥美さん)
その〔渥美覚〕さんという主催者は、僕の古い友人で、現在高槻市で『鍼灸院』をされていて、同時に『たんぽぽの仲間達・関西』という《自閉症の子達と共に歩む仲間たちの会》の事務局もされている。
この映画は、自閉症の子供たちと共に学び、そして歩む教師〔山元加津子〕さんの思想、その宗教観・世界観をドキュメンタリータッチで映像化した作品なのである。
一口でこの映画の内容をどう説明して良いかわからないので、映画のパンフレットから少し抜粋して記載してみたい。
『「命」と向き合い続ける、養護学校教諭のかっこちゃん(山元加津子さん)。
子供の頃から、どうして色んなことがうまくいくようになっているのか、知りたくてたまりませんでした。
花はどうして春にいっせいに咲くのだろう、
どうしてさなぎはちゃんと蝶になれるのだろう。
雨はどうして降るの、どうして、どうして・・。
その不思議を追いかけるうち、すべてのものの奥に、「ある約束」があるんじゃないかと思いはじめるのでした。
「約束」は私達を作り、出会わせる。
私達は、つながって大きな命として明日へと向って歩いている。
かっこちゃんはその想いを一遍の「詩」にします。
般若心経を訳したその「詩」のタイトルは「宇宙の約束」・・。
かっこちゃんのインタビューを中心に「生きるとは何か」、「死とは何か」、宇宙の秘密に迫ります。 』
・・・そんな映画です。(益々解らなくなった方は、どうか映画を一度見て下さい!素晴らしい映画でした。)
〔監督の岩崎靖子さんのスピーチ〕
「般若心経」を映画化するのか!?・・それで僕にそこで何をしゃべれって言うの? 又、そんな席でやる「紙芝居」って、いったい何をすれば良いの?・・と混乱する僕に、渥美さんは事前に〔原作本〕一冊と山元さんの講演DVDを送って来て下さり、「宮本君の感じたままのお話と紙芝居をしてくれたら良いから」と言って下さり、「あぁ、何でもOKか・・」と、少し楽になって今回に望んだ。
会場の皆さんは映画を楽しみに来られているのだから、なるべく映画(原作)に沿った内容のお話と、紙芝居『仏様の思し召し』をさせて頂いた。(何が起こっても、すべてそれは「仏様の思し召し」という内容のお話)
非常に難しい今回の「お寺の出前」であったが、又ひとつ大きな勉強をさせて頂いたように感じている。