住職のつぼやき[管理用]

記事一覧

※画像をクリックすると拡大されます。

《看護の日》にあたり・・ 『平成版 私訳 看病用心鈔』

ファイル 105-1.jpg

 昨日は《看護の日》・・、ナイチンゲールの誕生日だった。
『お寺の出前の会』をやっていた頃、この『〔ナイチンゲール〕に負けてたまるか!・・かつてこの日本でも《看護》の本は有ってんぞー、胸を張れニッポン!』と日本人に《エール》を送りたくて、(先日、このブログでも紹介した)『看病用心鈔』の小冊子を作り《頒価 八百円》で出版した事がある。
 実はこの冊子、今でも時々地方から〔電話注文〕があってお頒けしている。(今でも在庫がたんまり有るが、別に儲けたいが為に作ったのではないので、売れなくてもかまわない。・・本当は三百円ぐらいにしたかったのだが、『紙芝居』を挿絵としてカラーで載せたのでこの値段になってしまった)
 実は、どうしても僕はこの『看病用心鈔』という〔仏教看護〕の本を、読み安くして世に出したかった。絶対にこの書物は《医療と福祉と宗教》の架け橋になるであろうと思ったからである。(一部の大学の研究書としてしまって置くのはもったいないと思ったのが本音だ)
 この書と出会って一番驚いたのが、実は僕で、「日本にここまでターミナル・ケアを事細かく解説する書物があったのか」とマジでびっくりした。その気持ちが日に日に大きくなって、出版となったわけだ。
 小さな冊子ではあるが、ご縁があって有難い事にあの『聖路加病院』の理事長である《日野原重明》先生に推薦文も書いて頂くことができ、『医療』の世界に少しだけ、知れる事ができた。・・もうこれで十分だと思っていたら、まだ今もあちこちの病院やお寺から、この『紙芝居』を《医療者》や《ヘルパー》そして《僧侶》の前でやってくれとの連絡があるので、本当に出して良かったなと思っている。
 ・・そんでもって、後はこの書物の内容を少しでも実践してくれるような、そんな《医療・福祉従事者》や《僧侶》の出現を待つだけでなのである。(たのんまっせ!・・誰に言うてんねん??)

上に戻る