住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「妙好人 赤尾の道宗」(その5)

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本当に道宗は、熱心な念仏信者で、蓮如上人の大ファンでした。
 蓮如さまが、ある年の年末、越中の瑞泉寺に来られていた時のことです。
 道宗は、元日のお勤めに是非お参りさせて頂こうと、12月31日の夜中に自宅を出て出発したのですが・・、大雪の為に中々進むことができなかったのです。
 それでも少しづつ、少しづつ前進しておりました。
・・一方、お寺で待つ蓮如さまは、「まだ、道宗は来ないのか⁉・・いや、道宗はきっと来る!絶対来る!・・皆の者、道宗が来るまでお勤めは待つように!」と言って、じりじりしておられました。
・・やがて、吹雪の中、道宗の姿がちらっと見えました。 
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「おおっ、来た!メロスが来たぞ。いや違う、道宗が来たぞ!・・それっ、道宗に聞こえるように、鐘と太鼓をもう一度、どんどん打つんじゃ!」
 ドドンッドドンッ、ゴーンゴーン、ドドンッドドンッ、ゴーンゴーンッ・・。
 こうして、汗だくになった道宗が無事に山門に入り、お勤めに間に合ったということです。
 この時から、瑞泉寺では、元日のお勤めには、[道宗打ち]といって、鐘と太鼓を同時に鳴らすようになったそうです。
つづく
 

軽費老人ホーム河南荘の[地蔵盆]

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(軽費老人ホーム河南荘)
 今年も[地蔵盆]の季節が来ました。
 ギラギラと太陽輝く中、今年も軽費老人ホーム[河南荘]からお招き頂き(今年で20年目か?)、地蔵盆法要に行って参りました。
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 すでに、会場は一杯。
 僕の読経の中、皆さん、思い思いにお地蔵さまに手を合わせておられます。
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 そして読経が済めば、恒例の[紙芝居法話]。
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 今年は、新作『日本のヘレンケラー・大石順教尼ものがたり』を演じました。
 題材の一つとなった『堀江六人斬り事件』を知っておられる方も多く、皆さん真剣に観てくださいました。

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