住職のつぼやき

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紙芝居:『犬たちをおくる日(リメイク版)』(その1)

コロナ禍、スティホームで人と人との繋がりが無くなり、子犬や猫などのペットを飼う人が増えたとか、・・と新聞に書かれていた。がしかし、その反面安易な気持ちで飼ったがゆえに育て方の難しさから、捨てたり保健所に預ける人も増えたとか・・。
 この紙芝居は、原作者の今西乃子先生の許可を得て約10年前に作ったものだ。
 内容は命の大切に考えるドキュメンタリー的なものなのだが、今一度[大人向け]にリメイクして、この時期に全て描き直して作ってみようと思った。
それでは、はじまり、はじまり。
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「ねぇ、ここはどこなの?
それにどうして、僕を置いてご主人は行っちゃったの?
僕とっても不安だよ。これからどうなるの?」
・・と、言いたげな目でこっちを見ています。
 ここは、捨てられた犬や猫たちが集まる動物愛護センターです。
 いったいこの後、この動物達はどうなるのでしょうか?
 これは、そんな捨て犬達と愛護センター職員のお話です。
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 ここは四国の愛媛県動物愛護センターです。
 場所は松山市街の桜の木々に囲まれた山の中にあります。
 このセンターに、愛媛県内20の市や町の犬や猫が回収車で集められます。
 ここでの仕事は、主に二つあります。
 その一つは、犬や猫を飼っている人、又これから飼いたいと思っている人への相談やアドバイス。又、センターにいる犬や猫の新しい飼い主を募集し譲り渡す会[譲渡会]やイベントの実施です。
 これは人と動物が、これから上手に付き合ってゆく為の「知らなかった事に気づいてもらう活動」で、これを[愛護業務]といいます。
 そしてもう一つは、
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家庭で飼えなくなった犬や猫の引き取りや、野犬や野良猫、迷い犬の収容。そしてその処分や焼却です。
これを[管理業務]といいます。
 つまりこのセンターでは、
(1)「犬や猫を可愛いがろうと呼びかける仕事」と、
(2)「捨て犬や猫を処分するという仕事」を行っているのです。
 この二つは、まったく正反対の様に思われがちですが、実は根っこの部分で大きくつながっているのです。
 愛護センターは、犬や猫の処分を目的とした機関ではありません。
 飼い主が、動物への理解や知識が足りない為に放棄した犬や猫の処分を、これからどう減らしていくか、理解してもらうのが目的としてあるのです。
ファイル 2177-4.jpg
プップー、「バックオーライ。ストップ!」
今日も引き取られた犬や猫達を乗せた回収車が帰って来ました。
 つづく

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