住職のつぼやき

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紙芝居:「執(とら)われざる者~二人の僧侶の話」(その3最終回)

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 それを聞いて、兄弟子は平然として答えました。
「お前はまだあの娘に触れているのか?
 私はとっくに下ろしたぞ!」と。
 それを聞いて、弟弟子はハッとしました。
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『そうなのだ・・。
 女性に触れ続けていたのは私の方だ。
 兄弟子は、もうとっくに女性を離しておられる。
 こだわっていたのは、私だ。
・・兄弟子は日頃より、(戒律)規律の大切さを分かっておられる。・・が、それに縛られることなく、目の前の苦しむ人を助けられた。
 規律より大切なものが、そこにあったのだ!
・・あぁ、私は執(とら)われていた。
 もっと自由な心で、修行せねばいけないな・・南無仏、南無仏。』と、若い僧はこころでつぶやきました。
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そして、二人の僧の旅はさらに続いてゆくのでした。
おしまい
(終わりに)
 さて、我々は自分で決めた物事にとらわれ過ぎ、自由に動けなくなりがちです。 
 目の前の本当に大切な事を、見失っていないか考えてみることも必要かもしれませんね・・。

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