住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『ダルマ大師』(その3)

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 100才を越えたダルマは高齢、いや超後期高齢者ではありましたが、「中国に行って、坐禅(ざぜん)を中心とした仏教を広めたい!」と決意します。(すごいねぇ・・高齢者の鏡やねぇ。ひょっとすると、言い出したら言うことを聞かんへんこな年寄りやったかも?・・今でも居りそう。ウィーアーザ、チャンピオンズ!)
 その頃、ダルマにはたくさんのお弟子が居て、皆、引き止めましたが(当たり前やねえ・・)、ダルマの決意は固く、ついにインドから中国に旅立ったのでした。
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 そして三年間掛かって、ようやく中国に到着しました。 
 ダルマ伝説では、すでにこの頃幾多の試練があり、ダルマの年齢は120才を越えていたと云われています。
 その頃、中国には[梁(りょう)]と言う大国の『武帝(ぶてい)』と言う名の国王がいて、仏教の教えをとても大切にしていたそうです。
・・その噂を聞いて、ダルマはその国に向かったのでした。
 一方、武帝も「‥何っ、はるばるインドから仏教のマスターがやって来ただと⁉ぜひ、会ってみたい!」と思ったのでした。
 そして、武帝はダルマを宮殿に招き入れました。
 そしてそして、世に有名な『武帝とダルマの禅問答』が始まったのでした。つづく
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(しろあと歴史館所蔵のダルマ)

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