住職のつぼやき[管理用]

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映画『宇宙(そら)の約束』上映会への出前

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 おととい、高槻市総合市民交流センターで、『宇宙の約束』というハリウッドSF超大作映画・・(嘘です。純日本ドキュメンタリー映画)の上映会があって、その会の主催者〔渥美覚〕さんに頼まれ、映画上映の前の『ショート講演』(つまり「前座」)に行って来た。
ファイル 301-2.jpg(渥美さん) ファイル 301-3.jpg
 その〔渥美覚〕さんという主催者は、僕の古い友人で、現在高槻市で『鍼灸院』をされていて、同時に『たんぽぽの仲間達・関西』という《自閉症の子達と共に歩む仲間たちの会》の事務局もされている。
 この映画は、自閉症の子供たちと共に学び、そして歩む教師〔山元加津子〕さんの思想、その宗教観・世界観をドキュメンタリータッチで映像化した作品なのである。
 一口でこの映画の内容をどう説明して良いかわからないので、映画のパンフレットから少し抜粋して記載してみたい。

『「命」と向き合い続ける、養護学校教諭のかっこちゃん(山元加津子さん)。
 子供の頃から、どうして色んなことがうまくいくようになっているのか、知りたくてたまりませんでした。
 花はどうして春にいっせいに咲くのだろう、
 どうしてさなぎはちゃんと蝶になれるのだろう。
 雨はどうして降るの、どうして、どうして・・。
 その不思議を追いかけるうち、すべてのものの奥に、「ある約束」があるんじゃないかと思いはじめるのでした。
 「約束」は私達を作り、出会わせる。
 私達は、つながって大きな命として明日へと向って歩いている。
 かっこちゃんはその想いを一遍の「詩」にします。
 般若心経を訳したその「詩」のタイトルは「宇宙の約束」・・。
 かっこちゃんのインタビューを中心に「生きるとは何か」、「死とは何か」、宇宙の秘密に迫ります。 』
・・・そんな映画です。(益々解らなくなった方は、どうか映画を一度見て下さい!素晴らしい映画でした。)
ファイル 301-4.jpg〔監督の岩崎靖子さんのスピーチ〕

 「般若心経」を映画化するのか!?・・それで僕にそこで何をしゃべれって言うの? 又、そんな席でやる「紙芝居」って、いったい何をすれば良いの?・・と混乱する僕に、渥美さんは事前に〔原作本〕一冊と山元さんの講演DVDを送って来て下さり、「宮本君の感じたままのお話と紙芝居をしてくれたら良いから」と言って下さり、「あぁ、何でもOKか・・」と、少し楽になって今回に望んだ。
 会場の皆さんは映画を楽しみに来られているのだから、なるべく映画(原作)に沿った内容のお話と、紙芝居『仏様の思し召し』をさせて頂いた。(何が起こっても、すべてそれは「仏様の思し召し」という内容のお話)
 非常に難しい今回の「お寺の出前」であったが、又ひとつ大きな勉強をさせて頂いたように感じている。

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