8月23日早朝、本堂に集められた「生活支援物資」を車に積んで、被災地へ出発。
今日の目的は、これらの物資(お米・カップライス・シャツ・タオル・靴下・蚊取線香などの生活必需品)を、南三陸町を中心に配達することである。
東北自動車道を走り、いくつもの山を越え、海沿いの南三陸町が見えて来た時、息がつまった。
360度、すべて町が瓦礫となり、廃墟となっていたからである。(テレビで見たまんまであった。)
この町は、ほとんどの住人が仮設住宅や他府県へ避難して居なくなっている。
それで僕たちは、その仮設住宅とその近くの集落へ、物資を運ぶことになった。
(区長さん宅)
集落の区長さんは、そら喜んでくださった。
「へぇ、そんな皆さん、遠くから・・。行政からの物資支援では足りませんので助かります。仮設にはまだ半分しか入ってません。入ったら、たちまち支援受けられなくなるから、皆、入るのを躊躇っているのです。・・だから、物資は私の家に運んでもらって、仮設に住む皆さんに、ここまで取りに来てもらって分配しています」などなど。・・こんな今の現実的問題を聞かせて頂く。
最後、皆で記念撮影。・・いつまでも、僕等の車に手を振って下さっていた。 つづく
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被災地に立つ その2
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カンネン亭 2011年08月28日(日)21時42分 編集・削除
愛子さん
被災地では、いろいろと考えさせられることがありました。
東北と関西の温度差も大きかった・・。いろんな意味で。
愛子 URL 2011年08月28日(日)00時36分 編集・削除
仮設住宅が有っても、
入るのに躊躇する現実。
どうなっているんでしょう・・・
本当に、私たちが今出来る事って
なんなのか、考えさせられます。
もう長袖が必要なんですね・・・