住職のつぼやき[管理用]

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診察の日

 今日は定期的(病院の)診察の日。

「血圧も安定してます。」
「会話も(だいぶ)スムーズになって来ました。」
「意識して(人との会話)をしているという事が、良いリハビリになっているんでしょう。仕事冥利につきますね。・・お経をあげるのも良いリハビリになっているんでしょうね。」
「来月は発症して一年。血液検査をしましょう。」
「薬も今まで道理で良いでしょう。じゃ、では。」
 と覚えている限り、以上のような事を言われた。
 
 いつも何を言われるかドキドキで、病院での血圧測定は高めに出るのであるが・・、今日のところはルンルンな気持ちで帰って来たわい。
 

雪の金剛山へ挑戦

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 総代さんからお参りの時、雪の金剛山登山に誘われた。
「もの凄いゆっくりペースで登山しますので、一緒に行きましょうや!・・しんどくなったら、途中で中止しますから」と。
 体調の心配もあったが、大病から丸一年。そろそろ、自分自身、どこまでやれるか挑戦してみたかった。
 家内も(保護者みたいに)付き添ってくれるというので、雪山登山フル装備をして、出発した。
 写真を見ての通り、金剛山の吹雪は凄かった。
 が、ちょっと進んでは休憩してもらい、それの連続でなんとか山頂まで登ることができた。
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 途中の[霧氷]のなんと綺麗なことであったか。
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 「あぁ、自然はうつくしい!」と、柄にもないことを口に出し思った。
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 それにしても、たくさんの登山者がいて、賑やかで心細くなかった。
 頂上の山小屋では、熱いカップラーメンをすすって甦った。(カップラーメンを食べるのは一年ぶりで美味しかった)
 山頂で総代さんに「これで、もう大丈夫でっせ!」と、体調のことを言われた。
 僕も、何かがふっきれた感じがした。自信も湧いてきた。
 お寺の仲間に感謝である。

忙しかった時には、出来なかった事を・・

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 お医者さんに、「冬場は特に体調に気を付けるように!・・なるべく家の中で休んでおくようにね。」と言われ、その言葉を守っていると、どうも退屈で・・。
 と言って、テレビも同じような番組ばかりで、あきてしまった。
 それで、一念発起して(そんな大層なものではないのだが・・)、忙しかった時には出来なかった事をやろうと決心した。
 取りあえず、僕はコーヒーが好きなのだが、インスタントばかり飲んでいたので、先日、コーヒー専門店のマスターに尋ねて[コーヒーミル・スケルトン]を初めて買ってみた。
 これは皆さんよくご存知の、ハンドルをグルグル回して、コーヒー豆をゆっくり砕いていく機械だ。
 最初は「邪魔くさ」と思ったが、案外やり出したら、面白く無心になってやっていると、いつの間にか、はまった。
 ハングルを回して、ガリガリとコーヒー豆を砕いてから飲むコーヒーは格別な味だ。・・ひとつ勉強になったわい。これから、今まで出来んかったことを、色々とやってみるぞ!
 

紙芝居『聖覚法印さま』、70パーセント完成!

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 元気な時に書くスピードに比べれば、三倍の時間は掛かっているが、ようやく紙芝居『聖覚法印さま』の完成のめどがついた。(後は、色を塗ったら完成だ。)
 ・・それにしても、時間が掛かったこの紙芝居。
 調べる資料が多すぎた。
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 聖覚さまが余りメジャーな人ではない為、歴史に登場する資料が極めて少なくて、探し出して読むのに時間が掛かったのだ。
 その一つが『沙石集』。
 これも『徒然草』のように、有名な本ではないのだが、面白いものだ。
 このぷっとい本のなかで、何か所か聖覚さまが(好人物として)登場される。(その逆もあるのだ)
 だから、紙芝居を作るだけの事でも、買って読まざるを得なかった。・・この高っかい本を!(五千円近くもしたわい)
 そして、聖覚法印といえば、浪曲や落語のルーツとなった『節談説教』の発明者。これも外せないので、範浄文雄先生の節談説教のCDを買って聞き、どうにか聖覚さまの雰囲気をつかんだ。
 そして、外すわけにはいかない紫式部の『源氏物語』。
 『源氏物語』を書くことによって、地獄に落ちた紫式部を聖覚さまが救い出すのだ。(当時、好色な話を発表した者は、地獄へ落ちる原因となったそうだ。・・今やったら、どないなんねんやろ⁈)
 これも、お芝居などを観て勉強させて頂きました。
 たった十一枚の紙芝居を描くのにも、これほど調べものをしたものはないだろう。
 ・・あと、色を塗るだけで完成だ。ほんとに手間がかかったわい!
 
 

 

マッサージチェアが来た日

 息子が、マッサージチェアを買ってくれた。
 結構、大きいモノで、畳半畳ほどあり、手も足もマッサージしてくれる最新式のやつだった。(ボーナスが出たから買ってくれたらしいが、無理しよったなぁ・・)

 この前、[紙芝居法話]の出講に付き合ってくれた帰り、運転しながら息子が一言。「お父さん、あれは肩こるなぁ・・。紙芝居をめくりながら喋るのは、」と。
 だから、買ってくれたらしいのだが。
 父親の仕事?の現場を見てもらうのも、たまには良い。

 それにしても、結構マッサージチェアって気持ちの良いものだ。
 これから、お風呂屋で小銭を入れて使っていたこのチェアを、おもいっきり使えるわい。ありがたや、ありがたや。

観念寺新年法要

 一月十日、今年も「観念寺新年法要」を、盛大に行うことが出来た。
 ご門徒の皆さんと一緒に本堂でお勤めをした後、場所を一階のホールに移し、後半は[新年会]へ。
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皆さんと共に[お善哉]を頂き、恒例のビンゴゲームへ。(今年も盛り上がりました)
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 そして、(これも恒例になってきた)ミニ演奏会。
 今年は、息子の音楽仲間の友達・k君がゲストに来てくれた。
 そして、珍しい中国の楽器[二胡]と、モンゴルで買ってきたという(あの教科書にも載っていた「スーホーの白い馬」の)[馬頭琴(ばとうきん)]を引いてくだった。
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 馬頭琴は、馬の尻尾の弦を使っていて、音はチェロのような響きをしていた。
 そして、最後は珍しい二胡による浄土真宗の締めの歌「恩徳讃」を皆さんと斉唱し、新年会を無事に終えることができた。
 K君、息子よ、みっちり、演奏曲を練習してくれたんやろなぁ・・本当に有難う!
 さぁ、今年も一年が始った。合掌

トラウマからの脱出

 ・・時々、『トラウマ』と言っていいのだろうか?
 病院の中にいるような錯覚、そんな夢を(まだ)見る。
 お医者さんから「君は退院したら、身体障害施設に入所してもらわねばならんようになる。まぁ、デイサービスに通っても良いかもしれんが・・」と、僕に言っている夢だ。
 それをまるで、他人のように聞いている僕。
 でも、それは僕のことだ。
 まだ、医者の話は続く。
 「退院しても、右腕は効かないだろう。正座も出来ない。言語障害も残るだろう。・・つまり喋れない。覚悟せねばならない。」と説明が続く。
 今はリハビリのお陰で運良く、すべてが軽く済み、普通の生活に戻れたので、こんなことが書けるのだろうが、やはり、こう言われた場面を夢で思い出すのだ。
 右腕が動かなかったら、もう『紙芝居』が書けない。
 正座が出来なかったら、もうお参りができない。つまり仕事ができない。
 言語障害も、お経もあげれないし、紙芝居も読めない。
 僕のすべてが、無くなってしまう。
 今日、ひとりの檀家さんから「住職さんが、こうして私の家に来て、仏壇の前でお参りをしてくれる事は、奇跡やと思っているんでっせ。」と言われた。
 ホンマに助けてもらった命。
 又、動けて喋れる幸せ。
 大事にせねばならん。
 その檀家さんから帰り際に言われた「住職さんが経験しはった事を、皆に伝えて欲しいわ。・・それが仏さんに対する恩返しとちがうやろか?」という言葉。
 僕の背中にドッとのし掛かった。

『出前』初出講と再発の怯え

 昨日、茨木市にある『善照寺』さまの[仏教婦人会新年会]へお招き頂き、初出講に行って来た。
 講演時間は、休憩を挟んで、約一時間。
 仏教紙芝居は、四本させて頂いた。
 講演する体力は、ほぼ戻って来たと思う。
 しかし、お医者さんに言われた「左の脳出血は直っても、次は右が切れるかもしれないので、(仕事の)無理はダメですよ。・・これは珍しいことではないのでね。」と、言われた言葉が耐えず、頭の中で走る。
 講演中、喋っている時は『ここで又(脳出血を起こして)死んでも本望!』と、思うのであるが、支えてくれている家族や、檀家さんの事を思うと、「やっぱ、今年も無理はあかんなぁ・・」と思ってしまう。
 ・・と思いながら、今年も『紙芝居講演』を、体調と相談しながら、なるべくカンパリたいと思うのでありました。・・おわり
 

明けましておめでとうございます

 ・・ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
 年末は、風邪を引いてしまいました。
 早め早めで、直ぐに医者に行って、処方箋を出してもらいましたので、重くはなりませんでした。
 さて、今年のお正月は、初めてお寺での『元旦法要』を休みました。(体調を考えて)
 それで、(檀家さん抜きの)家族だけのお勤めをさせて頂きました。・・楽でした。
 その分、十日に『新年法要』を、賑やかにさせて頂こうと思っております。
 今年もよろしくお願い致します。合掌

『紫式部ダイアリー』と聖覚法印の紙芝居

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 昨日、『紫式部ダイアリー』というお芝居を観て来た。
 それは今、『聖覚法印(せいかくほういん)さま』という、紙芝居を作っていて、そのラストの場面に、紫式部(・・の厳密にいえば幽霊)が登場するからで、彼女のことをもっと調べたかったからである。(・・結果的にはこのお芝居、あまり参考にはならなかったが・・(苦笑))

 『源氏物語』という卑猥な読み物?を書いた罪により、地獄に落ちた紫式部。(当時は、恋愛モノを地獄への要因と、そう解釈したのであろう。・・誰が言い出してん?)
 それを聖覚法印さまに、なんとか助けを乞う場面として出てくるのだ。
 そして聖覚さまは、それを聞き入れ、新たな[表白(ひょうびゃく)=お経みたいな、まじないの言葉のようなモノ]を作って称え、紫式部と[源氏物語]の登場人物たち?を地獄から救い出す。
 そんな場面で、この紙芝居は終わる。・・こんなストーリーなのだ。

 ・・笑うなかれ!今もこの法要は、紫式部のお墓のすぐ近くにある聖覚法印のお寺、京都の『西法寺』様で毎年、行われているのである。
 この西法寺のご住職から、紙芝居が完成したら、このお寺の(聖覚さまと紫式部の)法要の日に、是非初披露して欲しいと頼まれたのである。
 いやはや、・・紫式部の霊をまじめに、美人に?描かないと、それこそ僕の所へも、『紫式部アングリー』と怒って出て来るのでは・・⁈

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