・・時々、『トラウマ』と言っていいのだろうか?
病院の中にいるような錯覚、そんな夢を(まだ)見る。
お医者さんから「君は退院したら、身体障害施設に入所してもらわねばならんようになる。まぁ、デイサービスに通っても良いかもしれんが・・」と、僕に言っている夢だ。
それをまるで、他人のように聞いている僕。
でも、それは僕のことだ。
まだ、医者の話は続く。
「退院しても、右腕は効かないだろう。正座も出来ない。言語障害も残るだろう。・・つまり喋れない。覚悟せねばならない。」と説明が続く。
今はリハビリのお陰で運良く、すべてが軽く済み、普通の生活に戻れたので、こんなことが書けるのだろうが、やはり、こう言われた場面を夢で思い出すのだ。
右腕が動かなかったら、もう『紙芝居』が書けない。
正座が出来なかったら、もうお参りができない。つまり仕事ができない。
言語障害も、お経もあげれないし、紙芝居も読めない。
僕のすべてが、無くなってしまう。
今日、ひとりの檀家さんから「住職さんが、こうして私の家に来て、仏壇の前でお参りをしてくれる事は、奇跡やと思っているんでっせ。」と言われた。
ホンマに助けてもらった命。
又、動けて喋れる幸せ。
大事にせねばならん。
その檀家さんから帰り際に言われた「住職さんが経験しはった事を、皆に伝えて欲しいわ。・・それが仏さんに対する恩返しとちがうやろか?」という言葉。
僕の背中にドッとのし掛かった。
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EVENT MONK3 2015年02月25日(水)01時45分 編集・削除
久しぶりに拝見しましたら、
このコラムが胸に刺さりました。
私も脳に疾患有りますから、
ほんまに普通に生かして頂く事は奇跡に思います。
今に、全てに、阿弥陀さんに感謝します。
追伸:使命なんか無い!
のしかからんで良い!!
そのまんまで良い!!!
「しなアカン」が一番「アカン」!!
青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光
そのままで良い!!
無理しないで!!!!