住職のつぼやき[管理用]

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播州妙好人の取材旅行(前編)

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(播州:龍野市)
 夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か・・。
 あまりにも有名な[三木露風]の代表作、『赤とんぼ』。

 露風の出身地は、龍野市で、この故郷を偲んでこの曲を作ったとされる。(一日三回、午前七時と、午後五時と夜の十時に、町全体にこの曲が流れる。・・夜の十時に曲が流れてきた時は、さすがに驚いた。)
 先週、この歌で(昔から)町興しをしている[播州:龍野市]と、隣町[太子町]へ、播州門徒妙好人の[紙芝居]の取材旅行に、一泊二日の日程で行って来た。
 お供は、僕の娘に頼んだ。
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(霞城館[かじょうかん])
 初日、雨の中、大阪駅からJR新快速で出発。
 龍野市に到着後、目的地の一つ、日本三大思想家の一人、哲学者[三木清]の資料館の[霞城館]へ行く。
 三木清氏のことは、いずれ書こうと思うが、ドイツ・フランスで本格的哲学を学んだ日本を代表する哲学者の一人であるのだが、「私は浄土真宗の一信者として死んでいきたい。」と、このような事を述べながら、思想犯として日本の特高警察に捕まり、獄死したという人物である。
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(三木清氏の資料)
 彼の人物像を「紙芝居」で表わすのは、(『彼は清潔な人柄だ。・・いや違う。』と賛否両論あり)、非常に難しいのだが、僕はシンプルに(『アラビアのロレンス』の映画のように、)自分に正直な人物像として、彼の「紙芝居」を作りたいと今、思っている。
 その為の、今回は貴重な取材になったと思う。
 三木清氏の取材で、一日終わり、この日は国民宿舎[赤とんぼ荘]に泊まる。
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(龍野城)
 次の日、午前中、時間が空いたので、紅葉の美しかった龍野城や、うすくち龍野醤油資料館などを散策して、時間を過ごす。
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(お城の中:娘と)
 そして午後、浄因寺ご住職とのお約束時間に間に合わす為、タクシーを使って、播州[太子町]へ。
 妙好人[播州の宇右衛門]の故郷、[浄因寺]様に向かう。
 つづく
 

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