住職のつぼやき[管理用]

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《第3回 あんり祭》への出前

 昨日、社会福祉法人『カナン』主催の《第3回あんり祭》へ「お寺の出前」に行って来た。
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上の(写真)は今回のメインゲストの演歌歌手さんである。名前は・・忘れた・・すんません。

 さて、今回の祭りのテーマも去年に引き続き、『~お蔭さまの精神を持って~』と理事長が最初の挨拶でおっしゃられた。
 この祭りは、こちらの施設が日頃から何かとお世話になっている村の婦人会や青年団、そして入居者家族や村人を招いて、職員等がたこ焼きやワタ飴などの屋台を出し、苑内外で接待をして、入居老人とのふれあいの場を作っていこうというものである。
 
 まぁ、そこに今回も「何かみんなに仏教的なお話をせよ」と理事長からの依頼があり、(ここの施設の〔評議委員〕でもある)私ともう一カ寺のS光寺のご住職さんM本さんの二人が、コラボしてこの催しの一コマを持たせていただいたという訳である。
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 その時の様子が上の(写真)である。
 今回は二人の宗派の違う僧侶(M本さんは浄土宗・僕は浄土真宗)が力を合わせて(?)、持ち時間20分をフルに使い、テーマを一つに絞込み、
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 ・・僕は紙芝居「二つの墓穴」という福祉的な物語をして、M本さんはその話に今流の講釈を入れ、仏教がただの〔机上の空論〕ではないことを熱弁された。(話が堅くなってはいけないので、物語に出て来る〔スコップ〕の実物をも使いながらお話した。僧侶が会場にスコップを持って登場したから、もうそれだけで皆の注目を集め、そして会場は爆笑だった)
 反省すべき所も多々あったが、理事長や他の評議委員、そして村のみんなから盛大な拍手を頂いたので、今回はこれで良かったとしよう。
 

坊さんポスターへの落書き

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 (上の写真)は、昨日、『お寺の出前』に行って来た有料老人ホーム『スーパーコート堺 白鷺』内の廊下に貼ってあったポスターである。
 あまりにカワユかったので、写真に取った。
 ・・・が、よく考えて見れば当の本人(私)は、こんなカワユくない。
 ・・で、黒マジックを借りて、
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 (上の写真)のように〔落書き〕をさせて頂き、より、本人に近づけてきた・・つもりだ。
 これを見て、このポスターを作ってくださった看護師さんは、爆笑して下さった。
 ・・が、お年寄りの方々は、「ほ~、なるほど」とかしこまって感心して下さり、こっちが恐縮してしまった。(「あの~、ココ笑うトコなんですけど・・・」〔笑い〕)

変更の変更は、中止なのだ!

 前回のブログの続きになってしまうが、《お葬式》の執行が今も続いている。(先週だけで三回あった)
 ・・それで、平成8年から〔皆勤〕が続いていた、毎月一回の特養老人ホーム『白寿苑』での《紙芝居法話会》が、今月遂に中止になってしまった。

 これは先週、お葬式が入った為に、日にちを今日に〔変更〕してもらったのだが、その今日もお葬式が入り、変更日の〔変更〕をお願いしたのだが、施設側との日程調整が合わなくて、遂に中止になってしまったのだ。
 これで〔146回〕続いた、毎月一回の法話会・皆勤記録が、遂にストップしてしまった。(ストップする時がいつかは来ると思っていた)
 誠に残念ではあるが、これは僕の仕事上、仕方のない事なのだ。
 仕事としての〔お葬式〕と、ボランティアの〔法話会〕をハカリに架けたら、どうしても〔お葬式〕を取らざるを得ない。
 これはボランティア活動としての『お寺の出前』の宿命なのである。
 施設側も、そこのトコをちゃんと理解して下さっている、・・・だから申し訳ないが有難い。
 ほんじゃ又、来月から新たに『白寿苑』での〔皆勤記録〕を作り始めるとしましょう・・・か。
 

報恩講、報恩講、報恩講、お葬式、お葬式・・・

 この一週間、忙しい・・・。
 月曜日、近隣寺院の《報恩講法要》へ(昼)・(夜)の部への出勤〔勤行〕。その間に、うちのお寺の大掃除。
 火曜日、うちの寺の《報恩講法要》。(昼)(夜)の出勤と接待。深夜、檀家さんの死亡連絡が入り〔枕経〕。
 水曜日、近隣寺院の《報恩講法要》へ(夜)の出勤と〔紙芝居法話〕。深夜、檀家さんの死亡連絡が入り〔枕経〕。
 木曜日、檀家さんのお葬式〔通夜法要〕。明日の老人ホーム『お寺の出前』の延期を連絡。
 金曜日、檀家さんのお葬式〔葬儀告別式〕。と別の檀家さんのお葬式〔通夜法要〕。
 ・・そして明日、土曜日はお葬式〔葬儀告別式〕。その後、村の秋祭り。
 この一週間、本当に忙しかった。
 いや、まだ「忙しかった」と過去形で終らしてはいけない・・。
 明日は明日の大事な予定があり、その後、どのような事が一寸先に待っているか、それは今は何もわからないからだ。
 今日一日は一回こっきり。今やらねばならない事を、精一杯頑張ろう!・・と思う。
 (こんな内容のブログを書くなんて、僕も相当疲れているようだ・・な? 又、栄養ドリンク買わなあかんなぁ。〔笑い〕)
 

〔裸のつきあい〕の法事

 先日、或る檀家さんの五十回忌の法事があった。
 ・・その以前、施主さんの奥さんから電話で、「この〔五十回忌〕で〔年忌・法要〕を切り上げようと思っているのですが、家でのお勤め〔読経〕の後、バスで〔温泉旅館〕に行き《食事会》を開こうと思っているのですが、お願いできませんか?」と連絡が入った。
 僕の仕事は御家での〔読経〕だけだと思い、「かしこまりました」と返事をしたら、その後「住職さんも、一緒に温泉旅館に行って欲しい」と頼まれ、そしてできるなら「・・温泉にお父さん(83才)と一緒に入ってもらいたいのだが・・」と言われた。
 ・・というのも、そこのご主人はお酒が飲めなくて、宴席ではすぐに退屈され、おそらく、すぐに温泉へと行ってしまわれるであろう。・・が、我家は女兄弟ばかりで男がいない為、お父さんが温泉の中で倒れてはしまわないかと心配なので、それで僕に見張ってて欲しい、という事なのだ。〔笑い〕・・という事を恐縮そうにおっしゃられた。
 「そのような理由があるなら、良うございますよ」とお引き受けし、宴席では、その御主人の横に座り、案の定、すぐに温泉に立って行かれようとされたので、奥さんと目配せし「僕も温泉入らせてもらいます」と言って(人目を気にしながら、坊さんの着物姿で・・〔笑い〕)ついて行き、服を脱がせてあげたり、着せてあげたりして、介護のような(笑い)気持ちで、温泉にご一緒させていただいた。
 そして、湯上り上機嫌のお父さんと、宴席に又帰って来てから、お茶でカンパイして、又、奥さんとの目配せもしっかりして楽しい時間を過ごさせていただいた。
 なんとも気持ちの良い・・が、変わった〔年忌法要〕であった。

神社の中での『読経』

 先日、僕の知り合いの弟さんが亡くなられた。
 その方は、京都の或る神社の社務所で住み、(神主さんではないのだが)留守居役をされていた。(神主さんの居ない神社なのである)
 この方の奥さんはすでに亡くなっておられたので、社務所内に仏壇があり、後を誰も守る事ができない為に、所帯道具(仏壇も)をここから移さなくてはならなくなった。
 それで、僕に〔遷仏法要(仏様に移ってもらう儀式)〕をして欲しいと、この方のお姉さんが頼みに来られて、おととい行って来た。
 
 こちらの神社は〔鎮守の森〕があって、想像以上に大きかった。(昔、NHKの「ゆく年来る年」の中継先にもなったそうだ)
 僕はこの、今はカラスとスズ虫の声だけがする神社の社務所で、仏壇にお参りをさせて頂き〔遷仏の儀式〕を無事に終えた。
 静かな神社の中で、お経を読経するという、何とも不思議なお勤めであった。

浄土宗《児童教化連盟 研修会》への出前

ファイル 185-1.jpg (研修会場の様子)
 昨日、大阪は天王寺区にある〔浄土宗・大阪教区 教務所〕へ、《児童教化連盟 研修会》の〔出前講演〕に行ってきた。
 ちなみに僕は〔浄土真宗〕なので、こちらの宗教と《宗派》の違いはあるのだが、理事長さんが「子供の(道徳教育)に宗派の違いなど関係ありません。どうぞ、いつもと同じようにお話して下さい」とおっしゃって下さったので、お言葉に甘えて(好き放題〔笑〕)しゃべって来た。
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 参加者は、若手僧侶の方が2~30人程であったか。
 違う《宗派》の方にお話するのに、最初多少の緊張感はあったのだが、「僕も《仏教大》の卒業生です。(注:浄土宗は《仏大卒が多い》」と言ったら、とたんに空気が和やかになったので、同郷の力は大きいと改めて思った。
 そして話の内容は、《子供の情感に訴える『紙芝居』の力の面白さ》を中心にお話し、最後に皆と意見交換をした。(浄土宗にも〔腹話術〕や〔手品〕が出来る若手僧侶がいる事に感心し感動した)
 その後、近くの居酒屋で懇親会を開いて下さったので出席し、懐かしい〔仏大〕の思い出話に花が咲いた。
 

《針》と《糸》

 今日〔月忌参り〕をさせて頂いた、檀家さん宅での話・・。

 玄関前まで着たら、何やらお家の中から〔おばあちゃん(85才)〕と〔ご子息さん(65才)〕の言い争う声が聞こえてきた。
 僕が中に入ると、ご子息さんが、「あぁ、住職さん、ちょうどエエ時に来てくださった!今、お母ちゃんとケンカしてましてん。『この《針》に《糸》を通せ。お前、私より若いねんから、すぐ出来るやろ』と言いよりまんねんけど、ワシも65才でっせ。目も悪くなってんのに、そう簡単に通せまっかいな。 〔虫眼鏡〕を使ってやってまんねんで。・・そら、お母ちゃんに比べたら若いやろうけど、・・だんだん腹立ってきて、今ケンカしてましてん。住職さん、この《針》に《糸》通してもらえませんか?」と言われた。
 僕は「おやすいご用で」と言いながら、僕も最近、老眼が出て来た為、メガネを取って、針に糸を入れたら、一発でうまくいって内心ほっとした。
 ご子息さんは、「おおきに。お母さんからもよーくお礼言うときや。住職さんが来るのが、後一時間遅かったら、後一時間ケンカしとかなあかんかったわ。ははははっ」と笑われた。そして僕もそのお母さんも一緒に笑った。

 それだけの話なのだが、帰り道、『確か〔仏典〕にもこれによく似た話があったなぁ』と思い出した。

 ・・はっきりとは覚えていないのだが、確か、おシャカ様のお弟子で〔目の悪い方〕がおられて、《針》に《糸》が通らないので、誰かに助けてもらおうと「どなたか、私の為に《徳》を積もうと思われる方はおられませんかー?」と訴えていたら、そこにおシャカ様が来られて「私も《徳》を積みたいので、やらせてくれるかな」言われた。
 お弟子は「とんでもない。あらゆる《徳》を身につけられたおシャカ様には、今さら《徳》を積むなどは必要のない事」と拒んだら、おシャカ様は「私も世界の人々の為に《徳》をもっともっと積みたいのだ」と言われ、《針》に《糸》を通された。・・・と、そんな話があったような気がする。はっきりとは覚えていないのだが、そんな話を思い出した。

 ひょっとしたら、今日、僕もひとつ《徳》を積ませていただいたのかもしれない。はははっ。

島田病院・はぁとふるグループ 『看護部研究発表会』への出前

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 昨日、羽曳野市にある医療法人『島田病院』と社会福祉法人『はぁとふるグループ』の、両法人主催による〔看護研究発表会〕に《ゲスト講演者》として『お寺の出前』に行ってきた。
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 こちらは勉強熱心な総合病院と施設のようで、毎年、このような《看護師さんや介護師》さん達の独自の〔研究発表会〕を院内で実施されているらしい・・。
 光栄なことに、僕はこの発表会の〔第一号〕の外部からのゲスト講演者として、お招きいただいた。

 お寺に講演を頼みに来られた主催者代表の〔看護師さん〕の話によると、「終末期における患者さんとの関わりに対しては、どうしても宗教を切り離す訳にはいかず、直接、〔宗教者〕から話を聞きたい、・・かといって堅苦しく難しい話をする〔宗教者〕では、皆が興味を持たない」・・ということで、悩んでいたら偶然、このHPを見つけられ、白羽の矢が僕に発ったという事だ。〔喜んで良いのやら?・・・(笑)〕

 当日、病院に《僧侶》の着物姿で入って行ったら、「そのかっこで、来てくださって本当に嬉しかった」と言われた。〔どういう意味やろ?僧侶の服装って一種のパフォーマンスなのだろうか?・・ようわからんわ(笑)〕

 話の内容は、主に《仏教では(生と死)をどのように受け入れるか》というテーマに絞って、講演は無事に終ったが、はたしてその期待にうまく応えられたかどうかはわからない。
 ・・が、今回のこの発表会のレジメに『今回この会で「ステキ・おもしろい!」と皆で共に感じ、喜びを分かち合いたい・・』と書かれてあったので、「ステキ」は無理だったが、「おもしろい!」はうまくいったのではないかと自負している。(なんのこっちゃ・・〔笑〕)

 結果はともあれ、《僧侶》が病院内で《看護師さん達》に仏教のお話をさせていただけたという(面白い)事実に、僕は今、充分満足している。ほんま貴重な経験をさせていただきありがとうございました。感謝、感謝でございます。ありがっとさーん。
 

本年度『紙芝居創作合宿』終了!

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本日、本年度《観念寺》『紙芝居創作合宿』が終了した。
 今年は、諸般の事情により、参加者は、主催の〔南医師(写真)〕一人だけとなった。
 ・・つまり《たった一人の合宿研修会》となったわけだ。
 このような事は始めてだったのだが、〔これはこれで良いだろう〕と思い予定通り行った。

 南医師は、まじめで面白く、頭の柔らかいハチャメチャなドクターである。
 現在、〔枚方〕で『在宅ホスピスあおぞら』の所長をされ、かつ、日本でもまだ数少ない『デイ・ホスピス』の担当医師もされ、その合間に『大阪大学・大学院』の医学研究生たちに〔実習指導〕もされている。
 こんなに凄い方がなぜ、毎年『紙芝居』を作りに来られているのか?
 それは、在宅で『往診』するにあたり、末期の患者さんに〔痛み止めの点滴〕をする以外、何も施す事ができないもどかしさに悩まれ、その結果、『紙芝居』を見てもらう事が《心のケア》に有効であることを悟られたからなのだ。
 それで、ご自分の〔往診体験談〕を『紙芝居』にして、毎回患者さんに見てもらい、時には笑い、時には涙してもらって、仕事に活かそうと決意され、作りに来られているのだ。(ホンマに医者の鏡のような人です!・・医者仲間からは〔変人〕だと思われているそうだが・・、僕は現代の〔緒方洪庵〕だと思っている)
 話が長くなったが、昨日・今日の合宿で南先生は、再来月、大阪『遺族の会』で、披露する予定の『リカさん、雲にのる』という紙芝居を完成された。
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 〔あらすじ〕はまだ皆には内緒なのであるが、未亡人〔リカ〕さんが、〔愛する夫の残したものをコヤシにして、子孫が立派に成長していく姿を見つめる〕というストーリーである。
 本人曰く「納得できる作品が完成しました!」と大きな声で言われたので、披露され、その反響を聞くのが今から楽しみである。 

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