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紙芝居:『蓮崇と蓮如上人』(その4)

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 その頃、時代は大きく変わろうとしていた。
 いわゆる戦国時代の始まりだ。
 それは、本願寺教団にとっても、無関係ではいられなかった。
 ある日、守護代名と争って負けた門徒の百姓たちが、蓮如上人の元にやって来た。
 彼等は、お上人に「代名との仲直りを取り持って欲しい」と頼みに来たのだ。
 この時、取り次ぎ役のオレは『本願寺の力を見せてやれ!』という気持ちで、つい嘘を言ってしまった。
「その大名を成敗せよ!」と蓮如様はおっしゃっておられるぞ!力を尽くせ」と。
 門徒の百姓たちは、半信半疑ながら、しぶしぶ帰った行った。
 が、この意向が、北陸一帯を瞬時に駆け抜けて大騒動になっていった。
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「蓮如様が、守護代名を成敗せよ!とおっしゃっておられるぞー!
 我らは仏が付いておられるぞー!皆の者、力を尽くて仏敵をやっつけろ!!」と、大百姓の一揆になったのだ。・・いや、これはもはや、一揆という次元ではなかったかもしれん。
 そして、これはのちの話になるが、結果的にこの一揆は、大名を滅ぼして、加賀の国は百年に渡って『百姓の持ちたる国」といわれるようになった。
 が、しかし、この事にビックリされたのは、蓮如上人だった。
つづく