住職のつぼやき[管理用]

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セルフ接待

「こんにちは~、カンネン寺ですー。お参りさせて頂きま~す。」
 と、今日、ご門徒さん宅に入って行くと、裏庭から奥さんの声が・・。
「院主さ~ん。今、ナスビの出荷の仕分けで、手が離せませんねん。・・用意してありますから、仏さん、拝んどって下さいなぁ~。頼みますわー。」
「はーい」と僕。
 さっさと家の中に上がり、ご仏壇前まで行くと、座布団の横に『お布施』の袋とともに、お盆に載った〔インスタントコーヒーの瓶〕・〔コーヒーカップ〕・〔ポット〕・〔スジャータ〕・〔スプーン〕・〔プチケーキ三つ〕が置いてある。(砂糖は無かった)
 『これは、「読経が済んだら〔セルフ〕で作って飲んで頂戴よ。」ということやな』と、その通りさせて頂いた。
 そう、農家の忙しい時期は、ご一緒にお参りされる事など、まず少ないのです。・・そんなもんだ。
 読経後、ポットからお湯を注いで、ひとりコーヒーを作る僕の姿を、横で猫だけがじっと見ていた。

 

西本願寺(日曜講演会)への出前

ファイル 505-1.jpg (西本願寺:総会所)
  おとといの日曜、京都:西本願寺へ、「お寺の出前」が、「お寺へ出前」に、行って来た。
 ・・ぶっちゃけて言うと、昨年の春も、こちらの本願寺様の〔日曜講演会〕に呼んで頂いた。
 その時、このような(本山にお招き頂けるような)機会は、(僕のような変わり者には・・)生涯、二度と無いだろうと、悔いの無いようしゃべりまくって来たのだが、どういう訳か、又、お呼びいただけるという幸運が舞い込んだのだ。
 ・・が、しかし、今回も『二度ある事は、三度ある』などと、甘く考えず、聴聞者の方が、僕の〔しゃべるスピード〕と、〔内容の複雑怪奇さ〕に、ついて来れようが来れまいが、『完全燃焼!フルスロットル!』で、「紙芝居」を四本挿入し、約一時間の講演時間を、しゃべりまくった。(どうせ僕は、早口の関西人じゃい!)
 聞かれた御門徒の皆様は、目を丸くされたか、もしくは、耳を3D化?されたかもしれないが、僕は予定していた内容は、みんなしゃべれたので、自己満足はできた。(なんという我儘勝手な坊主やろ〔笑〕)
 よっしゃー、これでエエ!・・今日のところは、このへんにしといたる!(へな、へな、へな~、全身の力が抜けた音)
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(お婆ちゃん、写真撮るからちょっとどいてぇな・・)

今度はローレン、20年・・

ファイル 504-1.jpg 
 おととい、再び、『小泉産業グループユニオン』、労働連合(略してローレン)組合員研修会に(講師としてお招き頂き)、『お寺の出前』に行って来た。
 昨年は、〔勤続10年目〕の組合員研修会だったので、女性社員も多く、皆、フレッシュだった?!・・ような気がする。(もう一度言う。・・ような気がする!・・気のせいかもしれんが・・?)
 ・・が、今回は〔勤続20年目〕のベテラン社員の皆様!
 皆さん、社会の酸いも甘いも、辛いも苦いも、ドロドロな所も、ぐちゃぐちゃな所も、(・・言い過ぎました。合掌)トコトン味わっておられるような男性ベテラン社員の皆様方なので、ある意味、綺麗事は省いて、こちらもおっさんチックにべたな〔お好み焼きソースに、マヨネーズとからしを混ぜた関西風な〕感じの『プチ仏教裏話』を、「紙芝居」を使って語らせて頂いた。
 まぁ、『ああっ、そんな話、昔聞いたことあったような気がする・・。懐かしいなぁ』と、何人かは、思い出して頂けたようで、こちらも嬉しかった。
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 又、前回と同じように〔後半〕は、みんなで丸く輪を作って、今回の『プチプチ仏教そんなんありかい裏話』の感想をお一人ずつ語って頂いた。
 そこで、様々な楽しいご意見、ご感想を一言ずつ頂いたのだが、それは又、別の機会にさせて頂くとして、
 最後に僕の感想、・・・ほんま、朗らかな雰囲気で(寝る人もおらんかったし)楽しく語らせていただき、感謝感激でした。・・喉かれたけど。 
 超ベテランの社員の皆様、ほんま、ご清聴有難うございました。再度、合掌

「お前の母ちゃん、出べそ~」

 お風呂を掃除していたら、寺の周りで、近所の子供たちが走り回って遊んでいる声が聞こえた。
 「あほー、ばかー、まぬけっー、お前の母ちゃん出べそ~、電車に轢かれてぺっちゃんこ~」・・言い合いをしている。
 『そうか、今でもこの『捨て台詞的悪口??』は使われているんや・・』
 僕は、風呂用洗剤をシャワーで流しながら、改めてこの台詞の意味を考えてみた。
 ・・まぁ、「あほ、ばか、まぬけ」の三点セットは、相手にダメージを与える、うまい悪口になっているとしよう。
 ・・しかし、問題は次のセリフだ。
「お前の母ちゃん、でべそ~」、・・これは頂けん。
 これは、直接相手を攻撃する言葉になっていないではないか!
 「お母ちゃん」を攻めている。・・しかも、「出べそ」がどうしたというのか!
 又、正しく言うなら「お前のへそは、出べそ~」が正解だろう。
 あぁ、それなのに、それなのに「母親」の悪口を言う事によって、相手に鋭い一撃を加えようとしている。
 配水管にアワが流れていくのを見つめながら、僕は「あっ」と思った。
 ・・そうか、昔、『母』は、『グレート・マザー』で、家庭の中心的存在(司令塔)だったんだ。(今でもか・・?!)
 母を攻撃されたら、だれでも立ち直れないぐらいのダメージを受けることになったのだ。・・しかも『へそ』は身体の中心にある。 そこをピンポイントで襲ったのだ! 真ん中の真ん中を攻撃するように計算されたセリフ! 恐るべし!『母ちゃんの出べそ』!
 そんな『脳科学』的計算された攻撃の謎が、少し解ったような気分になった僕を、又一つ次の疑問が襲った。
 「電車に轢かれてぺっちゃんこ」って、ちょっと日本語的におかしくないか?・・と。
 普通、電車に轢かれたら、『即死』ではないか。
 それを「ぺっちゃんこ」では、又、空気を送り込めば、復活するような感じがするではないか・・。 どうも言葉に優しさと思いやりがある。
 ・・そうだ、おそらく「お前の母ちゃん出べそ」で、立ち直れなくなった相手に、追い討ちを掛けるようなヒドイ攻撃はできない!この「電車に轢かれる」という悲劇をつけ加えるのは、忍びないと考えたのだ。昔のじゃりん子は『武士の情け』を知っていたのだ。
 ・・だから、密かに『復活』を思わすような、こんな言い回しにしたのだ・・と思った。
 晴れ晴れとした気分で、バスルームから出る僕に、今日も水を使い過ぎたような一抹の後悔だけが残った。・・そしてやっぱり、子供でも悪口は良くないなぁ・・とも思った。
・・気をつけよう。明日のエコ(エエ子)では間に合わない。 完

クリープとポリープ

 おとといの「月忌参り」でのホンマの話・・。
 読経が終ったら、そこのお家のおばあちゃんが、あったかいコーヒーを出して下った。
 そして、コーヒーを出された後、「あっ」と一言。
「あっ、しもうた!・・ポリープ入れるの忘れた。」
 一瞬にして僕は、「〔クリープ〕と〔ポリープ〕を言い間違えはってんや」と、苦笑したが何も言わんかった。
 すると、このおばあちゃん、自分の言い間違いに気づきなさった。
 そして「あぁ、違うわ。〔ポリープ〕じゃなく〔クリープ〕やわ。・・〔ポリープ〕はこの前、わたし病院で取ってもらったんやった。・・ははははっ」と笑われた。
 そのまじめな顔の一人コントに、僕は噴出してしまった。
 「おばあちゃん、コーヒーに〔ポリープ〕入れる人、そんなん奴おらんぞ~。 コーヒーにそんなん入ってたら、それこそホンマに往生しまっせ~。」

「イベント坊主」改め、〔なんちゃっ亭御住職〕来院! ~浄土真宗落語の夕べ~

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「トトンッ、テヶテンテンテン・・」と、軽快な〔お囃子〕のCD音曲に乗って、現われましたるは、「イベント坊主」改め〔なんちゃっ亭御住職〕こと「法雲寺住職 辻本純昭」師、42歳!
 お題はもちネタ「ありがとう」、「親心」、「お呼び声」の三本で、すべて住職オリジナル、〔浄土真宗落語〕でございます!
 パパンパンッ、・・さぁ、始まりましたるは、ここ「観念寺」演舞場ではなく、観念寺本堂の中央に、仮にセットされました〔なんちゃっ亭御住職〕自前の〔高台〕で彩られた落語の舞台。
 時は〔平成〕、月日は五月の八日のご無沙汰デーナイト!
 ここ、観念寺、本年度〔永代経〕の記念法話として、・・「どなたか檀家の皆様を、泣かして、笑わし、頷かせ、・・その後、面白かったわ、好かったわ!と、御法話なされるそんな方、そんな講師はおりゃせぬか?」。観念住職、あちこちに探していたら居りました!
 その名も〔イベント坊主〕こと、〔辻本純昭〕御住職!

 家族・親族、死に別れ、夜な夜な涙に濡れていた、檀家の皆様、話聞き、笑ろうた、笑ろうた、感無量!
 それから、弥陀さまありがとう。ありがたいとのお念仏。
 本堂、合掌、皆感謝。
「こんなおもろい御法話が、あったか、ほんまか、又来よか」
 檀家の皆様ワイワイと、ホクホク顔でお帰りに。
「ほんま良かった、うれしいわ。」、坊守、影で咽び泣き。
 それ見て、住職貰い泣き。
 あぁ、今年も無事に終えました。「永代経」のその時を。
 ほんまにホンマに有難う。感謝する人、その名前。
 その名も「イベント坊主」こと、「辻本純昭」御住職!

・・今日はこのへんにしとこか。
 「エエタイ経」だけに、エエタイミングで、締めな。
 お後がよろしいようで・・。合掌

 なんちゃっ亭御住職ホームページ
http://blog.zaq.ne.jp/hounjisportspark/
 「イベント坊主に喝!」

豊川病院〔節句会〕への出前

ファイル 497-1.jpg(雨降る豊川病院)
 先ほど、羽曳野市にある〔豊川病院〕へ「お寺の出前」に行って来た。
 ここは、昨年も〔看護の日〕のイベントで呼んで頂いたので、今日で三回目の「行事参加」となる。
 僕は「紙芝居とお話」を、〔老人病棟〕で披露させて頂いた。
 ・・それにしても、〔老人病棟〕という所は、独特の匂いがある。
 ・・なんというか、〔おトイレのにおい〕と〔消毒液と薬のにおい〕と〔洗濯物の半渇きのにおい〕と、そして〔お年寄り独特のにおい〕が交じり合っているのだ。(老人ホームの匂いとは又違った、これが〔老人病棟〕独特のにおいなのです)
 今日は、平日で雨降りにもかかわらず、患者の家族さんもたくさん見に来てくださっていた。
 最後、いつもだったら、職員さんにカメラを渡して、「出前」風景を撮ってもらうのだが、今日に限って渡すのを忘れてしまったので、下の写真は僕が撮りました。
 こんな感じの中で、いつもやってまんねんで・・。
ファイル 497-2.jpg(「節句会」の院内風景)

「老いる」という事について

 「こどもの日」ではありますが・・、
「老いる」という事について書かれた〔狂歌〕を一つ紹介してみたいと思います。(子供もいずれは「老い」ますので・・〔無理やりなこじつけ〕)
 それは、『仙崖(せんがい)』という、江戸時代の禅僧が作られた歌です。

 《老人六歌仙》禅画より
『皺(しわ)がよる 黒子(ほくろ)ができる 腰曲がる
 頭ははげる ひげ白くなる 
 手は震う 足はよろつく 歯は抜ける 
 耳は聞こえず 目は疎くなる
 身に添うは 頭巾(ずきん)襟巻き 杖めがね
 たんぽ温石(おんじゃく) 尿瓶(しびん)孫の手 
 聞きたがる 死にともながる 寂しがる 
 心は曲がる 欲深くなる
 くどくなる 気短になる 愚痴になる 出しゃばりたがる 世話やきたがる 
 またしても 同じ話に子を誉める 達者自慢に人は嫌がる』
 
 どうでしょうか。・・。この歌、ちょっとドキッとしませんか?
 僕はこの『仙崖』禅師が大好きで、この〔狂歌〕の禅画も実物を『出光美術館』で見たことがあります。(苦笑いしました!)
 いつか、飄逸な禅画をたくさん残された、このお坊さんの飄々とした生涯を『紙芝居』にしてみたいと思っています。

困った時の『出前』頼み・・か

 今朝、自転車で檀家さん宅のお参りの途中、携帯に電話が入った。
 それは、と在る病院の看護師さんからで、『お寺の出前』の依頼だった。
 看護師さん曰く、「近々、病院内で患者さん・家族さんを招いての〔イベント〕があるのですが、『どなたを招いてお話してもらおうか?』と、会議をして迷っていたら、看護師長が一言。『困った時の「出前」頼みや!』と、言われてお電話しました」と、いうことだった。
 その言い回しが面白かったので、行くことにした。
 僕は、面白そうに〔依頼〕をされた方には、(たいてい)どこへでも行かせてもらう様に、努めております。 面白そうな(しゃれっ気のある)〔出前依頼〕の《言い回し》をお待ち申しております・・です、はい。(笑い)
 
 

午前中になった「出前」

 特養「甍」の月例〔講話クラブ〕が、今月(今日)から〔午前中〕になった。
 その訳は、入居者(お年寄り)の方の〔昼食〕前の『心と体の運動』を、行わなくてはならなくなったからである。
 ワーカーさんがおっしゃるには、午前中にその『心と体の運動』をしておかないと、皆さんお昼に(食欲が湧かず〔お通じ〕にも、健康にも)影響が出るらしい・・。
 そこで、今まで〔午後〕に行っていた、『クラブ活動(習字クラブ・音楽クラブetc・・)』すべてを、一度午前中に時間変更してみようという事になったのだ。
 さて、問題は、僕の〔時間割り〕である。
 正直、厳しい・・。
 僕は毎日、たいていは、午前中に〔お参り〕がある。
 ・・そこで、これでは毎月、午前中の〔クラブ活動〕実施は無理という事で、二ヶ月に一回ぐらいの割に変更してもらう事にした。
 その日は、午前中のお参りが比較的少ない日を選んで、不定期に行うことにしたのだ。
 さて、今日はその第一回目。
 午前の檀家さんへの〔お参り〕を、朝早く済ませ、その足で車を走らせ『甍』まで行った。
 それでも少し遅刻してしまった。・・が、なんとかお昼前には、予定の話をすべて終らすことができた。
 クラブに参加して下さっている皆さんも、いつもとちょっと勝手が違うので、どぎまぎされていたが、終わりの時間には、皆さんお腹が空かれたのか、急いで、帰りのエレベーターまで行かれたのが印象的だった。
・・・なんだか、あせって僕もお腹がぺこぺこになった。

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