住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『星に願いを~岩橋善兵衛ものがたり』(その1)

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今からおよそ、200年ほど前の江戸時代のお話。
日本一優れた[望遠鏡]を作り、日本初の天体観望(かんぼう)会を開いた一人が、今からお話します、大阪は泉州(今の貝塚市)出身の岩橋善兵衛(いわはし・ぜんべえ)です。
 彼はメガネ職人からスタートし、独自の研究でやがて科学技術者の一人となりました。
 それでは、たぐいまれな科学技術者、岩橋善兵衛さんの生涯を紙芝居で見ていきましょう。はじまり、はじまりー。
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 善兵衛さんは海沿いの町、貝塚脇浜新町で生まれました。
 実家は魚屋で、次男坊に生まれた善兵衛さんは、長男が親の後を継ぐため、自分はもう一つの副業である(メガネレンズ)磨きの仕事をしておりました。
 そう、江戸時代にすでにメガネはあったのです。
 そしてこの頃、大阪でもガラス細工を加工する仕事が盛んだったそうです。
 善兵衛さんは、小さい頃から手先が器用で、この仕事が得意でした。
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一日の仕事が終われば、善兵衛さんは外に出て、夜空を毎日眺めていました。
 善兵衛さんは星を見るのが大好きだったのです。
「ああ、このメガネガラスを重ねたら、星が大きく見えるなぁ!今夜は月が綺麗が良く見えるぞ。・・でも、本当に月にはウサギがいるのかなぁ。・・月に行く事は出来ないけれど、このガラスを重ね工夫すれば、月の表面は見えるかもしれないぞ!」と、善兵衛さんは妄想にふけながら夜空を眺めておりました。つづく
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(岩橋善兵衛像・貝塚市[善兵衛ランド]より)

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