住職のつぼやき

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紙芝居:『ワカタケルとワカクサカ』(その2)

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 私の王宮での新生活が始まりました。
 ワカタケル大王(オオキミ)と一緒に生活をしていますと、大王の良い所も悪しき所も、その英雄たるご性格が良く分かります。
 地方で豪族の反乱が起こると知ると、大王は一番に飛び出して征伐に向かいます。
 そして、男も女も子供でさえも皆殺しにしました。
 大王は天皇に逆らう者は許しませんでした。
 又逆に、味方についた豪族は大変大事にしました。
 こうして、英雄ワカタケル大王の噂は、倭の国(日本)全土に広まり、日本の国は徐々に統一されていったのございます。
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 ある日の事。ワカタケル大王は大変喜んで、イノシシ狩りから帰って来られました。
 私は「何か良い事があったのですか?」と聞くと、
大王は「あった、あったのだよ!ワカクサカ。今日、偶然神様に出会ったのだよ!神様の名は『一言主(ひとことぬし)の神』と言われた。
 神は私と同じ服装をされていたので、何も知らない私は「お前、生意気だ。私と同じ服装をしやがって!殺してやる!」と言うと、向こうも同じ事を言う。
 不思議だなと思ってじっと見ていると、突然光輝き始めて「我は一言主の神である」と言われたのだ。
 私はびっくりして、土下座をして無礼を謝ったら許してくださった。
 その後、神と私は仲良くなったのだ。嬉しい事ではないか!はっはっはっ!」と笑われたのです。
 不思議な話ですが、その後この話は世間に広まり「ワカタケル大王は神にも好かれる徳のあるお方だ!有徳の大王だ!」と呼ばれるようになったのです。つづく
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(金剛山の山頂。ここでワカタケルは一言主の神と出会ったとか?)

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