僕は高血圧の為に二ヶ月に一回、病院に行かねばならない。
診察と薬を貰いに行くのだ。
で、今日も行って来たのだが、コロナ禍の影響か?院内は空(す)いていた。
いつもは一時間程待たされるのを覚悟して、文庫本など持って行くのだがその心配も無し。
すぐに診てもらえた。丁寧に扱ってもらえるのは嬉しいが、何故か寂しい。・・コロナの収束を早く願う。
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空(す)いている病院
泉南市:善照寺様への「報恩講法要」の[紙芝居法話]
12月5・6日の2日間、関西空港近くの泉南市にある「善照寺」様の『報恩講法要』にお招き頂き、[紙芝居法話]に行って来た。
コロナ禍で、法要開催が心配されたが、皆さまの熱いご要望で実現できたようだ。
フェイスマスクを着け、お話する時間も短くして、二日間、紙芝居をさせて頂いた。
・・やはり皆さん、コロナの中でもお寺にお参りをされたいようだ。
二日目は本堂が満堂に近かった。
僕は「親鸞聖人」の紙芝居はもちろん、コロナ禍なので『蓮如上人の疫癘(伝染病)の御文』や、コロナ禍太りの話を交えた『ダイエットの王様』などのお話をさせて頂いた。
「楽しい、ありがたいお話をありがとうございました。」と何人かのご年配のご門徒さんからお声を掛けて頂き、手を振って笑顔を共にお寺を後にして帰宅したのだった。
善照寺の皆さま、二日間ありがとうございました。合掌
豊中仏教会会員さま、来院
一昨日、豊中仏教会の役員さま二名がお越しになられた。
来年の二月に(コロナ禍の為、インターネット中継で行われる)「涅槃会の集い」の為の、私の作った[お釈迦様紙芝居]を写真撮影する為だ。
写真を使われるのは、主に四門出遊の場面や涅槃の場面である。
「いつもなら、ホテルの会場を使って大々的に行うにですが、今はしょうがないですわ。・・インターネット配信の紙芝居法話が上手くいくか、緊張します。」と言って帰られたが、パソコンのプロの方々が多いようなのできっと上手くいくでしょう。
来年の二月を楽しみにしています。合掌
今日の出来事
何気ない今日の出来事を書かせていただく。
主に・・檀家さん宅での出来事を短く。
一件目、犬騒動の巻。
仏壇前で読経中、何故か二匹の仔犬が僕にじゃれてくる。
法衣は犬の毛だらけになるが、あんまり離れないので最後は膝の上にせて、片手に経本、片手に犬をなぜなぜしながら読経する。お家の奥さんは最初は注意してたが、そのうち笑ってしまい、そのまま・・。
次回は何か対策をこうじなければと思いながら、玄関先で毛を払う。
二件目、ご近所への不満話。
いつもは、よくお話しをされるのだが、今日は静か。
読経中も話しかけられない。・・読経中に話し掛けてくる方がおかしいと思うのだが、それはもう慣れた。これはいつもと違う。
案の定、帰りに外に出るとついて来られ、ご近所さんへの不満話。身振り手張りを交えてなので迫力がある。・・溜まってたんや。自分の家族に聞こえないように、その近所の家には聞こえるように?外でお話されるのだが、僕は寒い。
まあ、いつまで聞いてもキリがない内容なので、又来月とお別れした。
まだまだ、三件、四件と話せば色々あるが、今日はこのへんで・・。
文化財管理会社アスウェルさま、来院
昨日、文化財管理会社アスウェル様の専務取締役様と副館長様がお越しになった。
こちらは富田林寺内町にある、重要文化財旧杉山家住宅を管理されておられる会社で、・・文化財の活用の一つとして、旧杉山家や寺内町交流館内で、富田林ゆかりの僕の紙芝居「富田林の始まり」や「ナニワの浪花千栄子女史」などをイベントや町の宣伝・紹介として、使わせて欲しいという要件で来られたのだ。
地域貢献へのご協力なら、大賛成なので一発でOKし、紙芝居をコピーして、これから町のイベントに活用してもらうことにした。
これから、僕も時々こっそり見学に行きます!楽しみ、楽しみ。
「Go.Toトラベル、安いで!」と言われても・・
「院主さん、Go.Toトラベル安いで〜。今私のとこ、旅行ばっかり行ってますねん。院主さんも旅行行って来なはれ!」と、檀家さんで今日言われた。
そういえば、旅行に行ってないなぁ〜。
紙芝居の取材もしてないわ。
旅行に行きたいけど、出先でコロナに罹ったら、檀家さんのお参りに迷惑かけてしまうやろなぁ〜。もし、そうなったらお葬式や法事があったら困りはるやろなぁ。・・やっぱり、旅行やめとこ。
コロナ禍の中で‥
最近、檀家さんのお家でよく聞く話。
それは、骨折の事。
「どっこも出ないので、部屋の電気が暗いのが気になって、イスを持ってきて電球を替えていたら、滑って落ちて足の骨を折ってしまいましてん。それで即入院、手術。コロナ禍で家族の見舞いもしてもらえ無いし、困りましたわ。やっとこさ、何とか退院できましたけど。」と。
この椅子からの落下骨折騒動は、最近三件もお聞きした。
しかも、骨折箇所は足、腕、腰と皆違う。
コロナ禍の中、運動不足もあるので、僕も気をつけねば‥、。
「無常やなぁ〜」
「院主さん、親父が死んで三週間。世の中は無常やなぁ、オレ自身も無常やぁと思いまんねん。」と、お参りが終わってお茶を頂いてる最中に、ある檀家の跡取り息子さんがしみじみと言われた。
泣き言一つ言われた事の無い気丈夫な息子さんだったので、どうされたのかと聞いてみると、次のような事だった。
「オレは若い頃からヤンチャばかりして、ずいぶんと親父を泣かしました。が、親父が死んでなんか猛烈に後悔しましてん。もうちょっと孝行しとけば良かったと・・。で、よし、死んでちゃんと供養せなあかん!と思いましてんけど、三週間経ったらもう忘れかけてまんねん。
仕事の事やら、家族の事やら、遺産相続のお金のことやらで・・。親父の事をどんどん忘れてゆきます。院主さん、ホンマに無常やなぁ。オレ自身。」
少し[無常。常無らず]という意味を間違えているような気はするのだが、根本的なとこは当っているように思える。
しかし、そんな事は言わなかった。
僕は「そのお父さんを思う気持ちはちゃんと届いてますよ。」とだけ言って、その優しい息子さんの家を後にした。
「疫癘(えきれい)のご文章」から、「白骨のご文章」紙芝居へ
蓮如上人の伝染病についてのお手紙である「疫癘の章」の紙芝居は完成した。
それを何度も読み返しているうちに、人間の無常感を説く「白骨のご文章」にぶち当たってしまった。
そして歴史的に調べていくうちに、このお手紙は、[伝染病]が蔓延する社会情勢を鑑みて書かれたものではないだろうかと思った。
そう思えば、「これは是非紙芝居にしたい!」と、画用紙を引っ張り出して来てあっという間に、『蓮如上人からのお手紙2・白骨のご文章編』の下書きが完成した。
こちらももうすぐ完成します。又、アップしますのでよろしくお願いします!