住職のつぼやき[管理用]

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春・彼岸のこと

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(河南町「善秀寺」さま)
 ようやく忙しかった[春のお彼岸]行事が終ろうとしている。
 19日には『観念寺』の彼岸法要。
 こちらは、僕が[紙芝居法話]をした。
 そして21日には、同じ河南町の『善秀寺』さまの[彼岸・永代経法要]で、[紙芝居法話]をさせて頂いて来た。
 その他、檀家さんでのお彼岸のお勤めも多くあり、たいへん忙しかった。

 自坊観念寺の法要では、最後に皆で『千の風になって』を唄う。
 檀家の皆さんは、よく、お彼岸にはお墓参りをされる。
 されど、この歌は「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません。眠ってなんかいません。」という歌詞が続く。
 お墓参りをするのに、仏さまはお墓にいない。
 これを、どう説明するか考えた。
 僕はこう思って説明した。
 この歌の(二番)は、亡き人は『秋は光になって畑にふりそそぐ。冬はダイヤのような雪になる。朝には鳥に成り、夜には星になる」・・ということは、[お墓]にもなっても良いじゃないか。・・そう思いませんか。要は、お墓の前でいつまでも『泣いちゃ』、そして『悲しんでは』ダメなのだ。
 亡き仏さまに感謝をして合掌する。
 そこには、お墓に仏様が変身される可能性だって十分ある。・・この歌は主旨は、きっとそうゆうことにある。
 と、僕はそう理解し、檀家さんにこのようにお話した。
 皆さん、しきりに頷いておられたので、賛同して頂けたのではないかと思った。

 今年のお彼岸は、感動的なお話をたくさん檀家さんからうかがった。それは又、別の機会に・・。

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