住職のつぼやき[管理用]

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甍(いらか)の〔講話クラブ〕・・そして秘密の〔男クラブ〕?

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特養老人ホーム『甍』には、苑内に様々な〔クラブ活動〕がある。それらを大ざっぱに紹介すると、〔音楽クラブ〕であったり、〔健康クラブ〕〔書道クラブ〕などなど。・・で、その中のひとつとして、僕が担当している〔講話クラブ(仏教法話会のこと)〕がある。
・・そしてもうひとつ、ここには素晴しい〔クラブ〕がある!
それは〔男(オトコ)クラブ〕だ!(笑)。
 大きな声では言えないが、このクラブは〔男だけのクラブ活動〕である・・そうだ。(・・と、確かに僕は職員の辻M君からこの耳で聞いた。なぁ辻M君!) この〔クラブ〕は、密かに苑内で数少ない男の入所者達が集まり、男性職員と共に居酒屋や女性があまり興味を持たないような○○などに行くらしい。又男だけの秘密の映画鑑賞会もあると聞く。(はっきり言わせてもらうが、僕もこのクラブに入会したい!是非!なぁ辻M君、頼むわ!入れて・・)こんなことを書いている場合ではない・・。今回は〔講話クラブ〕について書こうとしていたのだ。
 ・・が、もう少しこのユニークな〔クラブ活動〕等の発想について言わせてもらうと、この施設の《理念》が〔自立・離床・共有・仲間・信頼をモチーフにして、あくまでもこの施設が《住み慣れた家》にいるかのような人間らしい自由なスタイルを取る〕という環境づくりを大切にしているからである。(・・ちゃんとフォローしたやろ、辻M君!だから僕も〔男クラブ〕にいれてや!〔笑〕)
 ・・さて、〔講話クラブ〕は平成13年からスタートし、始めは僕一人でクラブを担当し、それから『お寺の出前の会』として二人でやるようになり、今また一人になって、月1回行っている。・・行なってることは毎度お馴染みの「紙芝居仏教法話」である。これは変わらない。
 ・・又、この苑では年2回、春と秋の〔お彼岸〕時に苑内で亡くなられた方の〔追悼法要〕として『偲ぶ会』も大々的にやっている。(この様子はいずれ書く)
 なぜ、この苑に行くようになったかというと、昔この苑内で、或る会社が〔ヘルパー養成講座〕を行い、そこに僕も〔特別オジャマ講師〕として、お話に行ったのがキッカケなのである。
 それから、苑内スタッフがわざわざ、僕のお寺まで来てくださって、「苑内で是非、毎月〔紙芝居法話〕をやってほしい」と皆で頼まれた。こういう義理人情に僕は弱い・・。それからのお付き合いである。まぁ長くなったが、そういう《ご縁》で今日もクラブに行ってきた。今日は(今月こればっかりだが)お馴染みの紙芝居『ねずみの嫁入り』をやってきた。・・『大きな声でゆっくりと話す!』を心がけ、今日も《独り言で僕の話に張り合う認知症のおばあちゃん》の妨害に負けず、頑張って話してきた。話の出来自体はどやったかワカランが今日も全力でやりました!だから悔いはありません!そやろ辻M君!

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