住職のつぼやき

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紙芝居:「黎明(れいめい)のくろまろ」(その1)

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 昔むかしの大昔、飛鳥の時代のお話です。
 名前を高向玄理(たかむこのくろまろ)という、一人の秀才少年が居りました。
 彼の故郷は、大阪は南河内の[高向(たこう)]という所でした。
 ご先祖様は、古代中国からの渡来人で、皆頭が良かったのですが、中でも[くろまろ(玄理)]はピカイチ!
 そんな噂を聞いて、時の大和(ヤマト)朝廷の代表である[聖徳太子]は、くろまろを呼び出しました。
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 聖徳太子は言いました。
「くろまろっ、そして他七名。
 そなた達は、今から留学生として、[中国の]隋(ずい)という国へ行ってもらう。
 ・・知っての通り、隋国は、世界でも有数の先進国じゃ。
 その国で、そなた達は、色んなことを勉強して来て欲しい。
 このヤマトの国は、まだ[黎明(れいめい)]期じゃ。
 黎明とは、新しい時代の前の時期のことじゃ。
 つまり、夜明け前のことなのじゃ。
 そなた達は、勉強して新しい文化をこの国に取り入れるのじゃ!
 行けっ!遣隋使の留学生たちよ。」と。
 「ラジャーッ!」と皆は興奮して答えました。
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 西暦608年。留学生と共に遣隋使一行は、日本を出航しました。
 「よーし、僕たちはヤマトの国の為に、外国の法律や制度、そして仏教の教えをしっかり学ぶマロ!」と、くろまろ達は意気揚々と、船の上で叫びました。・・つづくマロ
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(河内長野市高向(たこう):高向玄理顕彰碑)

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