住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その4 最終回)

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 その後、猟師はこの近く寺で出家した。
 そして、ここに飼い犬の墓を作り、一生供養したということじゃ。
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 やがて、時の天皇である[宇多天皇]は、都でこの話を聞かれた。
 そして、この話に感動した天皇は「おおっ、それは主人の恩を忘れぬ立派な義犬じゃ。・・皆の者、これからその墓のある山を[犬鳴山(いぬなきやま)]と呼ぶようにせよ。」と言われた。
 それから、この山は『犬鳴山』と呼ばれるようになったんじゃと。
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(日本遺産『犬鳴山』)
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(猟師が出家した[七宝龍寺])
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(泉佐野市のゆるキャラ[イヌナキン]・・名前っそのままかい⁉)
 おしまい

紙芝居:『泉州・犬鳴山義犬伝説』(その3)

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そこには、大きな[大蛇]が木の枝から首をたらし、血を流して死んでおった。
 そして大蛇の首には、犬の首が噛みついておったんじゃ。
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 「おおっ、お前は[大蛇]からワシを守ろうとして吠えたのか⁉・・そんな事も知らんで、ワシはお前を殺してしもうた。‥許してくれ、許してくれや・・。」と猟師は泣いたんじゃ。
 そしてその場に犬の墓を作り、猟師は髪のもとどりを切った。
 そして言ったんじゃ。「もう殺生はやめじゃ・・」と。
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(現在の犬鳴山、義犬の墓前で)
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つづく

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