住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『万能の天才レオナルドダビンチ』(その5最終回)

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幅広い分野でその才能を発揮して、のち『万能の天才』と呼ばれたレオナルドダビンチ。
彼はルネサンスの激動の時期を生き抜き、波乱の生涯を終えました。
絵画だけではなく、建築、科学などの分野でも天才と呼ばれた世界的偉人レオナルドダビンチ。
この万能の天才の名にあやかって、今、日本医学界にも[万能医療ロボット『ダビンチ』]と名付けられた「内視鏡手術支援ロボット」が出来上がり、治療の難しい現代の手術を幅広く活躍させています。
この紙芝居を描いた私も、この「ダビンチロボット」に助けられた一人として、病室で、感謝の心を持ってこのお話を描かせてもらいました。
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さてそれでは最後に、ダビンチの残した言葉を少し書かせていただいて紙芝居を終わらせて頂きます。
『芸術に決して完成ということはない。途中で見切りをつけたものがあるだけだ』
おしまい

紙芝居:『万能の天才レオナルドダビンチ』(その4)

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そしてレオナルドは(イタリアの)ベネチアや若い頃に修行したフィレンツェ、そしてウルビーノなどへ旅をします。
ウルビーノでは彼は軍事技師、建築技師として雇われ、軍隊に同行します。
が、戦いを各地で目の当たりして、レオナルドは戦争に嫌気がさし、戦場をある日突然去ります。
そして再びフィレンツェに向かいました。
そのフィレンツェで、レオナルドは生涯のライバルに出会うことになります。
その名は[ミケランジェロ]でした。
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ミケランジェロはレオナルドより年下でしたが、彼に闘争心をむき出しにする天才彫刻家でした。
フィレンツェの役人達は、この二人を競わせようと、教会の向かい壁に、フィレンツェ戦闘場面絵画をお互いに描くように依頼します。
がしかし、この世紀の芸術対決はレオナルドの技法の失敗、そしてミケランジェロのローマからの召喚により不成立に終わってしまいました。(ああ残念)
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やがて、年老いたレオナルドは病気(脳卒中か?)もあって、絵画.芸術への情熱も薄らいで来ました。
そんな時、フランス国王から「是非、我が国においで下さい。大歓迎します」と手紙が来ます。
ぼやき老人になっていたレオナルドはこれを受けます。
そして、フランスの宮廷画家として迎えられ、高額な年金をもらいながら、穏やかにフランスで晩年を過ごし、67才でその生涯を終えました。(次回最終回)つづく

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