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紙芝居: 『インドのえらーいお坊様のお話~頼りになる者の巻』(後編)

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「あなた、この私には、まだ年頃の子供がおりまして・・、その子たちの将来のことも考えてやらねばねぇ・・。
 私が死んだら、どういうことになるか⁈・・心配で心配で・・。」と言って、薬を飲むのを断りました。
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 医者のふりをしている師匠は、次に彼の妻に声をかけました。
 そして、薬を手渡しました。
 妻は考えました。
 そして、やがて涙をためて言いました。
「主人は、今日までの寿命だったのですわ。・・私が死んだらこの赤ん坊はどうなりましょう⁈誰が育ててくれるでしょう?・・この薬を飲むわけにはいけませんわ。」と。
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 そうこうしているうちに、薬の効き目がなくなって、弟子は身体を自由に動かせるようになりました。
 彼はその時、誰一人、自分のものではない事を、はっきり悟りました。
 そして、ベッドから降りて、師匠と共に家を出て行きました。
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 師匠は弟子に話されました。
「これで分かっただろう・・。
 でもただ一人、自分のものと呼べるお方がいる。
 それが、神仏だよ」と。
 おしまい