住職のつぼやき[管理用]

記事一覧

※画像をクリックすると拡大されます。

仏教婦人会への出前

ファイル 420-1.jpg(善久寺さま)
 昨日、太子町の『善久寺:仏教婦人会』主催の〔仏教婦人会プラス地域婦人会〕が催され、そちらのお寺にお招き頂き「出前法話」に行って来た。
 「皆でお昼の弁当を食べてから、ノンストップで一時間半のお話をお願いします」と頼まれたので、「よっしゃ~、話の途中でお昼寝させんぞ!」と、精一杯お話させて戴いた。
ファイル 420-2.jpg
 割とご高齢の方も多かったので、思いっきり大きな声でお話させて頂いた。
・・で、(眠られる方は無かったが、)その日の夕方の『お葬式』の通夜法要で、突然、声が嗄れて出なくなってしまって往生した。(なんとか終らせたが・・)
 無理が利かない身体になってきたなと、改めて思った次第である。

極楽の色と天国の色 ~イタリア青年の質問~

 先月『特養老人ホーム:白寿苑』にゲストで来てくれた、イタリア青年〔アンドリア〕君が、昨日、そのホームスティ提供家族『松葉さん一家』と一緒に、うちのお寺に遊びに来てくれた。
 お寺内を簡単にグルッと案内したのち、アンドレア君は(初めての〔お汁粉〕をすすりながら、)たどたどしい日本語で僕に質問した。
「どうして、日本の仏壇や本堂内(内陣)は、金ピカなのですか?」と。
 僕は「全部の仏壇がそうではないけれど、仏様のおられる『極楽浄土の世界』が光り輝いていると『お経』に書かれてあるので、このようなゴールドなのだと思うよ」と、不確かな英単語(ルー大柴のような)を入れながら説明した。
 「フーン」と言ったのち、彼は「仏教の天国(極楽)は、ゴールドなのですね。イタリアでは〔ゴールド〕は『マネー』を意味します。・・イタリアの天国は〔ホワイト〕(太陽の光のような!)で表します。」と付け加えた。
 「それじゃ、地獄は何色で表すの?」と聞くと、彼は『レッド』(すべてを焼き尽くす意味で、)と言った。
 そして、「では仏教の地獄は何色ですか?」とまだ続けてくるので、「おそらく『ブラック』しかもダークな奴やな・・」と答えた。
 色の『あの世』観は、やはり東洋と西洋では、違うのだと改めて思いしった後、ついでに僕が作った「ダンテ」の『神曲』という紙芝居を(本場の国の)彼に見てもらった。
 彼はそれを見て「・・そのお話は皆知っています。イタリアでは『ダンテ』は超有名人です。高校の教科書で必ず出てきて習います」と言った。
 僕は「それは宗教の授業で習うの?」と聞くと、「違います。文学(一種の空想小説)としてです」と言った。
 ついでと言ったらなんだが、僕は「その『神曲』の(あの世の)世界を皆信じているの?」と聞いたら、彼は「おそらく、ほとんどの人が信じてないと思います」と答えた。
 それは『東洋』と『西洋』も現代では『トゥギャァザー』つまり皆同じなんやな・・と、(これも)改めて思った。
 

お寺の壁の塗装

ファイル 418-1.jpg

 僕が〔観念寺〕に入寺(ニュウジ)してから、12年が経った。
 当然の如く、お寺もあちこちが傷んできた。(僕の身体と同じように・・)
 それで年が明ける前に、今月から(剥げてきた)お寺の横の壁面を、今塗り直してもらっている。
 お寺のリフレッシュが終ったら、来年こそ、僕自身も〔人間ドック〕に行って、〔リフレッシュ〕せねばと思う。
 まだまだ、作りたい『紙芝居』もあるし、健康をなんとか保たねば・・・。『お寺の出前』の注文も、来年の秋まで入っているし、キャンセルの無いようにせねば・・。でも僕はいったい、いつまで『出前』をやり続けるのだろうか?・・おそらく身体が動かんようになるまで、やるんだろうな・・。でも、注文がなくなったらどうしようか? その時は『お寺の押し売り』とでも名前を代えて、勝手に行くか・・。ブツブツブツ仏。
〔つぶやき〕ではなく、〔つ・ぼやき〕でした。
 
 

『心配するな、なんとか成る』・・さ

 昨日、ご法事に行かせて頂いた〔お家〕での話。
 僕が車で到着した時、その家の前の〔駐車場〕に人だかりが・・。
 何事かと思って見ると、お参りに来られた〔親戚同士〕の車が接触事故を起こしている。
 そして気まずい空気が流れ、ひそひそ声で話合いがさせている。(そらそうやと思う。今から仏事やというのに、トラブルが発生してしまったんやから。・・)
 まぁ、それでも《法事》はスタートした。
 僕は仏壇の前でお勤めしていても、後ろの気まずい空気をピリピリ感じていた。
 だから、いつもより『お経』は短い目に終って、お話をさせて頂くことにした。
 大きく深呼吸して僕は話し始めた。
「一休さんの遺言の話をさせて頂きます。
 ・・とんち小坊主で有名な一休さんは、ご長寿で88歳まで生きられました。
 そして亡くなる前に、弟子達に『遺言書』を残されました。そして弟子達に言われました。
『お前達、ワシが死んで、どうしようもないトラブルが起こった時、この〔遺言書〕を開け。 ここにはどんな問題も解決できる《秘策》が書かれてある。・・ただし、めったな事では開くなよ』と言って、亡くなられました。
 そして、その後何年かして大問題がお寺で発生し、いよいよこの『遺言書』を開く時が来ました。
 そして皆で読経し、長老がこの『遺言書』を開いた時、なんと、ビックリして(吉本新喜劇のように)ズルッとずっこけてしまったのです。
 なぜかというと、そこにはたった一言だけ。
『心配するな、なんとか成る 〔一休〕』だけが、書かれてあったからです。
 長老がそれを読み上げると、その『遺言書』披露の場は、温かい笑いにつつまれました。
 お弟子さん達は、さすがは皆お利口さん。その真意を悟り、みなはリラックスして、良き『解決方法』を見出したという事です。
・・お話はこれでおしまい。 それでは皆さん、ご一緒にこの一休さんの遺言を私と一緒に三度、ご唱和致しましょう。『心配するな、なんとか成る。・・・』」
 と、こんなお話をした。
 気まずかった法事の席の列席者は、皆お利口さん。僕がなぜこんな話をしたかという真意を受け取って下さり、拍手と笑いが起こった。 (「そや、怪我人が出なくて、良かったやんか・・」と、そんな談笑の声も聞こえてきた)
 そして、JAFが来る前に、僕はそそくさと引き上げたのでした。
 『なんとか成る』ようにと願いつつ・・。

 〔余談: 僕はどうでも良い事だと思っているのだが、この一休さんの『遺言書』の話。どうやら「マユツバ」らしい・・。本当の遺言は(一休さんらしいと云えばそれまでなのだが、)もっと凄まじい。・・でも、それは又、別のお話。機会があれば又お話しましょう〕

突然のお客様

 今週は、よく〔突然のお客様〕がある。
 今日もそのような一日だった。
 早朝、突然に「今日、おしょうさん(お住っさん、住職さん、ご院さん・・、この方は僕を〔おしょう〕と呼ぶ)の顔を見に行っても良いですか?」と、電話があった。
 ・・僕は他に何かお話があるのかなと、変に勘ぐって、「午前中はお葬式があって留守しますが、午後からは寺に居りますから、どうぞいらして下さい」と返事をした。
(結果的には何も早急な話は無かった。・・ただの暇つぶしであったのかもしれない。・・でも、そんなことはどうでも良い。 ただ顔をみたいと言われて、僕自身嬉しかった)
 このご隠居さんの家は〔新興住宅地〕で、しかも〔坂道〕で、うちの寺から歩いて30分は掛かる。(結果的に40分掛かったそうだが、今日は天気も良く暖かかったので、肉体的負担は軽かったのではないだろうか)
 ・・まぁ、それでお昼から、85才になるこの檀家のご隠居さんはお越しになり、2時間ほど雑談をして(主に戦争時の話)、本堂でお参りをして(帰りは僕が車で送って)帰られた。
 このご隠居さん、先に奥さんを亡くされて丸2年が経った。
 息子さん夫婦は共稼ぎ。その子供さんは中学校。
 昼間はたいてい一人。
「ボケない為には、一日40人の人の顔を見ないとあかんのですって。・・でも、私は一日たいてい3人だけ。・・『デイサービスに行ったらどうだ』と息子に言われますが、まだそんなトコ行きたくありまへん。・・おしょうさんと話するの好きですねん。又、来ても宜しいか?」と、帰りがけに言われた。
「どうぞ、どうぞ、居る時は居りますし、居ない時は居ませんが、遠慮なしに居る時に、話などしにいつでも来て下さい」と言って別れた。
 僕はこんな話のできる、誰でも気軽に来れる〔お寺〕にしたかったので、夢がかなって幸せ者だと今日感じた。(童話『泣いた赤鬼』の家のような、「ドナタデモ、オイデクダサイ。オイシイオカシガ、ゴザイマス。オチャモワカシテ、ゴザイマス」と縦看板が立っているような、そんなお寺にしたかったのだ。)
・・でも、昼ごはんは夕方になってしまったなぁ。(笑)
 
 

人騒がせな〔紅葉の見ごろ〕

ファイル 414-1.jpg (気持ちだけ紅葉しているうちの寺庭) 
 先日、葬儀会館での〔お葬式〕の勤行が終り、控え室に帰ってきた時の事。
 ふと、自分の携帯電話を見ると、着信履歴が同じ人から二件入っている。 それは、まったく知らない人からの電話番号。でも、うちからそう遠くはない番号・・。
 お葬式の後でもあり、二回も連続で〔携帯〕に着信があったので、気になってこちらから電話をすぐにした。
 すると、相手の方がすぐに出て・・、
「私は○○といいますが、お宅のお寺の紅葉(モミジ)は、もう見ごろでしょうか?」とのお言葉。
「はぁ?」と、こちらから切り替えしすぐにピンと来て、「それはひょっとして(紅葉で有名な)カンシン寺の事ではないでしょうか?・・うちの寺はカンネン寺です。うちの寺はちっちゃい庭ですので、寺庭拝観はやっておりません」と答えた。
 このような事は、毎年一~二回ある。そう、うちの近くには〔紅葉〕で有名な(観光スポット)大寺院があるのです。
 その超メジャー有名大寺院に、間違われてよくこのような電話があるのだ。
 でも、わざわざ携帯電話にまで、〔紅葉の見ごろ〕を尋ねてこられた方は今回が初めてであった。(ちょっと悔しいので、うちの庭の写真を載せましたワン!)
・・が、本音を云うと、お葬式の電話じゃなくて良かった!  

千葉県からのお客さま

 ネットのチカラは大きいと思う。
 昨日、偶然ネットで僕のホームページを見られた千葉県在住の〔英語塾講師〕のご夫婦が、うちのお寺に来られた。
 目的は『紙芝居』の実物見学である。
 この方々も、ご自分の近所の『老人ホーム』でボランティア活動をされているそうで、(主に今は、楽器を使って演奏会をされているらしい)いずれ『紙芝居』を使ったお話会をやってみたいそうだ。
 でも、わざわざ新幹線に乗って、こんな遠くまで来ようと思われた、その気持ちに感動する。(・・が、ついでに京都見物もされて帰られるらしいので、損は無いと思う)

 ・・で、面白かったのは、うちの寺の最寄の(電車の)駅名は、近鉄〔富田林(とんだばやし)〕駅という名前なのだが、この方からメールで、「この駅名は『とんでんりん』駅というのでしょうか?」という問いが来た事である。
 確かに、他府県の方には読みにくい〔駅名〕だ。
 でも、なんか関西に住む僕としては、この〔読み方〕、とても面白かった。
 僕は上方落語『平林(ひらばやし)』を思い出した。
 これは、文字の読めない丁稚が、『平林』と書かれた手紙を配達するお話なのだが、途中でこの読み方を忘れ、通りがかりの色々な人達に読み方を聞いて回るというお話だ。 それが皆トンチンカンな読み方をして笑いを誘う。・・『たーいら ばやし』か『ひらりん』か、『いち はち じゅう の もっくもく』、『ひとつ と やっつ で とう きっき』と、このように文字をばらばらにしてめちゃくちゃ読むのだ。
・・・僕は、この話を思い出した。
 では、最後に『富田林(とんだばやし)』の歌を一曲。
『とみた ばやし』か、『とんでんりん』か、『とんた きっき』か『ふだ りんりん』。・・すみません。バカバカしい事しか思いつかん僧侶で・・・、おそまつ!

イタリア青年の来苑と、イルカに乗った中年の話

ファイル 410-1.jpg

昨日、特養老人ホーム『白寿苑』へ、月例「法話会」に行って来た。
 この毎月やってる「法話会」、たまに私の知り合いがゲストに来て下さる。
 昨日も、知り合いの松葉さんという女性が、オカリナの演奏で応援に来て下さった。(私一人の殺風景な法話会に、ゲストの方の来援は本当に助かる)
 そして昨日は、松葉さんの家に今、ホームステイに来られている日本のアニメ大好きイタリア青年も一緒に来られて、たどたどしい日本語で(インターネットで独学されたらしい)、自己紹介され、イタリアの早口言葉なども披露して下さった。(「兄ちゃん、日本語じょうずやなぁ」と、誉め言葉がお年寄りから飛び交った)
 本当、国際色豊かで楽しかったです。ありがとうございました。

 それと、もう一つ。
 先日、この『白寿苑』に、往年のアイドル歌手〔城みちる〕氏が、ボランティアコンサートで来られたらしい。
 昔のアイドル(失礼・・)〔イルカに乗った少年〕も今は、52歳。
 今、全国の老人ホームを〔ボランティア〕で歌を披露に回っておられらしい。もうすでに500回を超えているそうだ。
 もちろん大ヒット曲「イルカに乗った少年」も歌っているということで『白寿苑』でも唄われたということだ。
 「そうか、まだ中年になってもイルカに乗ってたんやね」と、職員さんと一緒にその話で盛り上がった。
 

京都:夜間特別拝観寺院と巨乳の天女さま

昨日、京都のライトアップされている「夜間特別拝観寺院」、〔知恩院〕・〔清水寺〕・〔高台寺〕にお参りさせて頂いて来た。
ファイル 408-1.jpg(知恩院)
 今は各寺院、紅葉もライトアップされ、たいへんキレイであった。(人、人、人で、もの凄い観光客の波にもまれたが・・・。 ひとつ気になったのが、ご本尊の仏様にお参りする人は少なく、皆、夜景ばかり(カップルで)見ておられた点だ。 なんか寂しい・・。)
ファイル 408-2.jpg(法然上人像)
面白かったのは、知恩院山門裏にあった、紙の張りぼて人形であった。
〔法然上人〕は良いてしても・・、
ファイル 408-3.jpg(天女像)
 (写真)の〔天女像〕は、ちょっと・・、グラマーすぎて・・、
思わず、妻が「天女さまって、あんなに巨乳なの?」と、僕に聞いた。
 僕に聞かれても・・・?

〔宣光寺〕様の報恩講

ファイル 405-1.jpg

 本日、大阪は天王寺にある浄土真宗〔宣光寺〕さまの『報恩講法要』にご縁を頂き、「紙芝居法話」に行かせて頂いた。
 こちらはJR天王寺駅近くの大都会の真ん中にある、近代的コンクリート作り三階建てのお寺であった。
 本堂も二階にあり、参拝の皆さんは、すべて階段で上まで昇ってお参りをされる。そう、こちらはいかにも近代的なお寺なのである。
 僕は、こちらでのお勤めの後、〔昼の法座〕と、〔夜の法座〕の二回、お話させて頂いた。
 法話の最中も、食事の最中も、JRの列車の走る音が、微かに本堂に響き渡り、下町育ちの僕としては、その度、郷愁の身持ちが湧いて、たまらなくなった。(今でも時々、思うのである。あぁ、町に帰りたいと・・。)
 

上に戻る