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お芝居「ろくでなし啄木」、見てきました

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 先日、三谷幸喜:作「ろくでなし啄木」のお芝居を見てきました。
 チケットは『生協』で買ったのですが、前から五列目の真ん中という、中村勘太郎氏のつばきや、藤原竜也氏の汗の流れまではっきり見える良い所で見れました。(前にせり出して来る場面では、ちょっと怖かったです。・・まぁ、それぐらい〔良い席〕でラッキーでした。)
 お話は、歌人:『石川啄木』のナイーブな面と大阪弁でいう「エエカゲン」な両面を、二人の架空人物(中村勘太郎のまじめな遊び人?と、吹石一恵さん演じる一途だけど変な啄木の愛人)を使って《浮き彫りにさせる》という、なんというか、三谷幸喜氏お得意の(コメディー入りの)人物掘り下げ活劇でした。(芥川龍之介の『藪の中』も、うまくパクッてちょっとミステリーにしていました)
 テレビで日頃見ている俳優さんたちが、目の前で膨大な量のセリフを捲くし立てるという離れ業は、「俳優って凄い商売をしている!」という感じを受け感動しました。
 「これじゃあ、高いチケット代もしょうがないわ~」と、チケットいや、チョコッと思いました。
 ところで、僕は「石川啄木」がけっこう好きで、『一握の砂』や『悲しき玩具』、又は小説『雲は天才である』や、なんじゃあ、これはと思った『ローマ字日記』なども、高校生の頃に読みました。(余談ですが、啄木の実家って、お寺(曹洞宗)って知ってましたか?・・おとんが、本山に宗費(税金みたいなもん)を納めんかったんで、住職クビになったんですよ!ちゃんと納めておいたら、啄木住職っていう肩書きが付いてたかも・・?)
 まぁ、読めば読むほど、人間『啄木』って、あの写真で見るようなまじめな顔のイメージと違って、「ああ、人間って、まじめぶってても、実際はこんなもんやろなぁ~」と思ったものでした。(正に《ろくでなし》か?!・・人のことは僕も言えんが。)
 当時は理解出来なかった『啄木』の気持ちも、今なら少し解るような気がした・・、そんな感想を持った演劇でした。
 今年は、時間とお金が許す限り、『演劇』をたくさん見て、人間観察を一杯したいと思っています。・・又、紙芝居の材料に使こたろ・・。
 最後に、僕も『啄木』の一番〔パクリ〕易い歌『はたらけど はたらけど 猶わが生活(くらし)楽にならざり じつと手を見る』から、もじって一句、いや二句。
 『描けども 描けども 猶「紙芝居」の絵うまく描けず じっと絵も見ず』
 『出前せど 出前せど 猶わが暮らし楽にならざり 「当たり前や 無料やし」と妻がほたえる』 字あまり・・。