ふと、『なぜこんな大病になったのかなぁ?』と、思ったのだが・・(息子にも言われたのだが、)考えてみたら、いろんなことをやり過ぎたのかもしれない。
『お寺の出前』は、『呼ばれれば、断らない!』と、いうことをモットーとしていたので、・・とにかく、仕事以外の時間は、みんな『出前』に使った。
老人ホームや地域の老人会などへは、紙芝居「二つの墓穴」や「三尺三寸の箸」などを持って、『老いても生きがいを持つ』をテーマにお話し、
病院やホスピスなどへは、紙芝居「子供を亡くしたゴータミー」などを持って、『生きること、そして死ぬという事』をテーマに(患者さんや看護師さんなどへ)お話してきた。
会社の研修には現役のサラリーマンへ、紙芝居「サイオウの馬」などを持って、『運命なんてクソくらえ!誰がなんと言うと、人間らしく自分らしく生きる』をテーマにお話し、
学童保育には、紙芝居「幸福の王子」や「でんでんむしの悲しみ」を持って、『命の教育やいじめ』について、子供たちにお話した。
そしてもちろん、お招き頂いたお寺には、紙芝居「おしゃかさま物語」や「アミダブツ物語」などの仏教説話をお話し、『宗教の基本は、皆が幸せになることである』と主張してきた。
また、最近では、お寺に観光バスで来て下さるお客さまにも『仏教説話』の紙芝居もしていた。
そしてその間、お寺の法要行事や檀家参りに人生相談、法事・お葬式、寺の掃除に運営会計計算と、全部一人でやって来た。
おお、そして『紙芝居』の新作も作ってた作ってた。その数、140本!(今、141本目を作っている)
こりゃ、病気になるわぁ。(息子に言わせると、「一人で五人分働いている」と言われた)
妻には「それだけ働いているんやから、いつ死んでも悔いはないよね。私は諦めているよ」と言われてきた。
でも、仏さまから『むちゃすんな。ここらでストップ、ザモーメント!おまえにはもうちょっと生きててもらわなあかん』とお声がかかって病気になったのであろう・・と思う。
あと、どれぐらい生きれるかわからないが、自分自身の生き方を、もうちょっとここらで方向転換して考え、そして見つめなおしてみたい。