住職のつぼやき[管理用]

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テレビ放送の影響

 テレビ放送の影響というものは、ホンマに凄いものだ。
 もう、一年も前に放送された番組(関西テレビ『よーいどん』)なのに、今でもちょくちょく「見た」と言われてお客さんが来られる。
 つい先日も、(アポなしで突然)ご年配のご夫婦が「テレビを見て来ました」と言って、泉北から来られた。
 そのお客さんは、「『よーいドン』という番組を見て、こちらのお寺を探して参りました。・・「紙芝居法話」というのは、毎日お寺でやっておられるのですか?・・できれば見せて頂きたいのですが?」とお尋ねになった。(去年の夏に放送されたものなのに、よくぞ、ここをお探しになられて来られたものだと感心した。)
 僕は「自分のお寺では、毎日「紙芝居」を演じてはいないのですよ。・・僕は出前を専門にやってますので。・・日頃は檀家さん宅のお参りをして生活をしておりまして。・・紙芝居法話はいわゆるボランティアでして。」と説明したが、
 「でもまぁ、せっかく遠方から入らしたので、何かリクエストの紙芝居があったら演じさせてもらいますわ。」とも言った。
 「それでは、テレビでやっておられた『長いお箸の話』をお願いします。」とおっしゃったので、本堂でお参りして頂いたのち、披露させて頂いた。
 その後、そのご年配のご夫婦は、喜んでお帰りになられたが、この日この時間、ほんまに、たまたまお寺に居てて良かったと思った。
 ・・つくづく思うのだが、テレビ放映の影響は大きいものだ。一度インパクトがゆくと、月日や時間を超越して、人を動かし始める。観光バスが時々来るようになったキッカケも、このテレビ放送にあったではないか・・。

 余談になるが、今、テレビとラジオのふたつの(出演)番組予定が入って来ている。・・これが放送されたら、いったいどうなるのだろうか。
 新たな出前は、今以上に増えるのか? 
 まぁ、どうにもならんかったら良いが・・(それはそれで少し寂しいかも。〔笑〕)
 でも、これ以上忙しくなるのは(傷んでいる喉のことを考えると)少し恐い。
 

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