住職のつぼやき[管理用]

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〔生・老・病・死〕の現場に『紙芝居』!

 昨日、地元の『小学校』の校長先生から、お電話を頂いた。
 内容は、来月、小1と小5の生徒に〔総合学習の一環〕として、授業中に『紙芝居』をして欲しいというご依頼であった。(今の子供たちに、《昔話》をして欲しいと頼まれたのである)
 これまで、子供たちには、〔お寺〕や〔学童保育〕などで、紙芝居を見てもらった事はあったが、公立の小学校で演じるのは今回が初めてだ。
 緊張もするが、楽しみでもある。
 ・・これで、僕の作った『紙芝居』は、〔生・老・病・死〕のすべての現場で、演じさせて頂くこととなった。(なぜ、こうなったのか、よくわからんが、・・本当に嬉しい!)

 〔生〕は、《生きるエネルギーが溢れる現場》と捉え、若者たちの集まる〔ライブハウス〕や、今回のような〔教育現場〕などでの『紙芝居』。(後、『助産院』などでさせて頂けたら完璧なのだが・・(笑))
 〔老〕の現場は、いつも演じている〔老人ホーム〕や〔老人会〕での『紙芝居』。
 〔病〕の現場は、〔病院〕や〔ホスピス〕。
 そして、〔死〕の現場は、〔お葬式〕や〔法事〕の席での『紙芝居』である。

 『医療と福祉と宗教との連携ができたら・・』と考え、始めたこの活動であるが、今、予想を遥かに超えて、あらゆるジャンルから求められるようになってきた。
 これからも、《ご縁》を戴ける、あらゆる〔ジャンルの現場〕には、(僕の活動主旨を理解して頂いた上で)なるべく、『出前』をさせていただきたいと思っている。 

特養老人ホーム『あんり』のお話会のおはなし

 ・・今、特養老人ホーム『あんり』から帰って来た。
 今日は、この施設内での月例『お話会』の日なのである。
 いつもは、『紙芝居』を持って演じてくるのだが、今月から、趣向をちょっと変えて、3時の〔おやつ〕を一緒に食べて雑談をする『お話会』にしてみた。
 フロアーのテーブルを二つ引っ付けて、お茶とおやつ(今日はカステラだった)を味わいながら、皆(8人ぐらい)で、べちゃべちゃと30分間おしゃべりをしてきた。(もちろん僧侶のかっこうで。)
 話題はというと、〔バレンタインディの話〕から、〔プレゼントの話〕になり、〔チョコの贈り物〕から、〔ホワイトディのお返し〕に移り、(・・「ほら、あれやがなぁ。白かピンクの記念日やったなぁ?」と聞かれたので僕は「それは『ホワイトディ』でしょう」と言ったら、「それやがな!男はんが、おなごに下着を贈る日やがな」と答えて下さり、皆爆笑だった。「ちょっと、ちゃうやろ・・」)。それがキッカケで、隣のおばあちゃんが「そう言うたら、私等みんな、ノーブラやで、おじゅっさん。」と言われたので、「そんなん言われたら、僕はどう返答したら良いのですか」と答えて、又、爆笑だった。
 そこから、話題は完全に〔下着の話〕一色になり、最後は「この頃、男はんも、ブラジャーするらしいで。テレビで見たもん」とある方が言われ、間髪おかずに、その隣の女性が「ほなら、ブラジャーの中に何を入れるねんやろ?・・私はりんごやと思うわ」と言われて、「そんなあほな・・大きすぎるわ。もうちょっと小さいもんがええなぁ・・。でも、その後、果物どうするのやろ?私は・・、」とあらぬ方向に行ってしまい、仏教の話題は何一つ出ずに、今日のところは時間となった。
 ・・帰りに、写真を写しに来ていた事務長が、「今日は良かったですわー。いつも下向いたまま、何もしゃべらない方が、話題に参加されてましたからねぇ。又、こんな調子で来月お願いします」と言われ、「はい」と僕は苦笑し、下を向いて施設を後にした。〔笑い〕

早朝、インターホンが鳴ったら・・、(《笠地蔵》みたいな、お爺ちゃん)

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 今日の早朝、突然インターホンが鳴ったので、玄関先に出てみたら、スクーターから降りてきた、頭に手ぬぐいを巻いた〔檀家〕のお爺ちゃんが、『いつも世話なって、おおきにやで。・・これ、今畑で採ってきた大根と白菜や。まだ土付いてるから洗うて食べてや。ほなぁ、さいなら・・』と言って、玄関先に(写真)の野菜を置いて、「あっ」という間に帰ってしまわれた。
 それは、まるで昔話の〔笠地蔵〕のようであった。
 このような事は時々あるのだが、先日、老人ホームで紙芝居の『笠(かさこ)地蔵』を演じたばっかりだったので、思わず可笑しくて(有難いのに)笑ってしまった。
 そういえば、あのいつも親切なお爺ちゃん。頭もツルツルで、ずんぐり体型でほんまに『笠地蔵』そっくりや。
 こんどはインターホンを鳴らさずに、『じょいやさ、じょいやさ・・(笠地蔵の掛け声)』とやって来てほしいなぁ・・。(そんな罰当りな事を言うたらあかんなぁ・・〔笑い〕)
 ・・それはそうと、スクーター乗るときは、ヘルメット被りや!

あぁ、何故かとても悲しい・・・

 今、『特養老人ホーム 甍』から、帰って来た。
 今日は、今年初めての《講話クラブ》の日でもあり、ちょっと張り切っていた。
 ・・が、今とても悲しいというか、寂しい気持ちで一杯である。
 それは何故か?・・答えは、皆さん凄く《お年》を取られたように感じたからである。
 この施設に最初に寄せて頂いたのが、平成13年の2月だったから、約8年が経つのだが、最初からこのクラブに来られていた方の顔ぶれもずいぶんと変わった。
 今日、皆さんの前に立って、一年の最初のご挨拶をした時、改めてその事をすごく感じたのだ。
「あぁ、あの方も、あの方も、もういないのだなぁ・・」と。
 又、あまり攻撃的な言葉を使わなかった《認知症》の或る女性も、今日は「自分の大切な数珠袋のセットが、ここで無くなった!」と随分周りに、そして僕に当たり散らして居た。

 そして、話が終ってから、一生懸命、今日の話の感想を言って下さった(このクラブのファンの)女性の言葉も、今日は何を言っておられるのか、全くわからなかった。(僕は笑顔で解ったような顔をして頷いていたが、相手は話が通じていない事を薄々感じておられるようで、・・僕はつらかった。よだれを拭きながら何度も喋ってくれたのだが、それでも解らなかった)
 僕がいつも教えを乞う車椅子のTさんの言葉も、うまく聞き取れなかった。

 「みんなお年を取られたのだ!」
 そんな話を帰りに女性職員に話したら、「私もそれは感じてます。ここに就職して4年。三分の一の方の顔ぶれが変わりましたので・・。
 又皆さん、それなりにお年を取られましたが、・・でも、この一階のフロアーに降りて来られる方はまだ良いのですよ。上の階で、もうベットから動けなくなった方とかは、もっとお辛いですよ」と言われた。
 僕もいずれ、そうなるのだろうが、「あぁ、年を取るって、本当に悲しいなぁ・・」と帰り車の中で一人叫んだ。


 

雅楽演奏会

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 おととい、特養老人ホーム『白寿苑』で、今年最初の《法話会》を行った。
 今回は一月の〔特別編〕として、ゲストに私の近隣のお寺の《若手僧侶=〔石川南組寺族青少年会〕》の皆さんにお越し頂き、『雅楽演奏会』を開いた。 (写真参照・二階から撮った!)
 テレビやテープなどでしか、あまり馴染みの無い〔雅楽〕の生演奏に、驚きと笑顔、そして拍手々で、会場のお年寄りの皆さんは大変感動しておられたようだ。
 「ええ、《目》の正月させて戴きました・・」とか、「お香の香りまでして感激しました」とか、「又、来てくださいね・・今度いつ来られるの?・・来月?(笑い)」とか、たくさんの感想を聴かせて頂いた。
 『石川南組寺族青少年会』の皆さん、お忙しい中(夜にも関わらず、)ボランティアで来て下さり、本当に有難うございました。
 ・・・又、来年か、再来年?・・来月?(笑い)、よろしくお願い致します。合掌

昨日の金剛山

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 昨日は寒かった!
 僕はお寺の近くの〔檀家さん〕宅へは、自転車で〔お参り〕に行っている為、昨日の寒風は本当に堪えた。
 さて、この(写真)は、そのお参りの途中で撮った(左)葛城山、(右)金剛山の風景である。(キレイだったので思わず手持ちのカメラでシャッターを切った。(・・いつも何を持ってんねん?僕のカバンはドラえもんのポケットのようなもの・・笑)
 この二つの山、頂上は薄っすらと雪を被っているが、明日には中程まで白くなるであろう。
 うちの〔檀家総代〕さん=(お寺の信者さんの代表)は、この(写真右)の標高1125メートルの金剛山に1700回も登っておられる。(一回登ったら、頂上の小屋でスタンプを〔一つ〕押してくれるらしい・・)
 会社を定年退職されるその少し前から登山を初められ、今はおよそ週一・二回のペースで、この回数なので本当に凄い!
 お参りに行ったら、たいてい〔山〕の話である。
「院主さんも、今年は一緒に登りましょうね」と毎回誘われているが、なかなか実現できない・・でいる。
 今年こそ、足腰鍛えて(総代さんの足でまといにならぬ様・・)一緒に登山したいと思う!

新年会 〔2009〕

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 昨日は、我が寺《観念寺》の新年会の日。
 例年の如く、二階の本堂で〔お勤め〕した後、一階のホールで〔新年会〕を開く。
 今年のメダマは、地元の女性ボランティア団体:《やまゆり》さん達による、《大正琴》の生演奏であった。(写真)
 皆で〔お善哉〕を頂いたのち、お正月の〔一月一日〕という曲から、〔荒城の月〕・〔知床旅情〕など、全八曲を演奏して頂いて、檀家の皆さんと共に〔お正月の雰囲気〕を楽しんだ。
 その後、恒例の《ビンゴ・ゲーム》をして、全員に(デパートの『福袋』の中身で作った景品)を手渡し、午後9時に閉会とした。
 お餅を焼く〔ホットプレート〕のコンセントが、抜けていた事がわからず「今年はなかなか焼けんなぁ・・」と、何ともトボけたハプニングはあったが、(そら、焼けんわ!(笑))結果的には皆さん楽しんで頂けた様で良かったと思っている。
 

突然の来客!

 昨日、お寺に突然の来客があった。
 それは一組の〔老夫婦のお客様〕で、三重県よりやって来られた。
 「・・私は、こちらのお寺〔観念寺〕の(七代前の)住職の子孫なのです。今、自分たちの〔先祖〕のルーツを調べているのですが・・、するとこちらの〔お寺〕に往きつきまして・・、突然やって来てすみません」とその奥さんは言われた。
 そして、「このお寺の(七代前の)○○という名の住職について、色々と教えてもらえませんか?」と続けて言われた。
 確かにうちのお寺に、昔(幕末から明治初期に)その名前の住職は居られた・・ようだ。(お寺の過去帳に載っていた)
 ・・が、僕とその住職とは何の血脈も無いため、どのような方であったのか一切わからない。その方についての資料も無いに近い。(その住職が亡くなってから、家族はお寺を出られたらしい。以後、うちのお寺は代々血脈のない住職が継いでおられる)
・・で、その事を実際〔資料〕を見ながら、老夫婦にお話ししたら、それでもその奥さんは涙を流して「来た甲斐があった」と、感謝され帰って行かれた。
 お寺には時々、このようなご自分の先祖について教えて欲しいとおっしゃる方が来られる。
 が、お寺の『過去帳』は第三者に見せることができないので、口述で出来るだけお伝えする事しか出来ない。・・が、わざわざ(真剣に)訪ねて来られる方には、できる限りお力になりたいといつも思っている。
 
 

謹賀新年!〔『恩送り』の話〕

ファイル 233-1.jpg(朝の法要の様子・横にいるのは娘)
 あけましておめでとうございます。
 本年も『お寺の出前!紙芝居屋亭』のHPを(どうぞ御ひいきに)よろしくお願いいたします。
 お寺の《お正月》は、勤行で始まります。
 うちの寺は、朝8時から〔修正会(しゅうしょうえ)〕という元旦法要を(ご門徒さんと一緒に)お勤めします。
 それが終わりましたら、場所を移して皆で〔お屠蘇〕を頂き、僕が短い〔お話〕をして、又一年の抱負などを言い合って解会となります。
ファイル 233-2.jpg (ご門徒さんと一緒に談話)
 今年の僕の〔お話〕は、《皆で『恩返し』ではなく『恩送り』をしましょう!》という内容でおしゃべりしました。
 『恩返し』というのは、「恩を受けた人に、そのお返しする」というものですが、『恩送り』というのは、受けた《恩人》だけを特定して恩返しをするのではなく、取り合えず《今》困っている人にその受けた《恩》のお返しする・・、というものです。
 これは『ペイ・フォワード』という外国映画の中でのテーマでもあるのですが、僕は実際に『これは使える!』と思うのです。
 『恩返し』は時を待たねばなりませんが、『恩送り』は、すぐに誰でも実行可能です。
 こんなお話を本日させていただきました。
 結構皆さん、共感して下さり話が盛り上がって面白かったです。

今年の一枚

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 今年は、全62回の『お寺の出前!』をさせて頂いた。
(これは年間で言えば〔六日に一回〕のペースで・・これがおそらく限界であろうと思う。)
 『出前』先では、(僕が忘れない限り)《カメラ》を職員さんに手渡し、写真を撮ってもらっている。
 上の写真は、そんな出前先での今年の〔お気に入り〕の一枚だ。
 この写真は〔老人ホーム〕で、毎月定例の《法話会(講話クラブ)》の様子を写した一枚である。
 この時、僕は僧侶の姿をしているが(ストーリーの進行上)頭には〔つばめ人形〕の帽子を被り、とぼけて『紙芝居』をしている為、皆さん大変リラックスして見て下さっている。・・で、僕もリラックスして顔が緩んでいる。(いや、いつもある程度緩んでいるので、とくに緩んでいるという表現の方が正しいか?・・〔笑い〕)写真の話はここまで。

 ところで、僕はこの『お寺の出前』という、トボけたネーミングがとても気に入っていて、『親しみやすい「僧侶」でありたい!』と常に思っている。
 だから『紙芝居』を一つするにしても、「どうやったら楽しんでもらえるだろうか?」、そして「どのように工夫すれば、説教臭くならなく〔宗教的な雰囲気〕を感じてもらえるだろうか?」といつも考えている。(こんな事考えるのが根っから好きなのかもしれん・・が?!)
 だから、僕のしゃべる話も、作る「紙芝居」も、時々リラックスして理解してもらう為に、ハチャメチャになってしまい宗教の枠をはみ出て脱線が多い。
 でも本来僕は〔懲りない性格〕であり、又「自分のやっている事は間違ってはいない!」と(意固地なまでに)信じているので、これからもこのパターンを変えるつもりはない。
 さて〔まとめ〕に入る。
 ・・『出前先』の皆様、このような考え方の私ですが、どうかこれからもよろしくお付き合いの程お願いいたします。〔見捨てないでね!〕
 来年もどうかよろしく。(軽!)
 又、このブログを読んで下さっている皆さん、本当にいつも有難うございます。
 来年も(もし良ければ)見てやって下さいね。体力の続く限り書きますので。それじゃ、良いお年を!合掌 

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