(はじめに~)
大阪は「河内長野市」に、『滝畑(たきはた)』という地区がある。
ここに、大阪府下最大の『ダム』があり、その周辺はキャンプ場などのレジャー施設になっている。
一昨年、妻と一緒にこの『滝畑ダム』を見学に行った。
その時驚いたのが、このダムの巨大さよりも、ダム北側の岩壁に掘られた巨大な『磨崖仏』だった。
おそらく案内版を見なければ、知らずに通り過ぎたであろうこの二体の巨大な(観音様・お地蔵様の)仏像群。
僧侶という仕事をしているので、いやでも目を凝らし探して見た。・・そして思った。
この岩壁に掘られた二体の仏像、いったい誰が?何の目的で?いつ?彫られたのか?・・僕の興味はダムよりも(失礼!)そっちの方に向いてしまった。
そして又(笑)、ムクムクとその『磨崖仏』完成までのエピソードを調べたくなり、出来ることなら、その『紙芝居』を作ってみたいと思った。
・・それから一年。ここに来る度に、少しづつ資料を集め始めていたそのような時、『かわちながの観光ボランティア倶楽部』〔滝畑地区担当〕の方々と知り合うご縁を頂いた。
こちらの倶楽部の方々も、滝畑の磨崖仏の「紙芝居」(のようなもの)を作りたいと考えておられ、それを使って見学者の方に説明案内したいと思っておられたらしいのだ。
「これはご仏縁だ!やはり、今作らねば・・。」と勝手に決心し、(又ご依頼もあったので)倶楽部の方々からいろいろと資料を頂きながら、なんとか(故人のプライバシーにも考慮し、想像力を膨らませながら)完成までこぎつけた。
それが、今回の紙芝居である。
尚、実際の《生》の紙芝居を、『滝畑ダム』現地の大迫力の中で、ボランティアガイドさん案内の元に見られたい方は、『河内長野市市役所商工観光課』(電話)0721-53-1111〔かわちながの観光ボランティア倶楽部〕まで、お問い合わせ頂ければ幸いである。(要予約2名以上で、参加者1名につき100円の運営協力費をお願いしたいとのことだ。)又、この時『紙芝居』も可能かを聞いて頂きたい。)
前置きが長くなったが、それでは紙芝居のダイジェスト版を見て下さい。・・はじまり、はじまり~
皆さん、『磨崖仏(まがいぶつ)』って知ってますか?
『磨崖仏』とは、自然の岩壁に彫刻された仏様(仏像)のことです。
大阪は、河内長野市『滝畑』という所に、この磨崖仏があります。
この仏像は、昔のお坊さんが彫ったものではありません。
又、プロの彫刻家が刻んだものでもありません。
実はこの仏様、一人の『郵便局長』さんが彫ったものなのです。
その方の名は、『夏目庄吉』さんとおっしゃいます。
夏目さんは、河内長野ご出身で、『特定長野郵便局・初代郵便局長』をなさっておられました。
この方が、50才近くになられた時、突然、滝畑地区の岩壁に『磨崖仏』を彫ろうと決心されるのです。
その理由は・・? つづく
マロンさん 2012年01月24日(火)18時56分 編集・削除
早速の掲載を拝見して、感激を新たにしました。御住職の御家庭の温かさと、何でも挑戦される御住職に脱帽です。
あちこちに輪が広がって行けば素晴らしい事です。
狭山博物館のガイドの仲間に話したら、一度お伺いしたいと話して居ました。彼らも小学生相手にタコ造りや色んなイベントを計画中です。又堺のボランティアの女性も一度訪問したいと、案内を依頼されて居ますので、よろしくお願いします。