住職のつぼやき[管理用]

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「白寿苑」での新作初披露

 長いこと掛かってようやく完成した『大阪の川の流れを変えた男 中甚兵衛ものがたり』の紙芝居を、昨日、初めて『特養 白寿苑』で披露させて頂いた。(いずれ、このホームページで紹介させて頂きます)
 お彼岸の時に演じる紙芝居として、この作品が相応しかったかどうか解らないが、皆さん、熱心に聞いてくださり、たいへん嬉しかった。(職員のK君などは、「感動して涙ぐんでしまいました」とまで、言ってくれた。・・ちょっとオーバーとちゃうか?・・K君は最近、涙もろいねんなぁ。)
 江戸時代の中頃に、執念ともいうべき熱意で、大和川を付け替えた男、中甚兵衛の生涯をわずか14枚にまとめるのは、至難の業でした。
 この紙芝居を完成さすまで、実際、甚兵衛の生家、墓、資料館、そして新大和川の全流域を取材させて頂き、今、ここにようやく完成することができて感無量です。
 昨日、披露させていただいて改めて思ったのだが、(甚兵衛さんみたいに)人間の情熱、不屈の精神というものは、年齢など関係ないと思った次第です。
 甚兵衛さんには、遥かに及ばんけど、僕もその精神を(何歳までやれるか解らんが、)継承できればと、そんなことを思った。
・・まだまだ、作りたい(そして、皆さんに紹介したい話の)紙芝居が一杯あるので・・。たとえば、「(狭山池の石棺)重源さんの話」、「(12万体の仏を彫った)円空さんの話」、「(生涯歩き続けた遊行僧)一遍さんの話」、「妙好人(お軽同行、大和の清九郎、有福の善太郎、詩人金子みすずさん)の話」など、エトセトラ、エトセトラ・・。
 

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