住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その11

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ウェルギリウス「ダンテ、ようやく我々は地獄の〔最下層部〕に着くことができたようだ。
 長い旅であったなぁ・・。いつの間にか、(お盆休み)も終ってしまったようだ。今年も働き続けて夏が終ってしまった!いったい私は何の為に生きているのか・・、あぁ虚しい。・・あぁ、いかんいかん、このブログ作者の生霊が私に取り付きよった。あやつは、油断も空きもない奴じゃ。・・やはりこの地獄恐るべし!
・・ところでダンテ、恐ろしくココは寒いであろう!
 ここは、〔氷の世界〕なのだ。
 ここは、〔裏切りの罪〕を犯した者の地獄なのだ。
・・〔肉親への裏切り〕・〔祖国への裏切り〕、そして〔神への裏切り〕。ありとあらゆる裏切り者たちが、ここで裁かれている。
 静かで、動くものはまったくない。正に、凍りついた寂しい世界なのだ!
 そして、いよいよ我々は、この奥底にいる〔地獄の大魔王〕の姿を見る時がきたようだ!・・さぁ、ダンテ、〔地獄の大魔王:ルチフェル〕の姿を見ることにしよう!」
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ウェルギリウス「ダンテ、あれが《地獄の大魔王:ルチフェル》だ!」
ダンテ「寒む寒む、ハッハッ、ハックション!」
ウェルギリウス「・・ダンテ、大魔王といっても《ハクション大魔王》とは一切関係ないぞ!・・お前の〔ボケ方〕パターンは、もうお見通しだ!時間がもったいない。さぁ、話を戻そう。
 あの〔大魔王〕は、昔は最も美しい姿の〔大天使〕だったそうだ。
 それが、その美しさの〔おごり〕から、自分が《天界の王》に成り変わろうとして、神々に叛旗を翻して戦いを挑んだ。しかし負けて、《天界》から投げ落とされ、彼は地獄の一番底に落ち、あのような醜い姿に変わり、氷づけになってしまったというわけだ!
 そして今もあのままの姿で、氷の中に閉じ込められているのだ」
ダンテ「なんか、可哀想な感じもしますねぇ・・?」
ウェルギリウス「・・そうだな、しかし、神様に反逆したのだから仕方がないわ! それよりも我々は今、そんな感傷に浸っている暇はない。ここを早く脱出しなければ、凍死してしまうからな!・・ダンテ、実はあの魔王の身体自体が《宇宙の底》に当たるのだ!だから、我々はあの《大魔王》の身体によじ登り、そしてそこで自分の身体を反転させるのだ。・・すると、あら不思議、重力が逆転して、地獄の底を突き抜けることが出来るというのだ!」
ダンテ「本当ですか?・・でもなんか、面白そう。ウェルちゃん、早くやってみましょう!」
ウェルギリウス「ウェルちゃん・・?。こいつ、地獄を抜け出す方法が解ったとたん、態度がデカクなったような?・・まぁ良いわ」
ダンテ「早く、登ろうよ、ウッチャン!遅いぞ!」
ウェルギリウス「ウッチャン・・・。」 つづく、次回〔地獄界〕いよいよ、最終回!

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その10

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ウェルギリウス「あれを見よ、ダンテ。 〔金メッキ〕が塗られた死ぬ程重い〔マント〕を着た者たちの行進が、やって来たぞ!
 彼らは生前、あっちこっちに好い顔をして、その場しのぎの浅知恵で、まじめに生きる人々を押しのけて、生きて来た者たちなのだ! その罰として、あのマントを着せられ、行進させられるのだ。
 正に、本当の〔金〕とは違う〔金メッキ〕! 偽善者にはぴったりの姿なのだ!」
ダンテ「『耳が痛い・・。私もそうです』と、このブログの作者がテレパシーを使って私に言っております。」
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ウェルギリウス「そして、ここは『盗人たちの地獄』=《ヘビの世界》だ。
 ヘビに咬まれ、炎となって燃え尽きる地獄なのだ!
 しかし、その燃え尽きた灰の中から、再び人間の姿へと復活し、又同じ苦しみを繰り返す。・・ここは、そういう重苦しい世界なのだ!」
ダンテ「正に『ヘビー』な世界ですね!」
ウェルギリウス「・・言うと思っておった」 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その9

ウェルギリウス「ダンテよ、このブログの作者が『忙しいお盆を挟んで、このHPに〔紙芝居〕を発表してしまったがゆえに、遅々として、この〔地獄界〕を脱出することができない!』と、ブツブツ言っておるぞ。しょうがない奴じゃ・・。そのせいで、我等二人はいつの間にか《お笑いコンビ》になってしまっている!」
ダンテ「まぁ、良いではありませんか。私も『ボケと突っ込み』の間が、だんだん掴めるようになってきました。ここを出る頃には、私も一人前の『元祖・ルネッサンス漫才師』!コンビ名は『ダンテ&ウェルギリ』でいきましょうか? まぁ、この先、ゆっくりと〔地獄界〕を楽しんで参りましょう。『元祖、ルネッサ~ンス!』」
ウェルギリウス「こいつ、少しゆとりが出来てきたなぁ。変や奴をつれて来てしまったようだ・・とか、なんとか言っている間に、我等は地獄の《第二の門》を抜け、〔第六の圏〕に着いたようだ。
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 ここからが《地獄の下層部》だ。
 ここは、燃え続ける《墓場》だ。あやまった信仰を持った者の地獄だ!皆、墓場の下で焼き尽くされ、苦しみの余り、石の墓を持ち上げ、外へ出ようとするが、その石の重さゆえ、又元の火の中に落ちてしまうという地獄なのだ!」
ダンテ「わたしの~、おハカのなーかで~、焼かないでくださいー。そこに~わたしはおりますー、泣ーいてばっかりしてます~」
ウェルギリウス「変な替え歌を唄うな!もう、次行くぞ!次!」
ダンテ「あんたは、いかりや長すけかい?!」
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ウェルギリウス「そして、ここが〔第七の圏〕、『自殺者の森』だ。
 自殺をした者は、皆ここで〔枯れ木〕となって生まれ変る!
 そこに、猛獣に追われた他の〔地獄界〕の罪人達が走り回り、この〔枯れ木〕にぶつかり続け、木は折れ、血を流し続けるのだ。その恐怖と痛みに耐えながら、いつまでもここで立ち尽くさなくてはならないというのが、この地獄なのだ」 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その8

ダンテ「地獄なんて、な~いさ、地獄なんて、う~そさ。悪を無くすた~めに、誰か作った~のさ。・・だけどちょっと、だけどちょっと、ぼ~くだって怖いさ・・・、」

ウェルギリウス「ダンテ、大丈夫か?・・・だいぶ疲れてきたようだな、このブログの作者と同じように・・。お前、地獄の中にいて、その替え歌は、ちょっと不自然だぞ! しっかりしろ、ダンテ!」

ダンテ「はっはい、あまりのカルチャーショックで、少しおかしくなっていたようです。・・頑張ります!」
 
ウェルギリウス「よし、その意気だ! 我等は、ここで今一度、泥の河を渡らねばならない。 
 ここは《ステェグスの沼》といって、〔怒り〕・〔不満〕に我を忘れ、他人を傷つけた者たちで、溢れた沼なのだ。 ここは、いつもケンカが絶えない、気分の悪い沼なのだ!」
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 「さぁっ、沼の〔渡し守〕が来たようだ。 あの船に乗って、沼を越え、〔地獄の二つ目の門〕に入るとしよう!
 門の向こうには、もっと恐ろしい地獄が待っているぞ!さぁ、行こう!・・・だけどちょっと、だけどちょっと、ぼーくだって怖いさ!」

ダンテ「あんたも、かい!!」 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その7

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ウェルギリウス「ダンテ、我々は今、地獄の〔第四の圏〕に入った。 見よ、あの山を登る者たちを!
 ここは、〔金儲け〕ばかり考えて、他人を追い落としていった者たちの地獄だ。
 彼らは、お金の一杯詰まった袋を背負い、急なあの山を登らねばならないのだ。
 しかし、斜面が急である為、皆、足を滑らせ転落する。そして、お金の下敷きとなってもがき苦しみ、もう一度ここで死ぬのだ。・・が、又再生し、同じことを繰り返すのだ!」
ダンテ「世の中、銭とちゃいまんねんなぁ・・」
ウェルギリウス「ダンテ、お前、いつから関西人になったのだ?」
 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その6

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ウェルギリウス「ダンテ、ここは、地獄の〔第三の圏〕。暴食の罪を犯した者の地獄だ!」
ダンテ「えっ、暴食は罪なのですか? では、ギャル曽根は・・?」
ウェルギリウス「彼女は芸人だから、ここには来ないと思うのだが・・? 
 それよりここは、いつも雨が降っている・・。雨にぬかるんだ地獄の泥沼だ。
 よく、見てみよ。この泥は、すべて人間なのだ。
 ここは、他人を押しのけ、自分さえ、お腹一杯食べれたら良い、自分さえ満足すれば良いと思う者が落ちている地獄なのだ!
 ここには、あの〔キングギドラ〕のような、ハリーポッター『賢者の石』に出てきた巨大な犬のような、三つ首の《化け物》がいて、泥の形になった人間たちを食い殺すのだ。
そして、化け物の便となって排出された泥は、再び人間の形に再生し、又、エサになって食い殺されるという世界なのだ。」 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その5

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ウェルギリウス「見よ、ダンテ。あれは地獄の黒い風。人の形をした風なのだ!
彼らは、悪しき情欲に身を任せ、愛を貪るあまり、世に災いをもたらした者たちなのだ。
 あのように《骨》になっても、善からぬ恋に落ちた者同士が、休む間もなく、鳥の群れのように空を彷徨うのだ。・・・あの中には、有名な〔クレオパトラ〕もいるのだ!・・どうだ、ダンテ、情欲の恐ろしさを思い知ったか!〔情欲〕をなめてはいかんぞ!」
ダンテ「舐めたらあかん~、舐めたらあかん~、あれが本当の『舐めてクレオパトラ』!」

ウェルギリウス「・・ダンテ、ちょっと疲れてきたか?」
ダンテ「いいえ、ウェルギリウス様。地獄の恐ろしさにテンションが上がってしまっているのです。・・あぁっ、又、一曲浮かびました。『骨まで~、骨まで~、骨まで愛して欲しいの~よ~』」
ウェルギリウス「・・・。」 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その4

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ウェルギリウス「見よ、ダンテ。あれは、地獄の裁判官〔ミノス〕だ! 
言っておくが、エンマ大王の親戚ではないぞ!
古今東西、〔あの世〕というのは、裁かれる場があるようだな。
 あの〔ミノス〕の長い尻尾で、罪人達を巻きつけて、その〔巻きつかれた数〕によって、その罪人をどの地獄へ落とすか決めるのだ。
 そう、多く巻きつかれた者程、恐ろしい地獄が待っているというわけだ。」
 つづく

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その3

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ウェルギリウス「ダンテ!ようやく〔地獄界〕の淵に着いたぞ。
・・ところで、この〔地獄界〕とは、いったいどうなっているのかを先に説明しておこう。
 この世界は、巨大な火山の噴火口のようになっているのだ。
 我等は今から、この火口の底へ底へと、降りてゆくわけなのだ。
・・そう、下へ下へと行くほど、罪の重い者たちが裁かれている。
 我等はそれを一つ一つ見ながら、下へと向かって進む。
 そして、一番底には、地獄の王がいる。
我々は、最終的に、その地獄の王の所に行かねばならないのだ。
さぁ、勇気を出して進もう!ダンテ!ちびってはならんぞ!」

紙芝居:『ダンテの「神曲」(地獄界)』 その2

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ウェルギリウス「ダンテよ、『地獄門』を通り抜けたら、そこは河岸だ。この河を渡れば〔地獄界〕なのだ。
・・ダンテよ、言っておくが、この河は《三途の川》ではないぞ!《三途の川》というのは、マンマンちゃんの世界だ!あくまでも、ここは《キリスト教》をバックボーンに置く世界なのだ!いかん、いかん、お前は今、『どっちがパクリなのだろう?』と思ったであろう。それは違うぞ、ダンテ。古今東西、《河》というのは、『あの世(彼岸)』と『この世(此岸)』の境界線だと思われたのかもしれんぞ。・・いかん、いかんぞ、ダンテ。話が横道に逸れている。こんな会話は原本には出てこんのだ。話を戻そう・・。
 さて、この河岸に多くの者たちがおろう。彼らは、この河を渡ることが出来ない者たちなのだ。
・・というのは、彼らは〔大切な人生を無駄に生きた者たち〕なのだ。
 その為に、この河岸で《アブ》や《ハチ》に身体中を刺され、いつまでも苦しみ続けるという罰を受けているのだ。
・・さぁ、我々はいつまでも、ここに居るわけにはいかない。キンチョーの〔虫コナーズ〕の効力が切れてきたようだからな。河を渡ろう!
そろそろ、この河の《渡し守》がやって来る頃だ!」
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カロン「地獄へ渡る奴は、どいつだー!この河の渡し守〔カロン〕様が、お前達、悪しき魂どもを地獄へ案内してやる!さぁ、乗れー!!」
ウェルギリウス「さぁ、我々も、こっそり〔コロン〕いや、〔カロン〕の船に乗せてもらおう」 つづく

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