住職のつぼやき[管理用]

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名言

 名言だった。
 今日、御門徒さん宅で、お茶を頂きながらの話である。
 一昨年、大病をされた83歳の女性○○さんに、僕は「失礼ですが、○○さんは何歳まで生きたいと思いますか?」と、話の流れで聞いた。
 すると彼女は、つと考えて「・・私は畑仕事をしていまして、出荷も[道の駅]にしています。
 この身体が動けて、仕事ができることに、私は喜びと感謝を感じています。
・・これが(精神的に)苦痛を感じたり、不平不満を言うようになったら、いつ死んでも良いと思います。明日でも良いです。  
 又、生きがいを感じれるなら100歳まで生きたいです。」と言われた。

 生きがいを感じることができること、そして今、動けることの有難さを、昨年の今頃、車いすに乗っていた僕にとっては、名言に聞こえた。
 

京都宇治『薗林寺』様、ご一行の来院

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 春は旅行のシーズン。
 お寺の団体参拝も同じこと。
 昨日、[(株)平安観光]様からのご予約で、京都宇治から『薗林寺』様ご一行が、うちの寺においで下さった。
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 聞くところによると、この旅行テーマは決まっていて、『妙好人・大和の清九郎さんを訪ねて』であった。
 それで午前中は、奈良県高取町にある『清九郎』のお墓と菩提寺を訪ねられ、お昼からは、うちの寺で『清九郎』紙芝居を観覧して復習するという、清九郎づくしのみっちり勉強コースだった。
 とは言っても、うちの寺である。皆さんリラックスして、いつもの紙芝居前の飴ちゃんを舐めなめ、楽しんで観て頂けたような感じであった。
 ようこそのお参りでした。合掌
 

ハチが出た!

 今日、ご門徒さんのお宅で、仏壇の前に座った途端、驚いた!
 大きなハチが、目の前の[過去帳]の上にいるではないか。
 きっと花の蜜に誘われ、迷い込んだのだろう。
 そんなことより、気になってお経が挙げれない。
 大きなハチと目が合う。
 刺されないかと、刺激せずに小さな声で、お経をあげる。
 あいにく、家の人は仕事に行って留守なのだ。
 で、僕一人。
 そうっと、そうっと、お経をあげて、それからゆっくり立ち上がって退散することにした。
 でも、家の人は帰って来たら、びっくりするかもしれない。
 ・・いや、ハチはもう、飛び去ってしまって消えているかな? 
 一筆、『蜂、危険』と、書いて置いてあげれば良かったか? いやいや、そんな余裕はなかったわいな。もう一度帰るの嫌やし・・。
やっぱ、夜にでも電話しとってあげよか⁈・・なぁ。
 

橿原市仏教会金橋支部「花まつりの集い」への出前

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(徳応寺さま)
 昨日、奈良県橿原市の『橿原市仏教会金橋支部』からのご依頼により、会場の徳応寺さまへ、「紙芝居法話」の出前に行って来た。
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 この日は『第一回・花まつりの集い』だったのだ。
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 大人と子供を合わせると満場で、熱気にあふれた会場となった。
 開会式のあと、僕の『紙芝居』(「おしゃか様物語」・「三尺三寸のお箸」)の二本。
 そして、『金橋子ども太皷』の披露と続き、子供たちにとっては、大はしゃぎな時間となったようだ。
 子供たちにとって、お寺で過ごす貴重な体験になったことには間違いない・・と思った一日であった。

堺市『極楽寺』様の永代経法要

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 昨日、堺市『極楽寺』様の[永代経法要]に、出講させて頂いた。
 こちらへの[紙芝居法話]の出講は、もう10年になる。
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 10年間行かせて頂いていると、ご門徒さんとも顔なじみになる。
 荷物を持ってお寺に入った瞬間、境内をお掃除しておられたご門徒さんに、「もう、大丈夫なのですか⁉・・皆、心配してたんですよ。」と言われた。
 「お陰様で、もうこの通り!」と、ポパイみたいに腕まくりをして見せた。
 又、講演が始まる前に、少し挨拶をすると、「元気になって下さって本当に良かった。一年に一回のこの『紙芝居法話会』をみんな楽しみにしてるんですよ。私らの為にも元気でおってもらわんと。」と、ご門徒さんに言われ、拍手をされた。
 本当に有り難い事だ。
『何としても、元気でいなくては』とこの日、僕は誓った。

見られてるんや・・

 今日、檀家さん宅のお参りの帰り、
 「この前、お寺に観光バスが三台で『紙芝居』を見に来られたんでんなぁ・・。
 どえらい人数の人達が村の中を入って行きはったんで『なっ何事や!』と思って追いかけて行ったら、お寺に入って行きはったやないですか⁉
 村の私等はちょっとパニック状態になってましたんやで。・・お寺が有名になる事は嬉しいことなんやけど、住職さん、お身体大事にしてくださいや。病み上がりなんやから。」と言われた。
 僕は「わざわざ遠くから、バスで紙芝居を見に来てくださるのはたいへん有り難いことです。
 寺と村の宣伝にもなりますし。・・けど、身体が資本なので十分気を付けてやってますから、・・大丈夫ですよ。ご心配お掛けしてすいません」と、言った。
 と言いながら『見られているんやなぁ・・』と思った。 
 小さな村やもんなぁ・・、当たり前か。

 お参りの途中に、満開の桜を見て思う。

 「今年は、この桜吹雪を、近くで見れて幸せだ」と。

 去年は、病室からしか見れなかった。
 窓から見える桜の木は、小学校の桜だった。
 そのつぼみを見て、満開を見て、散ってゆく桜を、ずっと見ていた。

 去年、一日中同じ桜の風景を見ていたら、なぜか物悲しくなってしまった。

『今年、間違いなく、僕は生きているんだ』と。そんなことを、今日思った。

慈光寺さまの『花まつり』

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岸和田市の『慈光寺』さまには、昨年、御迷惑をお掛けした。
 「報恩講」という大法要に、『紙芝居法話』をさせて頂くお約束をしていたのに、僕の体調が悪くキャンセルさせて頂いた為である。
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 それでも今年、『花まつり(=お釈迦さまの誕生日祝)』法要で、お呼び頂いた為、「(昨年のお詫びを兼ねて)何としてでも出講させて頂かねば!」という思いから、今日、行かせて頂いて来た。
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 人数は多かった。お近くの幼稚園児たち多数と、ご門徒さまの児童たち、さらに、お寺のご婦人と壮年の方々・・。
 どの年齢層に合わせて語れば良いか、多少考えたのだが、(難しいジブリの映画でも、子供たちが観る時代なのだから・・)と思い、多少難しい表現をそのまま入れて(『悟り』とか『老・病・死』とか入ったこの紙芝居を)、そのまま演じた。
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 退屈していた子供もいたが、中には、真剣に見ていた子供いて、こちらも緊張しながら演じさせて頂いた。
 こちらも、大変勉強になりました。合掌

「うわぁ~」「あぎゃー」

 皆さんは、何か失敗した時、その後悔と恥ずかしさから、家に帰って一人、部屋の中で叫ぶことって無いですか?
 私はよくあります。・・昨日もありました。
 特に、人の前でお話したことが、全然受けなかったり、しらけたりしたら、この傾向が良く出ます。

 『誰も居てないな』と回りを見てから、「うわーー!なんちゅう恥ずかしいことを、言うてしもたんやー!」とか、
「あぎゃー、又やってもうた~!もう、俺は人の前では話せん!いやいやいや。」とか。
 そんな時に限って、横の部屋で家内が聞いとったりして、「どうないしたん。・・反省するんやったら、もっと最初から練習しとけば良いのに」と、ボソッと言われて、傷口がさらに広がります。
 こう、言われたら、又倍増する恥ずかしさから『あぎゃー!』

『安心した』と言ってくれ!

 昨日のお参りの途中での話。
 僕の携帯に突然の電話。
 檀家さん宅を出て、(番号を見て)車の中で折り返しの電話をする。
 知らない奥さんからの悩みの相談電話であった。

奥さん「・・あの六歳になる子供で、相談にのってもらえませんか?・・今から主人とお寺に行かせて頂いて良いでしょうか?」
僕「今日はちょっとお参りで遅くなるのですが、込み入ってお話ですか?・・よろしければ、今お話頂けませんか?(『どこのどちらさんか知りませんが?』とは言わんかったが・・)」
 
奥さん「今日の朝、息子が私に『僕、お星さまの所に行くねん。』と言うんです。・・それが気になって、気になって。大丈夫でしょうか?」
僕「それは毎日、そう言っているのですか?」

奥さん「いいえ、今日が初めてです。

僕「幼稚園か?保育園で何か変わったことがありましたか?たとえば、いじめとか?」

奥さん「聞いていません。いや、聞けませんでした」
僕のこころの声「それを聞かなあかんで」
僕「それで、幼稚園の先生に何か無かったか、聞くとか?・・もっと他に、子供さんの挙動に何か信号がなかったですか?・・たとえば最近、子供さんの身に大きな変動か何かがなかったですか?」

奥さん「そう言えば、私今、妊娠していて、もうすぐ第二子が生まれるんのですが・・、この間、二人水子になってしまっていて。それで、今お腹の子を大事にしすぎて、息子にをかまってやれないところが、あったかも・・。今年から小学校に入るし、大丈夫と思って。」

僕「ひょっとしたら、息子さんは『僕にもかまって』と信号を出して居られたんと違いますかね?」

奥さん「そうかもしれません。そうかもしれません。それでは又。」

そう言って、電話が切れた。
どこの誰だか知れないけれど、『安心した』と言って欲しかった。

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